永い言い訳

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こんにちは。
外は雨ですね。寒いです。
これが書き終わったら期日前投票に行ってきます。

先日観た邦画です。
少し、本当に少しですが性描写があるので12歳未満の方は観れませんが、とても面白かったので紹介します。

まず、主人公は1人の作家の男性、衣笠幸夫。
その妻である夏子が友人と共に行った旅行のバス事故で亡くなるところから始まります。

彼女が事故死したことを知らされる幸夫ですが、彼は妻がいない間に不倫行為をしており、まさにその連絡を受けた時にも不倫相手を家に招いていた時でした。

そんな幸夫にとって妻の死は悲しい事でもなかったのですが、作家で有名人であった彼の元にマスコミがたくさん集まり、彼は悲劇の夫を演じます。

そこに現れた1人の男性。
その人は妻と共に旅行に出かけた友人の夫であり二児の父で、幸夫に対し陽一は妻を失った事に悲しみ絶望していました。

そんな陽一とその2人の子供達との関わりで変化する者としない者。
前に進む者と立ち止まる者。

突然の妻、母の死に残された父や子は何を思うのか。
またその身近な者の死がなければ関わることのなかった彼らが死を通してどう感じ進んでいくのか、という物語です。

これは原作も読んでいたので内容は既に知った状態で観ましたがとても良かったです。
それぞれの人の心情が、小説の方が事細やかな気もしますが、それでもやはり作者本人が監督を行ったというのもあり取りこぼしがなかったです。

とても素晴らしい作品でした。
感動です。

身勝手な幸夫に呆れて、苛つき、それでも最後には少し悲しくなるような。
死や悲しみの向き合い方は人それぞれだなぁと思いました。

『愛するべき日々に愛することを怠ったことの代償は小さくない』

いつ別れがくるか分からないこの現実で、それは明日か、1時間後か、1分後か、1秒後かもしれない。
自分の知らない場所で、自分の目の前で、大切なものをいつ失うか分からない。
なのに日々生きているとその事をすぐ忘れてしまう。
怠惰になって、我が儘になる。
だからこそその毎日を今を大切に生きなければならないのだなと思わされました。
口で簡単に言えても実際実現させるのは難しいですけどね。

今日は前に言っていた洋画を観る予定です。
これとは打って変わってアクションもの。
ですがかなり期待大です。