てふてふ

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ピーピーと心電図が鳴り響く
無数の管や点滴で繋がれている
ここは閉鎖病棟。
担当医が今日も来た
僕は目を覚ましてない
幼馴染は手馴れた様子で先生の話を聞いている
もう目が覚めないかもしれない
「面会時間終わるからもう帰るね」
そう言って帰ってしまった
次の日僕は奇跡的に目を覚ました
ここが‘閉鎖病棟’と教えて貰って
担当医から話を受けた
腰椎を損傷したため下半身不随になったという
腹を触られても感覚がない
僕は泣いた沢山ないた
担当医と僕しかいないこの空間
その思い空間が嫌だった
全ていえばいい
幼馴染が来た
だけど幼馴染ってことは覚えてるけど自分の名前を思い出せない
幼馴染にすべてを明かした幼馴染はそれでも好きだよと言ってくれた
僕はないて…
あぁ…ごめんね幼馴染に買ったブランドの服を汚して…
今日は桜が綺麗な昼だった
てふてふが飛んでいる
それをベッドからの見てみた
遠くからだけどモンシロチョウだと思う見るだけ見てた
てふてふは遠くに消えてった
桜が散る頃には…僕は…
繁華街っていいな一度でいいから行ってみたい
先生が来てこう話して言った
「…君はもう、リハビリしても歩けないと思う、覚悟をしててほしい」
そう言われて落ち込んだ
「ねぇどうして僕は不幸せなの?」

何ヶ月かすぎた
もう夏になっていた
車椅子で移動して幼馴染と繁華街と言われるところに行ってみることにした
告れるなら友人に頼んだ指輪をあげるんだ
幼馴染と繁華街に行った夜に花火が上がるから丘にでも行こうかな
お昼にご飯食べてから
また夜に丘に来た
花火が綺麗
僕は幼馴染に
「大好きです、こんな僕でも付き合ってください」
そういった
そうでもないと僕が壊れそうだから
幼馴染は
「いいよ、好きだし付き合う」
そう言ってくれた
抱きしめてくれた今日からカップルだね幼馴染?あ、ごめん、もう彼女か
僕は昔の記憶を半分なくしてしまったから昔のことはあんまり覚えてない
だけど僕は昔から好きだったんだ
「昔から好きだったっぽいんだよね」
「俺も昔から好きだったんぽいね」
なんで女の子なのに俺っていうのかわからないでも、そんな彼女が好きだ
世界で1番
8月12日付き合った記念日
9月12日僕と彼女の誕生日。
とりあえずなんかの記念日な気がしてきた
抱きしめて?
あぁ言えないや
もう…
今日は1人で繁華街へ来た
今日は彼女と…僕の…
あれ?あれ?なんだっけ?
思い出せないや…
病院に戻って寝た
何時間寝ただろう
時間はおやつの時間を指していた
やっと思い出したのに彼女来ちゃった
ちゃんと謝ったら今度でいいよと言ってくれた
でも僕には重い負荷
助けてよ先生
重い荷物を背負った僕
僕は…
あぁ…ここで…
彼女が帰っていった
多分、涙を零しながら
抱きしめたい
また歩きたい
でももう叶わない
ごめんね
色々経験して
その日から
2年がたった
カップル揃って17になった
15の僕に会いたいそう願うようになった
下半身は未だに動かない
希望がない
でも立てたりしないかと立ってみた
立てた!
そのまま座ったちゃったけど
先生は進歩と言ってくれた
何ヶ月か過ぎた
ぎこちないけど歩けたよ
すぐ疲れちゃうけどね
「はぁ…」
なぜか彼女は来ない
今日来るはずが来ない
病院にピーポーピーポーと声が聞こえる
もしや事故で…そういう思った
先生から聞いたここに運ばれたと聞いた
その時言われたんだ
心肺停止と…
僕は立ち上がって彼女が寝てる集中治療室へと足を運んだ
僕は…
椅子にぺたりと座った
「もう一度電気ショック!」
その声が響く集中治療室
生きられるかさえ分からない
先生がいいよと言ったので電気ショック終わってた後に手を繋いでみた
すると前まで電気ショックしても心臓停止だったのに、心拍が戻ってきた
このまま…ここにいたいと思った

あとから聞いた話だと車が悪く彼女は悪くないそうで…
1日経っても目を覚まさない
ずっとは居られないけど
僕が…
頭にあることが浮かぶ
‘脳死判定’
僕は即座に椅子の下に潜り込んだ
ガタガタ震えてたけど先生が助けてくれた
「そっちはー先生に任せて散歩に行こう」
そう言われたから行くことにした

中庭を散歩すると気持ちいい
とてもまだぎこちない歩き方だけど
進歩したらしい
ベンチに座って何分かたった
「来てくれ!彼女さんの意識が回復した!お願いだ来てくれ!」
僕は先生に抱きしめられ集中治療室へと足を踏み入れた
どうしたのかと話すと返事をしてくれた
久しぶりの君の声
黙ってはいられない
君の腕を精一杯握った
彼女は驚いてたけど
特に何もなく点滴で栄養を与えられて
その日の夜は寝た

「もう疲れたよなんで?ぼくら悪いことした?」
そう独り言を言い時計を見たら午前二時
ラジオから聞こえるのはなにかの歌…
聞き覚えがあるような…
聞きながらそおっと僕は深い眠りについた
三日後彼女は元気になり退院して行った
夢があるようなないような…
ふと頭をよぎる
もう高校3年生の12月だ
卒業後
僕は看護師になるため専門に進もうと思ったため彼女と少し遠距離恋愛をすることにした
彼女は承諾をした
この2年間で何か僕の心が変わるといいな
ウキウキしながら看護学校へ足を進む
その交差点で僕は…
異様なものを見てしまった
いるはずもない
彼女が車ではねられたのだ僕は慌てて
救急車を呼び
人工呼吸などを試しみる
ごめんね。僕のせいだ
その日もまた病院についたものの目を開けることは無かった
外を見るとやはりてふてふが飛んでいる
青いてふてふもいる
もう…ごめんね…
僕は屋上にあがり
そのまま…
無理だった
今までの人生を考えたらxぬなんて無茶
そう考えて僕は回れ右をして病室へと消えた
一週間経っても目を覚まさない
彼女との思い出は楽しかったのに
もっと作りたかったのに…
もうxぬのかなだとしたら僕のせい
僕は…
涙を流した
それから3日たった時目を覚ましてくれた
奇跡としかいいようがないようだ
僕はまた幸せになれるかな
腕には無数の自傷痕
首にもある
今日つけた傷や前につけた傷もある
自分でつけたモノや傷つけられたモノもある
「あっ…」
頭が痛くなる
そのまま床に倒れ込む
僕も少し意識を飛ばした

意識が回復したその日
彼女と面会し彼女はまた退院するという
また次の日も次の次の日も
ずっと来てくれた
愛してるよ…
こんな僕でもいいならね
このところある薬を飲んでるせいで吐き気がひどい
彼女も心配してくれた

それから数カ月がすぎた

僕の心も変わっていた
メンタルが強くなった
彼女の愛は変わらずだけど

「やっぱり無理ですごめんなさい」

うでにすーすーと切り込む
傷が深く縫う羽目になったようだ
「ごめんなさい」
もういいよ泣かないで
そう言ってくれたけど
僕は彼女を幸せにできるとも限らないし困った
だけどてふてふを見ると気持ちが落ち着くんだ
可愛いじゃん?てふてふ
それから数日が過ぎた
心が辛くなった
助けて欲しいけど無理だった
だって遠距離恋愛してるもん
やっぱり
ぼくおもったんだよね

ねぇ僕が彼氏じゃダメだって
だからぼくは決めたんだ
こんな形だけど


そう思い僕は飛び降りた
屋上にごめんなさいの文字をチョークで書いて

~だけど奇跡的に生きていた
なぜ生きてるのかわからないけど
当分は幸せに暮らしたい
そう思う
だからもう死のうとしないそう誓う

そうこの向日葵のように



駄作でごめんなさい

Сигуの小説垢


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