「ポイズンドーター・ホーリーマザー」について。
読書日記 ポイズンドーター・ホーリーマザー 湊かなえ最高ランク : 70 , 更新:
湊かなえさんの毒娘読みました〜。
タイトル長いんで勝手にどくむすって呼んでます。
ちょうど湊かなえさん好きのユーザーさんに出会えたと思ったらずっと待ってた毒娘が図書館に帰ってきてたので借りちゃいました!
すごい。
やばおもろい。
久々の当たりって感じの湊かなえ作品です。
毒親が登場する5つのイヤ〜なミステリ(つまりイヤミス)。
あらすじ(表題作のみ)
・ポイズンドーター
女優の主人公は故郷の同窓会に誘われるがそこにいる母に会いたくないがため誘いを断る。
そんな矢先に「毒親」をテーマにしたトーク番組に仕事を依頼され幼い頃からの母の自分への失着についてを改めて考える。
・ホーリーマザー
ポイズンドーターを別視点から見つめた話。
「毒親の定義」とポイズンドーターの答え合わせのような裏話。むしろこっちが本命、いままでの(ポイズンドーター)全部布石!
感想
まさに原点回帰とも言えるようなイヤミスでした!
どの作品もとても好きなんですけれど私は3話目が一番好きです。どんでん返し間には乏しいですが、余韻が一番長かった。
また、湊かなえさんの得意分野で必殺技、一人称の視点変更が使われている作品も多かったですね。まさに湊さん!
こういう作品を読んだ時の最終的にどの感じ方、どの真実が公平な面から見た真実なのかがわからなくなる感じ。すごく好きです。
湊かなえさんのイヤミスを読んだ後はいっつも考えこんでしまうんだよなー。
世の中の道理の何が善で正しくて、何が悪で正しくないのか。
本当の「毒親」とはなんなのか。
極上のイヤミスを提供しながら、近頃のトレンドへの問題提起までしている。
流石すぎますよ。
感服です。
2017年始まったばかりなのにもう今年一番素晴らしかった本が決まってしまいそうで湊さんの本気怖い…。
というわけで、湊さんの「ポイズンドーター・ホーリーマザー」読了です。
おすすめですよ!!
長文お付き合いありがとうございました。
この対抗馬がついに発売した宮部さんの三島屋の新刊なんだけどハードカバー高いからな。
正直文庫本まで待つか、人気作覚悟で図書館で予約か。
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