未実装刀剣男士の紹介(イラストあり)※8/30誤字修正

こんばんは。右向きのイラストを描けるようになりたい翠雨です。




今回は創作刀剣…というか未実装刀剣の個人的設定を紹介しよう〜ってやつです。
既存の刀剣男士と深い関わりを持つ子なので、苦手な方はブラウザバックをお勧めします。










　

兄者の写しで弟丸の代刀、小烏くんです。


吠丸を教真に渡してしまい二振り一具でなくなったことに不安を覚えた源為義が、腕の良い刀鍛冶に獅子ノ子の写しとして「最上の剣」を打たせ、出来上がった刀が彼になります。



目貫に烏の飾りがあしらわれていたことから、小烏と名付けられました。

獅子ノ子そっくりな太刀だったんですが、長さは本歌より二分長かったそうな。

ある日獅子ノ子と小烏を抜き身で立てかけていたら、何もしていないのに二振りがカラン、と倒れてきました。

見てみると小烏の目貫の飾りが折れ、茎が二分斬られていたそうです。これは獅子ノ子の仕業に違いないということで、兄者は友切と名を改めることになりました。





その後小烏は何やかんやあって主の義朝の首と共に平家に渡って重宝となり、のちに行方不明となって現存はしていません。

……というかなり哀しい来歴を持つ刀です。


小烏が獅子ノ子よりも二分長いのなら兄者(178cm)よりも背高いんじゃないの？なんで童の姿なの？ということなんですが





まず、わたしの二次創作では本霊・分霊システムを採用しています。

一連の出来事は小烏が打たれてからほんの短い間に起きたことなんですよね。詳しい計算は全然してないんですが、親子二代の間のことなので多分2〜30年くらいなのかな。



刀剣男士の年齢は最年少でも300歳超えてますので、刀としては2〜30年なんて本当に流れるような速さだったと思います。



小烏はその間に行方不明になってしまって今は存在しない＝獅子ノ子に斬られて、様々な過程を経て平家の手に渡るまでのほんの少しの逸話の中でしか存在を確立できないということになる。

だから小烏の本霊は年若い姿のまま時が止まってしまい、その結果分霊である刀剣男士も少年として顕現した。

本来付喪神は99年の時を経て宿るものですから、不完全だという意味も込めています。

その関係でなかなかにネガティブな性格をしてます。


不安定な存在であることや吠丸の代刀でありながら役目を果たせなかったこと、義朝を守れず敵の手に渡ったことその他諸々に尋常じゃないコンプレックスを抱いており、卑屈で湿度高めな子です。

兄者を「本歌様」、膝丸を「弟君(おとうとぎみ)」と呼んで、二振りと話すときは一人称がわたくし+敬語になるなど、他の刀剣たちよりかなーーり距離を取ってます。
逆に審神者を主、他の刀剣は名前に様付けで呼び、話すときは一人称僕＋タメ口です。だいぶ対応が違う。

源氏兄弟との関係ですが、

小烏→兄者…足(茎)を斬られたのがちょっとトラウマ。恨んではいないしむしろ慕っているけれど、弟と再会出来て二振り一具が揃ったのだからもう自分に関わる必要はないと思っている。
あくまでも自分は代わりのため、髭切を兄だとは思っていない。

兄者→小烏…逸話を残して小烏の存在が後世に残るようにした。やり方がアレだったとはいえ恨みがあって斬ったわけじゃないのに、めちゃくちゃ避けられてちょっと腹立つ。
自分の揃いは膝丸だけなので小烏を弟だとは思っていない。

小烏→弟丸…自分にはとても代わりは務まらない、恐れ多すぎてまともに会話が出来ない。恨んでいないしむしろ源氏にいた頃はずっと会いたかったが、今は顔を合わせるのが怖い。でも本刃は積極的に話しかけてくる、なんで？

弟丸→小烏…兄者の写しで俺の代刀ということは弟のような存在では…？とちょっと嬉しい。仲良くしたいと思っているのでよく話しかけに行く。が、態度がよそよそしいので、恨まれているのではないかと思っている。

っていう感じです！




お互いに悪い感情は抱いていないけれど、小烏が踏み出すのを躊躇って壁を作っちゃってます。いつか幸せにしてあげたいこの子…！！

長くなってすみません……
以上、未実装刀剣の小烏の紹介でした〜。


ここまで読んでくださりありがとうございます！！