命の管を外した

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最高ランク : 30 , 更新: 2018/02/28 23:13:58

よくわからないこの世界
僕はよく生きてると思った
なんとなく生きいてるなら話は通じそうだけどなんとなく生きてる訳では無い
そう…疾患共に生きている
「そうだ、カウンセリング行かなきゃ…」
何も話すことないのになぁと思いつつ
カウンセリングに向かう
こんにちは
まぁいいや話そう
なんとか話題を作り話した
終わったあと僕は戸棚にある一冊の本を取り出した読もうとしたけど読む気になれなかった
とりあえず作り笑いもした
みんなに迷惑をかけた
だけど僕はみんなが好きだ
はぁだけど生きてられるかが問題だ
下半身に力が入らなくなり
車椅子生活となる辛い

ほとんどをベットで寝て過ごしている
もう二度と歩けないと言われてからずっとー


僕は何度も死にたいと思い作り笑いや
屋上に入り浸るようになった
少しだけ…

そう思い手を切った
ポタポタと垂れる血と痛みのせいか
または死にたくないからか涙が出た

車椅子で棟を徘徊してて、子供達と目があった。
目があった子供は手をたたき、僕を指差して笑った。
「あのひとジュースこぼしてる」
「ほんとだ。ふくがぬれてる。きったなーい。」
「うわっ!こっち見た!」
「「逃げろ!」」
子供達は笑いながら走り去っていった。
僕は思った

なぜみんな僕のことを笑うのかと
でもきっと。
心の奥から涙が出た
病室に戻ると心地よい風と木が喋ってる様な葉音が聞こえた
とりあえず今日のリハは済んだし
リハビリを頑張って車椅子からベッドに座れるようになったので座って寝た
下半身に力が入らないのも知ってる
心がギスギスして気持ち悪いのも知ってる
幼馴染のことを好意抱いたのも知ってる
ただ実行できない
心がはちきれそうなんだ

僕は幼馴染の所へ行き話をした
他愛ない話だったのだが話せてよかった
またひとつ心の傷が消えた気がした
でもまたパンクしそうだ
今夜もお邪魔した
適当に話して。
消えやしない
つかれた
こんな体なんて…
幼馴染は僕のことを献身的にサポートすると言っている
でも疲れたことは嫌だ
でも…
ごめんなさい
僕は…また戸棚にある一冊の本を取り出した
読もうとしたけど読めなくなった
手に力が入らない
僕はとうとう壊れてしまったようだ
腕も…心も体も
ボロボロだ

「助けてください」

とうとう…
体を支えられなくなった
ご飯もカテーテル?でしか食べれなくなった
怖い…もう死ぬなんて考えなられない
でも無理
「抱きしめて?」
そう最後に幼馴染に言った
そしたら抱いてくれた
そして意識がなくなって
脳死が判定なって
命を繫ぐ管を抜いたんだ
バイバイみんな

そして僕がいないあさが来た
みんな通常運転
やっぱり僕がいない方がいいんだ
僕がいたら壊れてたから

1ヶ月が過ぎた
幼馴染は気が狂って壊れちゃったみたい
紅葉の葉っぱがくすくす笑ってるような葉音をたてている
はぁ…と幼馴染の写真を見る
もういないのにいる気がした
どこかにいないかな
そう、病室に向かってみた
なくなった時のまま置かれてある
突然幼馴染の声が聞こえたような気がした
「やぁまた来たの?」

そう聞こえた気がした
なんやかんやで一年がすぎてしまった
幼馴染の面影もすべて消えちゃった
次は私の番
今日は幼馴染が亡くなった日だっけ?
「ごめんなさい私、もう耐えきれないの、私今から行くね?」

そう、私も意識を絶った

飛び降りで…

Сигуの小説垢


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題名未定
2018/05/17 3:22:39 Сигуの小説垢

生命線をなぞり今日も僕が生きていることを知らせてくれる ”今日も頑張ってます...


てふてふ
2018/04/04 10:50:00 Сигуの小説垢

ピーピーと心電図が鳴り響く 無数の管や点滴で繋がれている ここは閉鎖病棟。 ...


青い青い空
2017/12/06 5:42:20 Сигуの小説垢

青い青い空は 僕らの病室を明るく染めていた だけど 僕はもう ―――― ...



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