19。命に嫌われている

命に嫌われている 歌詞から小説書いてみた 小説
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最高ランク : 9 , 更新: 2021/03/04 3:45:38

_____
「死にたいなんて言うなよ。」
「諦めないで生きろよ。」

何故、そんな歌が正しいというんだ。
何故、そんな歌が正しいと言えるのだ。

馬鹿馬鹿しい。

実際、人は皆、自分に対しては「死んでもいい」という感情を持って生きている。
でも他人が死ぬと悲しくなる。

「それが嫌だから。」

そう言って、生を歌う歌を正しいと批評する。
そんなエゴをも、人は皆、忘れたフリをして生きている。

他人が生きていることなんてどうでもいい。
誰かを嫌うことだって、ファッションかのように軽く身につけておけばいい。
その上で「平和に生きよう。」なんて言っていれば素敵な人生を送れる。

画面の先では、誰かが死んだというニュースがあって。
それを嘆いた歌を歌う奴がいて。
それに感化された少年は、ナイフを持って走って。


そんな人生は、 本  当  に  素  敵  か  ?


僕らは、命に依存し、そしてその命に嫌われている。
価値観もエゴも、全部押し付け、いつも「誰かを殺したい歌」を、簡単に歌う。
簡単にネットにあげる。
だから嫌われているのだ。
思ってもないのに「死にたい。」とか軽々しく言って。
命に執着しているくせして、軽々しく命を見ている。
そんな僕らは、いつまでも、命に嫌われ続ける。


腹が減った。
でもお金はない。
だから今日も、一日中惰眠を謳歌する。

「どうして僕らは生きているの?」

そんな質問にも答えられない、無駄な人生を送っていることは自覚済みだ。
息をする。
吐き出すと同時に、「寂しい」なんて言葉が零れそうになって、慌てて飲み込んだ。

この傷を表すのは、そんな言葉じゃない。
どんな言葉でも、この傷を表すことは出来ない。

そんなことないのに、そうだと言い張って、意地を抱え、今日も一人、静かな部屋でベッドに寝転んだ。

少年だった頃の僕らが懐かしい。
非常に若々しく、暑い昼間にわざわざ外に出て汗を流し、ご飯をかきこんでむせる。
そんな僕らの時代はとっくに過ぎ去った。
背が伸び、声帯も変化し、聞き取りにくい低い声を持つようになる。
そして年老いて、誰にも知られず一人死んでいく。
風に煽られ地面に顔を付けた枯葉とこれっぽっちも変わらない。
時々、こんな妄想をする。
不死身の体を手に入れて、一生、死なずに生きていくんだ。
どんな攻撃を仕掛けられても、どんなに強い毒を盛られても、崖から落ちても、海に沈んでも、絶対に死なない、丈夫な生命を。
自分で妄想して、自分で嘲笑う。
そんなSF小説のような奇跡、起こってたまるか、と。

自分の死などどうでもいい。
それでも、周りには生きてほしい。
生を欲するのか、死を欲するのか。
そんな矛盾を抱えて生きているなんて、いつか誰かに怒られても仕方のないことだろう。

「正しいものは正しくいなさい。」
「死にたくないなら生きていなさい。」

昔、誰かにこんなことを言われたことがある。
自分が正しいと思ったことなら、最後までそれを貫け。
死にたくないと思うのなら、限界まで生き抜け。
周りが死んだら悲しくなるけど、それでもいいなら、ずっと一人で笑え。
仲間を作ろうとするんじゃない。
孤独を貫け。
貫いて貫き切った人こそ、素晴らしい人生を送ったと言えるのだから。


僕らは、命に嫌われている。
幸福の意味すら知らず、理解しようともせず。
ただただ生まれた環境だけを憎み、簡単に過去を呪う。
最悪な環境に産まれたからなんだ。
過去に犯罪をしでかしたからなんだ。
そんな人生でも、一度くらい、幸せだと思えたはずだろうが。
「さよなら」ばかりを言って、本当の別れを知ろうとしないから。
本当の別れを経験しようとしないから。
そんなだから僕らは、命に嫌われてしまうのだ。


幸福も。
別れも。
愛情も。
友情も。
全部、滑稽な夢の戯れに過ぎない。
カネで買える代物だ。

誰だって、明日の命の保証はない。
急に病気になるかもしれない。
交通事故で、一瞬にして吹き飛ぶかもしれない。
今までの人生が、すべて無駄になるかもしれない。
朝も夜も春も秋も。
予告なんてされない。
でも、必ず誰かが死ぬ。
昔から一ミリも変わりはしない事実だ。

つまり、夢も明日も、僕らには何もいらない。
僕は、君が生きていれば、それでいいんだ。
それ以外、何もかも捨ててやる。

生とか死とか。
依存とか執着とか。
回りくどいことを言ってきたけど。
僕が本当に伝えたいのは、そういうことなんだ。


命に嫌われている。
誰だって、結局いつかは死んでいく。
産まれてすぐかもしれない。
突然のことかもしれない。
充分に生きてからかもしれない。
変わらないのは、君も僕も、必ず枯葉のように朽ちていくことだけ。
それでも僕らは必死に生きる。
いつなくなるかも分からない命を、大事に抱えて生きる。
殺して。
足掻いて。
笑って。
抱えて。
生きて生きて生きて。
生きろ。

死ぬな。
生きろ。
誰のためでもいい。
誰かのためじゃなくてもいい。
でも僕がいるだろ。
僕が君の傍にいるだろ。
僕のために生きてくれればいいなって、嬉しいなって、それだけは思うけど。
でもそうじゃなくていい。
笑い合っていたい。
一緒に生きていたい。

好きだよ、君が。

______







推しを愛しすぎて恋できなくなった__





































こんにちは、彩月です。


ユーザランキング33位ありがとうございます。


今日は「歌詞から小説書いてみた」第2弾!


カンザキイオリさんの「命に嫌われている」です。


僕が初めて聞いたボカロの曲で、僕が唯一知っているボカロです。


当時一番仲良くしていた友人から教えてもらった曲で、思い出深い曲でもあります。


僕の好きな曲の一つです(*´▽`*)


上手く小説にできたかは不安ですが、楽しんで読んでもらえれば幸いです。


勝手に恋愛小説にしちゃいましたけど、それは僕自身の願望です。笑


「生きろ」って「僕」が呼び掛けているのは、「僕」が想っている人だったらいいなって思って聴いていたりするので。


でもちょっとグダグダした話になってしまったので、いつかリベンジしたいですね。


小説にする曲については、リクエスト受付中ですので、もしあったら是非どうぞ~。


僕への質問も一応まだ受け付けているのでそれも是非!



それじゃあ、最後に本垢ヒント~!


__ヒント8__












今日(3月4日)のユザラン僕の下











____*____











最早ヒントじゃない、答え。笑


これでもうわかると思うので、次の投稿ではもう、本垢公表しちゃいます。笑

今日(3月4日)に浮上しなかった方からすれば突然のカミングアウトですけど、それはまあしょうがないってことで((


(  本音はヒントを考えるのが面倒になってしまったからです((((  )


最後の本垢探しの参考にどうぞ~!




それでは、この辺りで終わりにしておきますね。







学生でいる間に、一度でも恋をしたい___





























ばいちゃ。

ayatuki1


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うんめぇ…小説うんめぇ.…!

あ、当たったんじゃね!?
私当たった?!
やったぁ!


ユメ🌧
2021/03/04 4:22:54 違反報告 リンク


あやてゃ...❔私が友達でもいい感じ...❔(友が多才すぎて不安になる)
あやてゃの裏垢と本垢が並んでたからスクショとった笑笑


5251752
2021/03/04 7:34:18 違反報告 リンク


彩ちゃんは文才があるから大丈夫でしょ((
へっへへー!私はもう知ってるんだぜ☆←


洩矢
2021/03/04 17:30:56 違反報告 リンク


▽ゆめち
上手くないよ…?
ふふふ、当たってるね~笑
おめ~!

▽柚ちゃん
え、いいけど・・・?
多才じゃないよ(真顔)((
あー何それ!私もやればよかった!!()

▽もりやっち
ないけど。
文才って何、美味しいの?(((((
へっへへー!((
私は貴方が本垢を知っていることを知ってるんだぜ☆←


ayatuki1
2021/03/04 17:48:48 違反報告 リンク


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26。長文タイトルを最近よく見かけるから僕もやってみよう...
2021/03/13 0:44:05 ayatuki1 13 8

. . 僕たちが日々、生かされていることに感謝を__ ...


25。テスト結果のご報告
2021/03/12 2:08:21 ayatuki1 6 7

. . 推しを愛しすぎて恋できなくなった__ ...


24。東日本大震災
2021/03/11 3:59:23 ayatuki1 4 11

. . 僕たちが日々、生かされていることに感謝を__ ...



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