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最高ランク : 24 , 更新： 2022/01/29 21:25:45

どうも皆様ご機嫌いかがでしょうか、沃です。

今回は前回に引き続き、人形家＋使用人のお話をしようと思います。前回使用人の鳥羽について詳しく書いていったので、今回は使用人のまほろについて色々書いていこうかなと思います。エピソードトークなんかも書こうかな。

あと書き方堅いのも難しいというか慣れないので普通にいつもの口調に近い感じでお話させてください～～

トプ画にもなっているまほろですが、身長は175㎝＋15㎝のハイヒールで合計190㎝の圧倒的威圧感を感じる大きさです

まほろはカルラちゃんが、鳥羽はトワさんがお家に来る？と声をかけて拾ってきました。鳥羽は三年半程前、まほろは三年前です。半年程鳥羽の方が早く人形家に迎えいれられました。

糸目です。カルラちゃんに、『まほろ、わたしね、あなたがわたしの王子さまなら笑っていてほしいわ！』と可愛らしくにっこり頭に花冠を被せながら言われたため常時ニコニコです。
目付きが悪く目が細い上、眉間に皺が寄っていることが多く笑うことも少ないので、それを見ていたカルラちゃんが、まほろが笑った顔が見たくてどうにか頑張って花冠をつくり、という経緯です。

自分にそのちいさな手を差しのべて拾ってくれたカルラちゃんにはもともと大きな忠誠心がありましたが、この出来事によってさらに忠誠心がパワーアップしました。溺愛してやまないかわいいかわいいご主人様兼お姫様です。

人形家の末っ子、8さいのお嬢様カルラちゃんがご主人様です。カルラちゃんはプリンセスだからね、人形家のお姫様だしお嬢様だしアイドルなのでまほろも自分の事のように誇らしく思ってます
いつもカルラちゃんの髪の毛を結んだり、お着替えのお手伝いをしたり、一緒にお花を見たり、お絵描きをしたり。ほのぼのと過ごしてます

カルラちゃんはお姫様に大きな憧れがあるので、まほろも(無意識のうちにでも意識してでもどちらでも２重丸ですが)王子様みたいになれたらな、と思ってます
王子様にはなれないんですけどね。まほろは身体的な性別は女性になりますが、本当はカルラちゃんのためにも、勿論自分のためにも、男性がよかったなあと思っててほしいです。あくまで私の欲です。

前回紹介した鳥羽も身長187㎝＋3㎝の靴底で計190㎝、二人とも190㎝コンビなのでもうすごく存在するだけで番犬です

鳥羽は書類をやっていることが多くてまほろは来客の相手だったりお掃除だったりそういうことをするのが多いので、基本まほろが人形家の来客をおもてなしをします。

もともと人形家の高すぎる顔面偏差値やら漂うセレブ感と独特の妖しさやらとんでもなくでかい御屋敷やらで近寄りがたいけどどこか惹かれる魅力があるんですね、ここまで大丈夫ですか？(？)
でもそこの御屋敷の門に190㎝の人間が突っ立っていたらどうです？どこか不気味さすら感じさせる笑みを浮かべながらじっとこちらに顔を向けていたらどうです？大体の通りすがりの人は『ﾋｯ……！！！』とか言って小走りでその場を去ります。そしてその場を去った人の顔は一人残らず青白いです

基本まほろが玄関先にいることが多いですが、アルマくんがお庭で遊んでたりカルラちゃんがお花を見てたりするときもある上、アルマくんが『こんにちはあ～～』とかにっこり笑いながら声かけてくれるときもあるので人形家の評判は人によって異なります。

アルマくんみんなに優しい子なので勘違いしたもぶおぢとかが調子に乗って門越しにお話するだけでは飽きたらず庭の中まで侵入しようとして、その気配を察知した使用人ふたりに処理()されることもあると思います

アルマくんはみんなと仲良くがいちばんだと思ってる子なのでそういう殺生(文字通り)は好まないため、190㎝のふたりに囲まれながらマシンガントークならぬマシンガンお説教を淡々とされます。

ただ、ふたりの主人(トワさん、カルラちゃん)が困ってたり寂しがってたりしたら即座に駆けつけるのが従者の役目な上、もぶおぢみたいな人に自発的に絡みたくもないので、短時間に詰め込めるだけ詰め込んだ相手への憎悪と嫌悪を表す言葉をゲリラ豪雨並みに浴びせてポリスメンに突き出します。もぶおぢもあまりの怖さ、恐ろしさに失禁しそうになったりもしくはしたり号泣したり小鹿やチワワのように震えたり自ら署に行きます……と言い出したりすることも。

ちなみに、まほろが人形家に来たばっかりでまだ右も左もわからないような状態だったとき、カルラちゃんと一緒にお庭を案内もかねてお散歩していて、そこにもぶおぢが小癪にも門を通り越して入り込んできた上、カルラちゃんに近付いてきて触ろうとまでしたために助走をつけてかかと落としを頭にぶちこみました。

カルラちゃんは呆然として、この状況やもぶおぢもまほろもどちらも怖くて腰を抜かして泣き出してしまい、また窓からバッチリ見える角度だったため、窓際で優雅にお茶を飲んでいたトワさんと鳥羽にもしっかり見られていました。偶然、お庭で遊ぼうと外に出てきたばかりだったアルマくんはただ目をぱちくりさせてました。

トワさんは手を口許に添えて驚き、ただ、自分のかわいいかわいい大切な妹に穢らわしいことをされる寸前だったことを理解し笑顔だったのがす、と表情が無くなり、ただ沈黙しました。

トワさんの真顔は、無論端麗であるもののそれを上回るほどの物凄まじいものが鮮明に感じ取られるため寿命が縮みます。この顔で、『座って』等と言われたらみんな土下座するくらいの力を持ってます。
トワさんは声による牽制、統御の力が人並みではないので、真顔も加わると従わない人なんて居ません。もし一回目で従わない人(ただの命知らずでしかないです)でも、二回目に少し沈黙して眉を顰めながら、『……座って』と言われたらどんな人でも座ります。それでも座らなかったらその人は鳥羽に処理されます

鳥羽はトワさんとのお茶会を邪魔されたこと、トワさんの笑顔を奪ったこと、家に来たばかりの若人が不祥事を起こしたこと、カルラちゃんに手を出そうとした輩がいること、カルラちゃんが泣いてしまっていること、今後のことなどが一気に頭のなかで渦巻きだし、『………………あいつ……！！』とティーカップを置いたのち一言ぼそりと吐きました。そのあいつが指しているのはまほろなのかもぶおぢなのかは鳥羽にしか分かりません。多分ふたりに言ってます。

そのあと、鳥羽が出てきてまず警察を呼び、警察が来るまでの間逃げないよう捕らえて、まほろに『お前が元凶なんだから逃がすな、逃がしたらもう人形家(ここ)に来るな』と憎しみと怒りを存分に込めて言い放ち捕らえる役をまほろにさせました。
15㎝ヒールでのかかと落としでダウンしてたので暴れることもなくただ押さえてるだけでした。

そしてアルマくんにお家に入るように促し、カルラちゃんを立たせたものの歩けなさそうだったため抱っこをし、背中をとんとん叩きながら
『もうおまわりさんがくるので大丈夫ですよ、怖かったですよね、ごめんなさいね』
『おうちに戻ってアルマお兄さまと遊びましょうか、ゆっくりやすんでもよいですからね』『カルラさまは偉いですね、本当によいこですよ、よくがんばりましたね』等と声をかけお家に入れました。

玄関先で、カルラちゃんが心配で待っていたアルマくんにカルラちゃんを任せて、ふたりは手を繋ぎ階段を登っていきました。
その間カルラちゃんはずっと泣いていたし、鳥羽は胸と胃が痛みっぱなしです

トワさんは鳥羽から少し遅れて外に出てきて、まほろとまほろに押さえられている不審者を見下ろしていました。まほろは怖くて喉がひゅ、と鳴りました
まほろ曰く、絶対トワさんを怒らせちゃダメだ、と直感が語りかけてきたといいます

トワさんはふたりにかける言葉をしばらく考えていただけですが、その思考中の顔がもう凄まじいものだったんでしょう。まほろも頭に血が上っていましたがさーっと血の気が引いていくのが分かりました。
そして一言、『おいたは、駄目だからね』と呟いたところで鳥羽が戻ってきて、警察もほぼ同じに到着し、という感じです。

話を聞かれたり不審者から謝罪を受けたりした後、お家にやっと帰れたまほろは、泣き腫らして赤くなってしまった目をしたカルラちゃんに玄関を開けたところで丁度遭遇。

気まずいし、申し訳無いし、情けないしでうまく言葉が出てきませんでしたが、
『本当に、ごめんなさい』と少し上擦り掠れてしまった声で謝罪をしました。

『いいのよ、お兄さまからきいたの。』
『わたしのこと、守ってくれようとしたんでしょ？』
『わたしこそごめんなさい、あのとき、ありがとうもいえなかったわ。』
『わたしのこと、まもってくれて、ありがとう。まほろ』

と、呟くようにして話し出して最後の方にはまた泣き出してしまったカルラちゃんにあたふたしてしまっていたたまほろですがそこにアルマくんが。

『ふふ、カルラね、ずっとまほろのこと心配してたよ。わたしのせい？って、まほろは大丈夫なの？って。』
『ずっと玄関で待ってたんだから。ね、カルラ』
とやさしくふたりに話しかけて、まほろもカルラちゃんの純粋で優しくあたたかい気持ちに涙が出てきてしまい、アルマくんはトワさんと鳥羽を呼んでどうにかその場をおさめました。

不審者かかと落とし事件は笑い話として人形家に受け継がれています。カルラちゃんも、そのときのことを笑えるほどには回復しており、まほろも安心してます。そして鳥羽にはたまにいじられます。

かかと落とし事件について書いていたらかなり長くなりまくってしまいましたので、さすがに今回はこの辺で。
次回はトワさん、アルマくん、カルラちゃんの誰かか全員のお話でもしようかなと思います😌

最後までご覧くださりありがとうございました、また次回お会いしましょう～～！