感動系の小説を書く(70時限目)

小説家同盟 小説 連投ごめんなさい
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最高ランク : 20 , 更新: 2018/04/28 23:38:08

こんにちは!

桜田門外です!

小説家同盟の感動系小説を書きました!

凄く苦戦しましたー

誤字脱字確認しましたが、あったらごんなさい。

後、感動できてるか不明……


最初の方だけは、フランス語で話してる設定で、
『フランス語』「日本語」ってことになってます。

後半は全部日本語です!


では早速どうぞ!↓

□■□■□■□■

『もう少しよ気分は平気?』

『はい。大丈夫です』

流暢なフランス語が車内に響く。
後部座席に腰掛ける少女は、ゆっくりと窓を開けた。
爽やかな風が少女の髪を揺らし、大きく顔を出している太陽は、少女の白く整った肌を照らしていた。

『日本って……』

少女が外の景色を眺め、一つ呟く。

『いい……ですね』

少し顔を明るくさせて、わずかに口角を上げる少女。
それを察し、運転中の五十程の女も微笑んだ。

『ふふ、そうね。きっといい日常が過ごせるわよ』

そうして、車は穏やかに道路を走り続けた。

✽✽✽

午後三時五十分。
車はとある一軒家の駐車場へと停車した。
車から降りた少女は、自然豊かな周囲を眺めてから、ドアの閉まる音で後ろを振り向いた。
そこには、同じく車から降りた、運転をしていた女が立っていた。

その人物は、少女の親戚にあたる。少女の名前はアリス。
そして、この女の名はべツィー。
アリスの父親の弟の婚約者の姉にあたるという人物。
この家は、べツィーおばさんの自宅である。
べツィーおばさんは、車の鍵を閉め、家へと向かって行った。
アリスもそれを追いかける。

ガチャリ

家の鍵を開け、二人は中へと入った。

✽✽✽

『じゃあ、大体案内は終わったわね。ここがアリスちゃんの部屋よ、自由に使ってね。今日は疲れたろうから、早めにご飯にするわ』

そう言って、べツィーおばさんが去るのに、アリスは『ありがとうございます』とだけ言った。
べツィーおばさんに家中を案内してもらったところだ。
今日からアリスは、ここで過ごすのだから。


アリスは、少し病弱なフランス生まれの少女。
幼少期から体力が周りに劣ったりはしていたが、一年前、急に症状が悪化。
入退院・通院を繰り返し、今はかなり回復したのだが、少し場所を移し、休むことに専念したほうがいいとのアドバイスを受け、日本の田舎にある、べツィーおばさんの家が最適という話になった。
アリスは前からべツィーおばさんとの関係もあり、べツィーおばさんも是非と承諾したため、休む期間のみ、アリスは親元を離れ、ここへとやって来た。
体の具合を見ながら、帰国の時期は調整していくという。

数日後からは、アリスはこの周辺の学校に一時転校ということになっている。
それまでに、この環境に早く馴染もう。
そう思いながらも、荷物をまとめ終え、少しの間仮眠をとった。

✽✽✽

『行ってきます』

『はい。気をつけてね』

そして、あれから5日後。
アリスの登校日と日付は変わっていた。
かなり早い段階で、この環境には慣れたので、最近は心做しか心も身体も調子が良かった。
5日の間に何度か通った道を歩き、鞄を片手に学校へと向かった。

✽✽✽

「あ、君がアリスさんだね。僕が担任の山口です。よろしく」

学校に着くと、すぐに職員室へと向かった。
そこには、優しい雰囲気の男子教師が立っていて、アリスを見かけるなり、こっちこっちと呼び出していた。

「よろしくお願いします」

ペコリと頭を下げるアリス。
その様子を見て、山口先生は微笑んで言った。

「日本語上手だね、早速だけど、教室に案内するよ」

「あ、はい。ありがとうございます」

こっちだよ。と合図し、歩き始める山口先生の後を、アリスは追い続けた。

日本語はべツィーおばさんが日本にいたこともあり、昔から勉強をしていた。
だから、こっちでのコミュニケーションに問題はない筈だ。
山口先生のお褒めの言葉も頂き、少し嬉しくなったアリスの足取りは、軽くなったようにも見えた。

山口先生の話によると、もうそろそろすると、HRの時間がやってくるそうで、そのときに自己紹介をよろしくとのこと。
少し緊張してきたが、そこは繰り返す深呼吸の内に、何とか気持ちを作り上げていた。

✽✽✽

「えー、皆さん。今日は転校生がいます。どうぞ」

山口先生の言葉に、ザワザワと声を立て始める教室内の生徒達。
山口先生の合図で、アリスは"二年五組"と記された教室へと入っていった。

その姿を見て、教室内のざわめきは、更に強くなる。
山口先生が「静かに」と言い、やっとのことで沈黙が訪れた。

「じゃあ、自己紹介をお願いします」

「は、はい。えーと……フランスから来ました。アリスです。よろしくお願いします」

それを言い終わると、シンと静まっていた教室内に、ワッと歓声が沸き起こった。
アリスは、嬉しくなって、心の中が駆け回っていた。
クラスの皆は、口々に「よろしく」と笑いながら言っていた。


そしてここから、アリスの新たな学校生活が始まった。




✽✽✽

アリスは、毎日の出来事を日記に書き留めた。
毎日毎日、楽しいことが起きた。
それを忘れぬように、思い出として記録していた。




【七月六日】

今日は皆が歓迎をしてくれた。
新しいお友達も出来た。
悠斗と仲良くなった。
皆優しくて、話していても楽しかった。
気分は絶好調だ。


【八月十五日】

明音という子と仲良くなった。
学級委員らしい、偉いなー
今日の体育はリレーだった。
悠斗は凄く速かった!

【九月三日】

明音の努める学級委員は凄かった。
皆をまとめていて、尊敬した。
仲良くなれて嬉しかった。


【十月二十二日】

涼太が漫画を貸してくれた。
とても面白かった。
少しお調子者だったりする奴だけど、とっても良い人で安心した。
仲良くなれそうで、嬉しかった。


【十一月九日】

今日の体育は久しぶりに、ゆっくりとなら参加できるようになった。
明音がずっとついててくれた。
体調はとても良い。


【十二月二十七日】

朝登校すると、大量の手紙を持った悠斗に驚いた。
どうやら沢山の女子からのラブレターらしい。
本当にこんなモテる人が現実にいたなんて。
少し寒くなってきたせいか、寒気がするようになってきた。早く春にならないかな。


【一月四日】







✽✽✽

一月四日。
休み時間にて。

いつも通り、アリスが立ち上がっただけのこと。
それだけなのに……

ガタン

と大きな音がして、クラスメイトの注目が集まった頃には、もうアリスの意識はなかった。


✽✽✽


目を開けると、そこは白い天井の下。
頭の方から射し込む光に、自分が寝ていることに気がついたアリス。
それは、初めての場所でありながら、何度も体験したことのある状況。

「アリスさん。目が覚めたようですね」

「アリスちゃん。大丈夫?」

そう思ったのとほぼ同時に、とある二人が入室した。
穏やかな雰囲気の看護婦らしき人。
それに続く見覚えのある顔。べツィーおばさん。

「あの、私は…?」

どうなったんですか?その意を込めて、二人に問いかけた。
そして、帰ってきたのは、思った通りの答え。

"アリスさんは学校で倒れてしまいました"

「やっぱり……ここ、病院ですよね?」

「はい。アリスさん……少しの間、ここで休みましょう?」

アリスには、その言葉の意味がよく分かった。
アリスはいきなり学校で倒れ、この病院へと運ばれた。
そして、これは持病の影響なのだろう。
看護婦の言った言葉の意味するものは、"入院"である。

ふと、アリスはべツィーおばさんの方を見た。
べツィーおばさんは、もう既に説明を受けたらしく、頷いている。

「お父さんとお母さんにも承諾は得たわ、どうする?」

そう、選択肢を提示されたが、アリスの答えは、考える前から決定されているようなものだ。

「はい……分かりました。入院…します」

そう、小さく力無く頷くことが、精一杯だった。
べツィーおばさんは、複雑そうに微笑んだだけだった。
それに、アリスが気がつくことはなく。


✽✽✽


【一月十五日】

少し体調は回復したが、やっぱり辛い。
前まではあんなに元気だったのに、いきなりどうしたんだろ?と、何度も自問自答を繰り返した。
本当に、どうしよう…?


【一月二十八日】

体調は随分と回復した。
でも、咳が酷くて、正直辛い。
皆に会いたいな。
早く学校に行けるようになりたい。
もう少しの辛抱。頑張ろう。


【一月三十日】

かなり回復した。
お医者様の話によると、近い内に退院出来るとのこと。
良かった。本当に。
早く皆に会って、楽しくお話したいな。


【二月五日】

数日中に退院出来る!
あー、早く学校行きたい!


✽✽✽


「アリスさん。入りますね」

部屋の外から看護婦の声が聞こえてくる。
アリスの耳に、その言葉は確実に届いた。
が、しかし。中々口を開かない。

「アリスさーん?」

また声が飛んでくる。
分かってるよ。早く入ってよ。

「入りますね」

看護婦は、部屋へと入室した。
そして、すぐにその顔色を変える。
視線の先、真っ青な顔で倒れ込む、アリスの姿があったのだ。


✽✽✽


「うーむ、何か無理をなさりましたか?」

ベッドに横たわって、青い顔のままのアリスに、医者が優しく問いかける。
アリスは、少しバツが悪そうに、顔をしかめながら口を開いた。

「実は、昨日夜ふかしを……」

「やはり、そうですか。体調には気を使わなくてはいけないですよ?」

少し口調を強くして、医者は言った。
それから、しばしの間考え。

「様子を見ましょう。退院はその後で」

そう放たれた言葉は、どういう訳か、アリスの心に重くのしかかった。
元々は自分が無理をしてしまったのだ。
数日後に退院出来ると知って、ずっとワクワクしていたのだ。
しかし、こう体調を崩してしまえば、いつまで引きずってしまうか分からない。
明日には完全復活するかもしれないし、十日経ってやっと回復する可能性だってある。

自分のおかしてしまったミスだが、そのこともあり、ますます悔しい気持ちが溢れそうになった。
しかし、それをどうとする程の力も、今のアリスには無かった。


✽✽✽


その頃、学校では……



「なあ、中々アリス来ないな、大丈夫なのかよ?」

他のメンバーに話しかけているその人物は、前に漫画を貸した涼太。
そして、その言葉に黙り込むのは、運動能力抜群な悠斗。
二人とも普段は軽い調子なのにも関わらず、今はずば抜けて空気が暗い。

それもその筈。
そろそろ退院する頃かと思っていたものの、いつまで経ってもアリスはやって来ないのだから。

「心配だよね……」

そう言って、二人の元へとやって来たのは、学級委員である明音。

「だから、手紙でも書かない?」

「あー、それっていい考え!」

明音の考えに涼太が賛成し、悠斗も頷いて、空気がパッと明るくなった。


✽✽✽


「アリスちゃん。入るわよ」

ガラガラガラ

アリスのいる病室に、べツィーおばさんが入室した。
そして、片手にしっかりと握るものをアリスへと差し出した。

「アリスちゃん。気分はどう?」

「はい。少し落ち着きました。えっと、これは…?」

僅かに微笑んだアリスは、不思議そうに首を傾げて、そのべツィーおばさんの持つものを示した。

「ふふ、これはアリスちゃんへの贈り物よ」

そう、一言言って、べツィーおばさんはアリスにそれを渡す。
そして、ベッドわきに腰掛け、ただニコニコとその様子を見届けていた。

ゆっくりとそれを見るアリス。

「これ、手紙…」

それは、束になった数枚の手紙。
そして、それを束ねる紙には"二年五組より"と書かれていた。

「クラスの皆が手紙を送ってくれたの」

そう、優しくべツィーおばさんに告げられ、涙が出そうになった。
とても嬉しかった。





✽✽✽


そして、ある日。
医者が微笑んであることを告げた。





"おめでとう。退院ですよ"








皆のいるところに行けば、皆明るく呼びかけてきて。



そうやって、また今日も楽しい日常が流れていく。
これは、アリスが無事退院をしてからのこと。
体調は無事に回復し、前とあまり変わらぬ生活を送っている。


✽✽✽


そして、とある休日のこと。


朝食を食べる二人。

向かいに座るべツィーおばさんが、不意に持っていたスプーンを置いた。
見れば、べツィーおばさんのお皿は空っぽだった。
それから、べツィーおばさんは、アリスが食べ終わるのをゆっくりと、微笑みながら待っていた。



カタン



アリスが食べ終え、持っていたフォークを置いた。


そして、べツィーおばさんは、「ここで待っててね」とだけ言って、お皿を片付けてから、すぐに戻ってくると。


一つの言葉を溢した。



「アリスちゃん。次の土曜日に__」








"フランスに帰りましょう"











「え……」








分かっていた。

日々身体の調子がよくなる度に、心の何処かにあったもの。


きっと、その内帰らなきゃいけないってことが。



「アリスちゃ」

「分かりました」


呼びかけようとした、心配そうなべツィーおばさんの声を遮り、アリスは笑顔で言っていた。


✽✽✽


「よー!アリス!今日皆でカラオケ行かない?」

「え?行きたい!」


木曜日。

まだ帰えることを言っていないアリス。

ニコニコとした表情で答えている。

つもりであった……

「アリス、何か悩みでもある?」

そう聞いてくるのは、学級委員でもある明音。

そして、その周りの悠斗と涼太も心配そうに首を傾げる。
もう言わなくてはいけない。
だから、アリスは深呼吸をした。


「実はね……」


「フランスに……帰らないといけないの」


そう言って、少しの間沈黙が流れた。



「そっか」


その沈黙を破ったのは涼太。
三人の視線が一気に集まる。


「寂しい……けどさ!やっぱ、ずっと会えないわけでもないしさ、なんていうか……」

そして、涼太はまだ続ける。

「笑顔で過ごした方が楽しいじゃん!皆悲しい顔したらさ、ずっと悲しいままだぜ!」


涼太がそんなことを言うものだから、三人の間の空気もいつの間にか明るくなっていた。

✽✽✽

それからカラオケに行って、歌ったり、最後に町を歩いたりととにかく楽しんだ。



そして、土曜日の朝。


ピンポーン

べツィーおばさんの家のチャイムがなった。

「はーい」

アリスが扉を開けると、そこには見覚えのある顔が三つ。
明音と悠斗と涼太の三人。

「皆、ありがとう……」

そう少し声は暗かったが、すぐに素直に笑ったアリス。
そして、三人も笑顔になった。

「また会おうね!」

「いつでも来いよ!」

「ここで待ってる!」


「ありがとう!また来るね」



そうして、アリスの日本生活は終わりを迎えた。

だが、少しの寂しさはありながらも、悲しみは誰の心にも存在しなかった。

最後に涙を流した仲間もいた。

が、それは笑いながらであって、悲しい顔をした仲間は一人としていなかった。

"きっと会おう"その約束を結んで、アリスはこの地を去った。



__END__



□■□■□■□■

どうでしたか?



では、今回はこの辺で!


ありがとうございました!

a2b4cbc8b879712fb8a503c7ea3c1c4f


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パチパチ👏👏👏👏
凄い!!


元曼珠沙華
2018/04/29 0:00:05 違反報告 リンク


ありがとう!かなり苦戦してた

a2b4cbc8b879712fb8a503c7ea3c1c4f
2018/04/29 2:27:01 違反報告 リンク


泣けた…

米波Сигу♪本垢はこれじゃない
2018/04/29 7:08:20 違反報告 リンク


ありがとう‼結構苦戦したよ…
ごめん小説更新してなかった!すぐやるね


a2b4cbc8b879712fb8a503c7ea3c1c4f
2018/04/29 7:50:32 違反報告 リンク


おっけ
次描くね なんか泣けてきて涙が出たよ


米波Сигу♪本垢はこれじゃない
2018/04/29 8:20:01 違反報告 リンク


了解!
泣けた?ありがとう!嬉しい!


a2b4cbc8b879712fb8a503c7ea3c1c4f
2018/04/29 8:26:54 違反報告 リンク


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《必読》
2018/05/03 8:49:45 a2b4cbc8b879712fb8a503c7ea3c1c4f 7 3

こんばんは。 桜田門外です。 連投ごめんなさい💦 結構急いだ感じで小説も...


小説を完結させます!(74時限目)
2018/05/03 7:13:35 a2b4cbc8b879712fb8a503c7ea3c1c4f 1 2

こんばんは! 桜田門外です! かなり遅くなりましたが、今回で小説を完結さ...


どうも(73時限目)
2018/05/02 6:43:25 a2b4cbc8b879712fb8a503c7ea3c1c4f 2 2

壁┃∀`*)ノ゙ こんばんは♪ 桜田門外です。 タイトルはてきとうです! ...



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