実りし思いと恋心(古明地さとり小説)

神の風をふかしにきたぜ!
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タイトルセンス無さすぎやろ








00,
学校の階段を登り、屋上の入り口に行く。
誰もいかった学校の職員室から、盗んできた鍵を使って扉開ける。
屋上には、当たり前のように誰もおらず、あるのはひとつのフェンスだけ。
しかしそのフェンスも、簡単に登れてしまうものだった。
私の名前は古明地さとり、他の人とは違い、自分だけ「人の心が読める」
しかしこの力のおかげで、私はいじめにあっていた。
心が読めるからって化け物扱いされ、みんなの輪から外され、罵倒された。
もう、こんな毎日を生きるくらいならタヒんでしまおう。
そう、思ってしまった。
フェンスに手を掛けて、登ろうとする、
「なにしてんだ!さとり!」
後ろの入り口から声が聞こえる。振り向くと見慣れた人物がいた。
神風はやと。私の幼馴染みで、唯一私を人として見てくれた人。
「どうやって屋上に来た!何でフェンスを登ろうとしてる!?」
「...なんで...ここに...」
「今日様子がおかしかったからちょっと追っかけて来た!」
はやとは私の正面に立って肩を掴んで話し始める。
「....なあ!飛び降りようとしてたんだろ!タヒのうとしてたんだろ!何で!」
「...もう....嫌なの...」
「は?」
私の目から涙がこぼれ落ちていく。
「もう嫌なの!いじめられるのは!虐げられるのは!」
「........」
声を荒げて私は叫ぶ。驚いたのかなやとも一瞬固まる。
「お願い!楽にさせてよ!タヒなせてよ!」
「断る!」
彼の叫びに、私は声が出なくなった。
「絶対に断る!タヒなせてたまるか!確かに今は辛いかも知れない!でも!この先何十年と生きてる内に!この苦しみすら忘れてしまうほどの幸福が待ってるはずだ!いいや!待ってるんだ!」
彼は必死に私を説得する。
「もしそうじゃなくても...俺が!お前を生きててよかったって思わせてやる!だから!だからタヒぬな!生きろ!」
彼の言葉に、私の心が揺れ動いた。
「何で....どうしてそこまで...」
「...辛い思いしてる人を、見殺しにしろつて言うのか?」
「!」
自然と彼の心を読んでいたが、彼の心に、言葉に、嘘なんて存在しなかった。
私は驚いた。
こんなにも私を気遣ってくれているのに、こんなにも生きてほしいと願ってくれているのに、
私は自分から、差し伸べられていた手を振り払っていたんだ。
そう思うと、今までどれだけ彼に思ってもらっていたかを理解し、涙が止まらず彼の胸に抱きつく。
「は!?おいちょっと!抱きついてんじゃねぇよ!」
私は、その言葉を無視して彼の胸で泣き叫ぶ。
彼もあきらめてくれたのか、私の背中に手を添えてくれた。
扉から、先生たちの声が聞こえた。


※ ※ ※ ※ ※


01,
高校二年生の初の春。
俺は今日も一年生と変わらない帰り道を歩いていた。
...ある幼馴染みと一緒に。
「...にしても、クラスに馴染めて本当に良かったな...」
「どういう意味かしら?」
横をあるっていた少女から声が聞こえた。
古明地さとり。俺の幼馴染みである。
「いやさ、お前一時期いじめられてたじゃん。だから___」
「高校でも私がいじめられないか心配だった?」
おっと、いつの間にか心を読まれていたようだ。
「そうね...私もここまでクラスに馴染めると思わなかったわ。心が読めるって言ったら逆にすごいっていってくる人が多いし」
「その前にお前可愛い美形だとか言われてたけどな」
「......//」
彼女が少し顔を赤らめる。どうやら恥ずかしかったようだ。
「うるさいわね!私だって可愛いとか言われたら嬉しい以前に恥ずかしいのよ!」
また読まれていた。声に出さずともこちらの聞きたいことをころころと喋ってくれるのはとてもこちらとしては嬉しい。
「...確かに、言われなれて無さそうだもんな」
「はぁぁぁ....」
彼女が深いため息をつく。
...さて、これからどうしよう。
さとりもたくさんの人に理解をしてもらったし、もうみんなにいじめられることも無さそうだし、もう自○することなんて無さそうだし、
これなら、俺がさとりのそばにいな_______
「...私。感謝してるのよ?」
「...あ?」
不意に伝えられた感謝に、一瞬表情を強ばらせる。
「はやとがそばにいてくれて、私を見守ってくれていたおかげで、誰に何を言われても、タヒのうとは思わなかった」
「...」
彼女の話を、俺は真剣に聞き入れる。
「だから、とても感謝してるの。私を気遣ってくれたことに、寄り添ってくれたことに。だから、ありがとう」
彼女はそう言って笑って見せた。
その笑顔に、不意に「可愛い」と思ってしまう自分もいた。が、
「告白かよ」
「え!?」
「いや完全に告白だろ。なんだよお前俺のこと好きなの?」
「いや別にそんなわけ...」
「ならそんな感謝してるんじゃねぇよ。俺は感謝されてるのになれてねぇんだわ」
そう言って自分の頭をわしゃわしゃする。彼女は驚きつつも一瞬微笑んだ。
その微笑みは、俺の心を読んだからなのか、それとも別の何かなのか、俺にはわからなかった。
でもそんな彼女の対応に、俺は、
...もう少し、そばにいてやってもいいな。
そう思ったのだ_________


※ ※ ※ ※ ※


どうしてなのだろう。
確かに私は彼の事はそこまで好きじゃない。
何故ならいつも私を振り回してくるから。
でも、振り回された先で、いつも面白いものや楽しいものを見させてもらっていた。ただそれだけなのに。
彼に「俺の事好きなの?」と聞かれたとき、
一瞬、言葉がつまったのは何故だろう。
一瞬、私は彼のことが好きなのではないかと、心の中で考え直したのは何故だろう。
私は.....彼のことが_________


※ ※ ※ ※ ※


02,
新学期が始まって3か月。
もう学力テストも終了し、脱力しきった俺は数学のわからないところとにらめっこしながら飲むヨーグルトを飲んでいた。
「...何してるの?」
聞きなれた声に話しかけられる。その人の方を向くと、やっぱりさとりだった。
「おう...全然此処が分からなくてさ...」
教科書の問題を指でとんとんと指す
「だからと言って昼休みにご飯食べながらやることはないでしょ?」
「俺より頭いいくせしてよく言うよ」
皮肉を込めた一言をいい放ち、俺はまた教科書に視線を落とす。
「はぁ...しょうがないなぁ...」
と言ってさとりは俺の横でペンを持つ
「...わからないなら教えてあげる」
「マジで?ありがとう!」
俺がパッと明るく笑って見せると、少し彼女の表情が緩んだ気がした。


※ ※ ※ ※ ※


「うぉぉぉぉお.....明日で遂に一学期が終わりだぁ...」
「30日後には二学期だけれど」
「言わないでくれ....」
他愛もない話をしながら、俺たちは商店街を歩く。
ちなみにさっきの数学は完璧に教えてもらえた。
「...にしても、早いわね。一学期が終わるのも」
「そうだなぁ...あっという間だなぁ...」
まだまだ続きそうな話だが、俺はふと気になったことをさとりに問う。
「...そういえば、友達と帰らなくてもいいの?」
「...え?」
一瞬、さとりが戸惑いを見せる。
「いや、さとりって友達増えたしさ、それに最近は友達と遊んだりしてるんだろ?そういう交遊関係大事にしなくていいのかなって」
「...それは」
言葉を詰まらせながらも、喋り出す。
「友達の帰る方向がこっちじゃないってだけ。はやとと帰ることに、それほど深い意思はないわ」
「本当に?」
「本当に!」
少しさとりが子供っぽく起こり出す。
「ごめんって。それならいいんだよ」
軽く謝る仕草をして、また前を向く。
彼女が、優しい笑みを見せていたことも知らずに。


※ ※ ※ ※ ※


危なかった。
彼が心を読めるとしたら、きっと私は恥ずかしくて死んでしまうだろう。
はやとに何故いっしょに帰るのかと聞かれたとき、何故だろうと自分で考えた。
成り行き?感覚?
違った。いっしょに帰るのが心地良かった。
それは何故?彼は私の何?
...私は、私は__________


※ ※ ※ ※ ※


03,
夏休み初日、そんな中俺ははイ○ンの一階フードコートに腰かけていた。
何故かと言うと、それは昨日のことに遡る。
昨日__________
HR前、俺が自分の席でスマホを弄っていると、
「ねぇ、明日予定空いてる?」
「...空いてるけど...なんで?」
隣からさとりに話しかけられた。
「明日こいしと買い物に行こうと思うの。新しい調理器具や食材、あと服とか...まか色々買うから、手伝って欲しいと思って」
「...俺はただの荷物持ちか」
思わずツッコむ。するとさとりは少ししゅんとした顔を見せて
「...だめ?」
と聞いてくる。幼馴染みの誘いを断るのは悪いし、まず情に訴えて来ないでほしい。
「...わかったよ。ついてってやるよ」
「本当?ありがとう。助かるわ。じゃあ明日ね」
そう言って軽く手を振り俺の席から離れて別の友達の輪に戻っていく。
俺はまた、スマホに目を落とした。

...そうして、今に至るって訳さ。
そんなことを考えていると、
「あー!お兄ちゃん!」
「...よっ。こいし。元気だった?」
「まあね、元気だったよ」
フードコート直通の入り口からさとりの妹古明地こいしが、そのあとに続いてさとりが来た。
「じゃ、早速行きましょう。まずは洋服からね♪」
「了解...」
さとりが少し楽しそうにしゃべる。
俺は重い腰を上げて、二人の後を追った。


※ ※ ※ ※ ※


「結局俺は荷物持ちか...」
「ごめんなさいね。でもはやとは重い荷物を私に持たせるって言うの?」
さとりに言われた。
現在、こいしがどこかに行ってしまい、それを二人で探している最中だった。
「あー!はやとくんにさとりさん!」
すると、同じ学校の同クラ女子に話しかけられた。思わず足を止める。
「こんにちは。渚さんは何をしているの?」
「私は友達と買い物に来てるんだ。さとりさんは...買い物?」
「まあね」
さとりが嬉しそうに微笑む
「荷物持ちの気分を考えろマジで。
皮肉を込めた一言を放つ。
「あはは...それにしても二人って本当に中いいね」
女子がそんなことを言い出す。俺たちは「え?」と二人揃って反応した。
「だって、さとりさんがはやとくんのこと買い物に誘って、はやとくんも一緒に来てあげてるんでしょ?本当に中いいんだなぁって」
「嫌々、ただの幼馴染みだから」
「そうよ。私達はただの幼馴染み」
女子の言葉に俺、さとりと反応していく。
「本当は二人付き合ってたりして?」
女子が冗談混じりにいい放つ、俺たちはその言葉に
「「付き合ってなんかない!」」
と、完全にハモらせて叫ぶ。
うるさかったのか、それとも完璧にハモりすぎたのか、俺は周囲の視線がこちらに向けられるのを感じた。
「ごめんって...あ、友達に呼ばれたからいくね。バイバイ!」
そういって女子は行ってしまった。
俺とさとりは、一瞬顔を見合せ、すぐそらす。
「あー!はやとー!お姉ちゃーん!」
そばによってくるこいしなんて、思考の何処にも留まらなかった。


※ ※ ※ ※ ※


さとりの家に一通り荷物を運び終えた。
「これで荷物は全部か?」
「ええ、ありがとう、手伝ってくれて」
さとりはそういうと優しく微笑んだ。
「じゃ、俺は帰るな...」
「はやと!またね!」
こいしがそういって俺に手を振る。
「ああ...さとり、また今度」
「ええ、またね」
そういって家の扉を閉めて、走り出す。
あの時、女子に付き合ってたりして、と言われた時、
「付き合うのも悪く無いな」と思ってしまった。
これがさとりに読まれていないことを祈るしかなかった。


※ ※ ※ ※ ※


はやとがかえって数十分。
私はリビングの椅子に腰かけていた。
はやとから聞こえた心の声。
「付き合うのも悪く無いな」という一言
その言葉の意味がどういう意味なのか、私は分かっている。
「お姉ちゃん?顔赤いよ?」
「ふぇ!?」
こいしに話しかけられ、思わず変な声が出てしまう。
私は...どうなのだろうか








はい、書くの疲れたので一旦ここで区切ります。

で?どうでした?お話は。

主人公はさとりとはやとなのは、容姿がはやとの方が想像しやすいかなって思ったからです。

なんだかんだ5000字行きました

では、感想よろしくお願いします。

続きを書くのは確定していますが、一応投票してみようと思います。

では、以上!

神風はやと@孤独に戦う偽善者


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続き欲しい方いいね
感想↓


神風はやと@孤独に戦う偽善者
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すっごく面白い!続き、お願いします!!

雅樂倶.@くられん(低浮上)
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普通に好き
こういう感じの大好きです!!
続き楽しみにしてます


メレン@エタフェア所属
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うわああああ!!!!続き待ってます!!!!!

なうなうみるきぃ
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