飽きた!(柳ぐだ♀注意)

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私(わたくし)の両親が、事故により他界してから早数ヶ月。
たくさんのご親族の皆さまにお世話になった――悪く言えば盥回しにされ――ためか、引き取り手が見つかったとの報告を受けた時の私は本当に喜びの一言しかありませんでした。

やはり人間、ひとつの場所に留まるべきなのでしょう、既に疲弊していたこの心には一筋の光が差し込みました。

そこから約数日後、転校などの諸々の手続きを済ませた私は、遠戚にあたるその人――柳生宗矩さまの元へと単身向かいました。

最初に目が捉えたのは、程よく日光の入る森の中、広大な敷地に立てられた日本家屋でした。
重厚な門構えは来るものを拒むように大変な威圧感を注いでおりましたから、きっと宗矩さまもこのように気性の荒い方なのでしょうとぼんやり根拠もない人物像を浮かばせていたのです。

しかし、降りてみるとそのような方は見当たりませんでした。代わりに、白鼠の髪を後ろに流した羽織の似合う年配のお方が佇んでいたのです。
その人は水のように、冷たい雰囲気を纏っておりながらも、滝のように


「すみません、今日よりこちらにお世話になります藤丸立香です」

緊張から声は裏返ってしまい、私は羞恥心のせいかほんのりと顔を火照らせました。きっと頬はベニカナメのように赤いことでしょう。

おちんぎん


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