ビブリオバトル〈参加〉

第1回ビブリオバトル
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おはこんばんちわ。
日日をかなりオーバーしているような気がしますが、梨月さん主催のビブリオバトルに参加させて頂きました。



私が紹介させて頂く本は、
内田康夫先生の「靖国への帰還」です。

他にも、「野火」「蒼天見ゆ」「キリン」「海の底」等、紹介したい本が沢山あるのですが、今回はこの一冊で。他は第2回開催時に一気に紹介しようと思っております。(梨月さんに期待)


内田康夫先生の「靖国への帰還」。
あらすじは本家様から引用させて頂きました。←


本土攻撃が激化する中、
夜間戦闘機「月光」に乗り込んだ若き海軍中尉・武者滋は、決死の覚悟でB29の大編隊に突入する。
被弾して薄れていく意識の下「月光」が舞い降りたのは、なんと現代の厚木基地だった。時空を超えて飛来した“英霊”が、私たちの心に問いかける靖国神社の存在とは。

.



武者中尉を主人公に、普通の歴史小説みたいに物語が進むのかと思いきや途中途中政治や現代の問題に関して触れていて、武者中尉と現代について客観的に見直している感覚。

かといって「難しいな」等は、内容がわかりやすく解説されているから、ほとんど感じない。


靖国参拝問題を中心に、A級戦犯の分祀、自衛隊の戦力の保持、ネット上の自殺サイト等。

武者中尉と一緒に見直して行く感覚と言っても、武者中尉は問題に対して「疑問」を投げかけるのが主で、一つの意見や考えを読者側に押し付けてくるわけじゃないから、此方側で色々考えさせられる。

武者中尉が何か一つの意向を示したとしても、サブキャラである現代人達が憲法や経済問題を武者中尉の意見に絡めてあやふやにしてしまいます。

でも、一つの意見を正当化して主張する本より面白い。色々学べるから。



靖国参拝問題は公民での授業でもやったので改めて考えさせられた感じなのですが、「靖国への帰還」読んで、やっぱり難しいなぁと思いました。

政治関係者さん「個人」として参拝すればいいんじゃないか、など思っていたのですが、そうもいかないんだよね多分…



…あ、あと武者さんが小説で述べた事で個人的に印象的だったものがいくつかあるので、要約(解釈が間違ってるかもしれない)して載せます。


・「この時代の人間に無いものは責任感」

・「何故こんな平和な世の中で、不慮の事故等を除いて死人が出なければならないのか」

・「分祀は対象の神様を増やす事であり、例え英霊でも、一つの神様として合体して祀られているわけであるから一人だけ引き抜いて分祀する事は出来ない」

・「皆は自分の祖先が人殺しだった事を忘れている。戦争反対者を除けば、直接的でなくとも、間接的には皆人殺しだった」



特に最後二つが、一番印象に残っています。

ここでも色々考察を書いていきたかったんですが、こういう時に語彙力の無さを恨みますね…。



はい、こんな感じです。


あと武者中尉イケメン。男前。

…武者中尉も木村中尉も徳田中尉も東郷長官も秋山の信さんも菅野大尉も、現代にもジャニーズとか欅坂とか、「かっこいい」ものは沢山あるけど、それとは違う、何というか、現代には無い格好良さを持ってるんですよね。
その格好良さに惚れる。本当に。



いやーっ、好きな本について色々語れるっていいですね!(もはや本じゃなくて政治問題を語ってたような気もするけど)

これは第2回期待するしかない((



ビブリオバトルに参加させて頂きありがとうございました!

鯉城


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鯉さん流石……!!
この本読みたい…いや、読む!絶対!!
(てか、私もビブリオバトルの記事書かなきゃ汗)


みけねこ@低浮上になります
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