馬鹿だから(小説)

今夜は月が綺麗ですね 小説
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:316 hit

最高ランク : 8 , 更新:

「きっきっきのこ〜ききのこきのこ〜♪」


どうもみなさんこんにちは。


誰がどう見ても馬鹿といわれるような者です。


自分が今馬鹿みたいな歌を歌いながら何をしているかわかりますか?















…正解は万○きです。


正解した人にすごいねポイント10000点。


きのこの歌歌いながら○引きする馬鹿なんてそういないですよね。


馬鹿みたいな歌歌いながら馬鹿がするような行動をして馬鹿になる。


これが自分の最近のマイブームです。


そもそも皆さん馬鹿ってどういう意味かしってますか?


馬鹿というのは色々ありますが、簡単に言えば常識から外れている人です。


じゃあアホは?


アホは知能が劣っている事ですね。


びみょーに意味が違うんですよ〜(作者調べ)


だから自分はアホではなくて馬鹿になりたいですね。


ジョーシキから外れて楽しくのんびりマイペースに生きたい。


…あはw、自分勝手ですねほんと。


親に言われて今までまじめにやってきたけど、もう我慢の限界だ!!


そう叫んで家を飛び出せたらどんなに良い事でしょうか。


どんなに楽しいのでしょうか。


親という束縛から解き放たれて自由になった瞬間…どんなにシアワセでしょうか。


…今は万○きに集中しましょう。


店員にバレると厄介ですからね。


自分が持っているカバンにカッターやのりなど、色々な文房具を入れていく。


よし、あとはお店から出るだけです。


そそくさとドアに向かって早歩き。


ドアが自動で開く。


よし…今回も万○き成功____


そう思った瞬間、誰かに肩を叩かれた。


警察かと思って急いで振り返ると、そこにはクラスメイトの男子がいた。


こいつは…クラスの中でも優秀で真面目な奴だ。


文武両道、質実剛健。


クソ真面目で、成績も良い。


努力家で顔もイケメンで…みんなの憧れ。


自分とセイハンタイの人。


「そのカバンに入ってる商品、レジ通した?万○きになるよ?」


話しかけられてるけど、返答する気は無い。


こんなカンペキニンゲンと話もしたくないですから。


「今ならまだ間に合うよ。馬鹿みたいな事しないで、ちゃんとしよう。」


馬鹿みたい…馬鹿ミタイ…馬鹿?


自分は今馬鹿なのか。


最高じゃないか。


「…馬鹿な事をしたいんですよ。」


「…え?」


思わず話してしまった。


止めようと思っても口が勝手に動く。


口が勝手に喋り出す。


「馬鹿になれば!馬鹿になれば誰にも期待されない!!そして勝手に見放されたりもしない!!!」


「!?、急に何言い出すんだい?君みたいな優秀な人が…」


「ユウシュウ?…自分はユウシュウじゃないんだよ!!オレはユウシュウになりたくない!勝手に期待するな!勝手に絶望して呆れたりするな!!!俺は馬鹿だから、!馬鹿なんダよ!!!だから、馬鹿って言エよ!!!!!」


「なっ、ど、どうしたんだい?!君、変だよ?!学校ではいつも大人しくて、優秀で…」


止まらない、止まらない。


口からドバドバと黒い感情が出て行く。


まるでダムから水が溢れ出たミタイだ。


「だカら、俺ハ、ユウシュウじゃナイ!!!オレは、俺は…俺ハ…バカなんだよ…!!!!」


「君達!!なんの騒ぎだ!」


ついに警備の人が騒ぎを聞きつけて来た。


「こ、コイツが万○きを…」


「そ、そうかい。君、ちょっとついて来てもらえるかな?」


俺は馬鹿だから、俺は馬鹿なんだ。


馬鹿だからなんでもして良いんだ。


ばかだから許してもらえる。


馬鹿だからで皆が笑う。


馬鹿だからで皆納得する。


人生馬鹿な人勝ちじゃん。

レオン


投稿を違反報告 / ブロック



コメントをするにはログインが必要です : ログイン


バトン&クソ長い雑談
レオン 2 2

どーもどーも、レオンだなも((( はい、あつ森に再熱しました、レオンでござい...





華々しき誕生の日に、愛のある祝福を 雑談 ともぼ 友達募集 短文 雨の日、4月25日の灰猫 御友達募集 誕生日 いいねチャレンジ イラスト