【完結】suppository【風邪ネタ】

R15···? リクエスト カタツムリ
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1126 hit

最高ランク : 37 , 更新:

独特なリクエストをいただきました。

座薬ネタだそうです···

頑張ります、はい。(白目)

R15くらい、です···たぶん···←

タイトル一見カッコイイですが
座薬を英語でいうとこうなるらしいです((

注意

・BL、nmmnの作品です。

・歌い手様のお名前をお借りしています。

・ご本人様とは、一切関係ありません。

・以上理解してお読みください。

少々お待ちを。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Mside

「う゛~、きつい···げほっ、」

情けなく呻き声をあげて、
ベッドの上でひたすら耐える。

「あーもう、だから無理すんな、
っていっただろうが。」

「うっ、ごめ、さ、い、
しめきり、ぎり···だった、」

「わかったから。もうだまってて、」

久しぶりに締切ギリギリまで
残してしまった作業をやろうとして、

デスクについたのは、
ほんの数日前のこと。

調子付いた時にまとめてやってしまおうと、
依頼されていた分や自分のアルバムの曲、

投稿する曲の録音も、
ある程度、というか、

いまある分ほとんどを終わらせた結果。

いつの間にか時間は流れ、
栄養ドリンクと軽い菓子パンで

生きながらえ約3日。

当然ながら、ただでさえ弱い身体が
そんな生活に耐えられるわけがなく。

今日の朝見事に熱を出しており、
微熱だからと隠そうとしたところ

打ち合わせに来たそらるさんに呆気なくバレた。

そんな出来事から約半日、
夕方から一気に熱は上がり、

ついにさっき39度を超える事態に。

わかるかな、この熱が高ければ高いほど
妙にテンションまで高くなるこの感覚。

といっても、身体は全然元気なわけがなく、
先ほどから咳と頭痛に襲われていた。

「はぁ···39度ねぇ、どうする?
やっぱり入れたが良くない?」

「うっ、や、ですっ···」

「でもさ、そのまんまじゃキツくない?
まともに眠れてもないんでしょ?」

「そ、れは···」

やっぱりそれが楽だよ、
とすすめるそらるさんに、

いやだいやだと拒否する僕。

仕方ないだろう、だって、

「だって···座薬とか···ぜったいやです!」

昼間に病院に行って渡された薬はみっつ。

一つは普通に飲み薬。

頭痛とか喉の痛みとか鼻づまりとか、
意識がぼんやりとしていて

詳しく覚えてないけど、
そんな感じのごく普通な薬達。

二つ目がシールみたいな薬。

僕は一時的に喘息も起こしてるらしくて、
息が苦しくなったら貼ってください、

って言う説明と共に受け取った。

まぁこれもまだ分かる。

そして問題のみっつめ。

ずっとぼうっとしてる僕を
見かねたのかなんなのか。

もし飲み薬が苦しくて飲めなかったら、と
渡されたのがロケット型の粒、

いわゆる座薬だった。

効き目は高いし、
熱が上がったらこっちを使ってくださいね、

と、その気遣いはとてもありがたいのだが。

「しょーじき、座薬とか恥ずかしすぎて···」

「はぁ?自分で熱出してんだから、
早く治すよう努力しろよ、

さっさと治してくれないと、
俺はともかく他の人にも迷惑かけるだろ。」

「うっ、だ、だから、飲み薬飲みますから···」

「錠剤3粒無駄にしたその口が言ってるなら
ほんとに怒るけど?」

そらるさんの容赦のない口撃に、
もはや反撃の余地なし。

そらるさんの言うことは正論だ。

作業は終わらせたとはいえ、
早く治さないと、

打ち合わせの予定はすぐ入っている。

飲み薬だって、喉が痛いし
吐き気はするし咳はでるしで、

飲み込むのに苦労して、
そのうちに苦くなって吐き出して、

もうすでにいくつかダメにしている。

「諦めた?」

「うっ、じ、じぶんでやりますからっ、」

「自力で立てもしない奴が何言ってるの。
はい、さっさと後ろ向きなさい。」

最後の抵抗も、呆気なくかわされて。

仕方なく、僕は震える手に力を込め、
うつ伏せて寝転んだ。




Sside

「よしいい子。そのままお尻あげて?」

「うー、はずかし···」

渋々、と言った感じで
後ろを向いたまふまふに、

先程とは違い、
できるだけ優しい声で指示する。

たぶん本人は気付いていないんだろうけど、
まふまふの目には薄く涙が溜まっていた。

風邪を引いた時のこいつは、
情緒不安定になるのかとにかく忙しい。

子供がえり、とでもいうのだろうか。

そこまでひどいものではないが、
いつもは簡単に引き下がるところを

いつまでも粘っていたり、
俺が離れようとすると泣いたり

逆になんか作ってやったりすると
あからさまに嬉しそうに笑ったり。

まぁつまりは、いつもはやりすぎなくらいの
感情のコントロールが、

上手くできなくなるのだ。

そんな訳で、あまりにも時間をかけると
ほぼ間違いなく泣くだろうと予想し、

素早く座薬を手に取った。

「まふまふ、ズボンぬがすからね」

優しい声で、優しい声で、と
自分に言い聞かせるように頭でとなえつつ、

するりとまふまふのズボンと下着を脱がして、
薬局の袋を手に取る。

「あ、手拭いといたがいいか。」

効果があるかはわからないが、
近くにあった除菌シートで軽く手を拭き、

座薬の袋をあけた。

「ちょっと気持ち悪いかもだけど、我慢な。」

いつもそういうことをしているとはいえ、
今回は状況が全然違うし、

何よりいつもみたいに
慣らしたりする訳でもないから、

たぶん普通に気持ち悪いだろう。

まふまふは既に半泣きだ。

「んじゃ、いれるから。」

先の尖りを指の熱で少し溶かして、
そのままぐいっと押し込む。

「あ、うっ···きもちわる···」

とりあえず中には入った。

ここから、少し奥まで
入れないといけないのだが、

まふまふはもう腰を落としてしまっている。

「まふまふ、お尻もっかいあげて?
このままじゃでてきちゃうよ。」

「や、やだぁ···きもちわるい、ヒグッ、」

あぁ、予感的中。

「うっ、やだ、ヒック、も、やだっ、グスッ」

ポロポロと涙を流して、
まふまふはいやいやと首を振る。

困ったな···少し奥まで入れとかないと、
出てくるかもしれないのに。

「まふまふ、もう少しだから、」

「ヒグッ、や、だ、」

「うん、ごめんね、いやだね、
でもこうしないと熱下がらないから、

がんばろう?」

「う、うぅ、グスッ、ぅん、ヒック、」

俺の声が聞こえたのか、
まふまふがそろそろとお尻を上げる。

また下がる前に、と、
素早く、でも慎重に、

関節部分までぐっと押し込んだ。

「ん、終わり、」

少ししてから指を抜き、
軽く拭いてからまふまふに声をかける。

服をきちんと着せてから、
終わったよ、と抱きしめてやった。

「ふぇ、そらるさんっ、ヒグッ、···おわ、た?グスッ」

「ん、いいこいいこ。よくがんばったね、」

よしよし、と頭を撫でてやると、
ぎゅっと、おれにしがみつく。

泣かせておいてなんなのだが、
必死に縋ってくる姿は可愛くって仕方ない。

「ヒック、そらるさ、ね、僕がんばった、から、グスッ
ご褒美、ください···」

うるうると涙目でそんなことを言われて、
誰がNOというのだろうか。

「ご褒美?そうだね、
まふ頑張ったもんね、何がいいの?」

「グスッ、あの、ね、今やるとうつるから、
熱さがったら。きす、してほしい、です···」

「キスしてほしいの?」

なんて可愛い願い事だろう。

しかもうつるから治ってから、とか。

「んっ、」

「んっ!···んぅ···」

たまらず唇を重ねると、
まふまふは驚いたように声を上げ、

それでもすぐに力が抜けた。

「ん、は、ぁ···な、なんで今やるんですかっ!」

「んー、可愛かったから?というか、
涙引っ込んだみたいだね、よかった」

「そ、そんなこと言うと、
また泣きますよ!」

「はいはい、まふまふないてても
可愛いし、ぜんぜんウェルカムだよ?」

にやりと笑って言ってやれば、
まふまふが俺に勝つ術はなし。

「ほら、薬多分すぐ効くから。
もう寝よ、横になって?」

まふまふを抱きしめていた手を解き、
優しく横に寝かせてやる。

ぽん、ぽん、と、
一定のリズムで頭を撫でていれば、

すぐに眠くなってきたらしい。

「ふぁぁ、そらる、さん···
おきても···ここ、いますか···」

「ん?いいよ、ちゃんと、
一番に目に付くように、

ここにいてやるから。
だから安心して。」

「そ、ですか···」

もう恐らく意識は夢の中なのだろう。

その額にキスをおとして、

「おやすみ、まふまふ」

ちゃんと風邪治したら、
またたくさん話そうな。


*Fin*


これで良かったのでしょうか。

恥ずかしがりつつ頑張るまふくん···

なんたかこれじゃない感否めません···

ものすごい難しかった、というか、
座薬について詳しくなりました(((

でもこういうリクエストって、
自分に知識を与えてくれるので、

とても嬉しいものです。

まだまだありますリクエスト···

五ヶ月前のなんかも
あるんじゃないでしょうか···((

頑張ります。では、

閲覧ありがとうございました

カタツムリ


投稿を違反報告 / ブロック



んへへへへへ((

音花@まふらー兼ちょろわー
違反報告 リンク


おとちゃん»ただのやばい人にみえるよ←
でも私は天才()だからその中から
まふくんがかわいい、という意思を汲み取ったぞ←


カタツムリ
違反報告 リンク


ありがとうさすが天才その通り()

音花@まふらー兼ちょろわー
違反報告 リンク


おとちゃん»wwww
おとちゃんがいうことなら
それなりに選択肢はきまってるよね!!←


カタツムリ
違反報告 リンク


コメントをするにはログインが必要です : ログイン


【完結】Love bonbon
カタツムリ

時間軸的にも意味的にも遅刻です(ごめんなさい) 今回はちゃんとそらまふ。 ...


ユキモモ初納
カタツムリ

「ねぇモモ、僕のどこか好き?」 「え」 お気に入りのワインをものすごく絵...


【完結】その温もりを来年も
カタツムリ 1

お正月、初詣に行くそらまふのお話。 実際はLIVEをされていたので 事実捏造...



友達募集 雑談 御友達募集 イラスト 初投稿 えふげん 把握会 お知らせ 友募