【4人台本】どのヴァンパイアにする？

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更新： 2020/05/21 6:36:55

男
サフィア…俺様ヴァンパイア。一人称は俺様。
シンラ…明るくてムードメーカー的存在のヴァンパイア。僕っ子。
女
シルヴィア…お嬢様ヴァンパイア。一人称は私(わたくし)
サーラ…おっとりしたヴァンパイア。一人称はわたし。

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サフィア「少し血を吸っただけで倒れるとは…つまらない人間だ」

シンラ「サフィア、そんなこと言わないであげてよ。今はこの子が元気になる手助けをしなくちゃ、ね？」

サフィア「ったく…」

シルヴィア「聞いたわよ？サフィア。貴方がこの娘の血を吸いすぎたから倒れたって」

サフィア「あ？俺様が悪いってのか？」

シルヴィア「そうよ、他に誰が居るというのかしら？」

サフィア「うるせぇ、黙れ」

シンラ「2人とも静かにして。今、治療してるから」

サーラ「シルヴィアさま、サフィアさま、お静まりください」

サフィア「…ちっ…退屈だな」

シルヴィア「…分かったわ。早く治してちょうだい」

シンラ「サフィアもシルヴィアも、2人のことだから、治ったところですぐにまたこの娘の血を吸うんでしょ？」

サーラ「それはいけません。この方には休養と食事が必要です」

サフィア「っ！そんなこと言われなくても分かってる」

シルヴィア「あら、本当かしら。貴方のことだから、またあの子みたいにこの娘も壊すなんてことも有り得るけれど？」

サフィア「うるさいと言っているだろう！…俺様に楯突くとは…シルヴィア、お前もあの娘のように壊してやろうか！？」

シンラ「サフィア、いい加減にしろよ。シルヴィアも、余計なことは言わない」

シルヴィア「……全く、誰かさんといると本当にイライラするわ？」

サフィア「それはこっちのセリフだ！」

サーラ「シルヴィアさま、目を覚まされましたよ」

シルヴィア「…大丈夫かしら、怖かったわよね。ごめんなさいね、サフィアがあなたの血を吸いすぎたのよ」

サフィア「ちっ。俺は悪くねぇ」

シンラ「サフィア。謝れ」

サフィア「っ、な、なんだよ…この俺様に頭を下げろと言うのか？」

シンラ「そうだ。…ほら」

シルヴィア「何を強がっているのかしら、哀れだわ…本当に」

サフィア「うるせぇ！……ち、わかった、謝ってやるよ！……す、すまなかったな」

サーラ「あ、動かないでください、そのままでいいですよ。…はい？……分かりました。…サフィアさま。謝る必要はない、耐えられる力がない自分が悪い、だから気にしないで、と」

シルヴィア「ずいぶん優しいのね貴女。気に入ったわ」

シンラ「これはこれは…この子に救われたね？サフィア♪」

サフィア「っ、俺様が人間に庇われるなど…」

シンラ「ふふふ、あはは♪サフィアが、あのサフィアが、人間の女の子に、はは、面白い、ははは♪」

サフィア「うるせぇ、シンラ」

シンラ「あ、はぁい、ごめんなさぁぁぁい」

シルヴィア「それより…。貴女は今、専属のご主人様が居なかったはずだけれど…誰が良いか、決まったかしら」

サーラ「…話せますか？…あっ、はい。ゆっくり体を起こしてください」

シルヴィア「無理しなくていいのよ。ただでさえ貴女は体が弱いのだから」

サフィア「ったく、人間ごときが」

シンラ「サフィア。人間ごとき、じゃないよ。ちゃんと人間を尊敬しなきゃ。ねぇ？シルヴィア？」

シルヴィア「そうね。人間には尊敬するしかないわ。私たちヴァンパイアは、血を飲むことでしか生きることが出来ない。まぁヴァンパイアという存在は哀れでもあるわね」

シンラ「…なんか、珍しいね、シルヴィアがそんなことを言うなんて」

シルヴィア「何よ、私だって、そんなことくらい言うわよ。悪い？」

シンラ「いーや？ふふ♪」

サーラ「シルヴィアさまは、色々な苦労をされていますから」

シルヴィア「サーラ、余計なことを言わないで」

サーラ「申し訳ございません。ですが本当のことでは？」

シルヴィア「…まぁそうね」

シンラ「おしゃべりはこの辺で終わろうよ。…ご主人様、誰がいい？あ、僕なら、優しくしてあげるよ。誰かさんとは違ってね♪嫉妬とかしちゃうかもだけど、ちゃんと君のことを優先させる。だから…僕を選んで？」

サフィア「…俺様を選んだら、ご褒美としてお前を満足させてやる。これからはお前の体を1番に考えていくことにする。だから、俺様のものになれ」

シルヴィア「そうねぇ…私なら、飴と鞭を上手く使い分けるかしら。鞭といっても、厳しくはしないわ。安心して私の眷属(けんぞく)になりなさい」

サーラ「今こうして…わたしがあなたの体を支えていますが、心も支えたいです。わたしがあなたのご主人様になれるなら、あなたを1番大事にします。あなたを1番大切に。ですから…わたしを選んでください」