【セリフ小説】悪魔の愛

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更新: 2020/02/10 0:14:23

レイナ…ルアンに付いている召使的存在。
ルアン…超人気悪魔。

ルアン視点




私はルアン。悪魔界で一番有名な悪魔なの。私は普段、他の悪魔たちに囲まれているの。その者たちにはクールでいる。私は下位の者を教育する役目を担っているの。

「ルアンさま」
「何」
「そろそろ時間かと」
「そう。じゃあ、今日はここまでね」
「ありがとうございました♡」

私を「さま」付けしたこの者は、私に付いている召使的な存在でレイナ。私を補佐してくれるのよ。私の教育を受けた者は皆、「ルアンさまに教育されるなんて夢みたい」だの、「私のことも教育してください」だの、私の担当じゃない者まで迫ってくる。あぁ、なぜ私はこのようなことをしなければいけないの。

「レイナ、ちょうだい」
「ん」

やっとレイナと二人になれた。レイナとは恋人同士。悪魔同士が恋人関係って珍しいけれど、でも悪魔だって恋はするものなの。いいでしょう?

「ん…レイナの唇…ダメ…とろける…」
「ふふ…ん」

レイナの唇は、媚薬の味がしてすごく甘くてとろけてしまうのよ。
だからレイナを他の者に触れさせないように、私のすぐ傍に置いている。

「愛してるって言って…」
「愛してるよ、ルアン」
「私も…!」
レイナが愛していると言うたびに、キスが激しくなる。息も荒くなってくる。

「こんな姿、私以外の悪魔に見せちゃダメだよ」
「もちろん、見せる訳がないわ」

レイナは独占欲が強い。もちろん私もだけど。

「私たちの関係がバレたら…どうするつもり?」
「それは無いと思うけれど、万一バレたら…」

ここ悪魔界では、悪魔同士に限らず、人間との恋愛も禁止されている。つまり私たちは禁断の恋をしているということになるわ。

「二人で消滅するか、囲いの悪魔の力を借りて許してもらうしかないね」
「二人で消滅…か…」
「やめましょ、怖くなってきた」
「うん、キス、したい」
「ん…」

キスをし続けた。お互いの充電をするかのように。
レイナ、ずっと私だけの恋人でいてね。私が離れないようにしっかりと捕まえていて。

玄野みつき


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