【小説】[18:人の夢を](東方二次創作)

神の風をふかしにきたぜ! 小説 #この世に一人の俺と君
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最高ランク : 2 , 更新: 2022/09/13 5:06:02


ここはどこだろう。いつからここにいるのだろう。
あの時頭を殴られて気を失ってから、永遠といえるほどの時間が過ぎた。
夜中に逃げ出そうにも体が痛すぎて叶わないだろう。
ああ。どうしてこうなったのだろうか。
この”力”のせいで、またこんなに痛みを感じなきゃいけない。
私は、この力を心から恨み、心から愛している。
この力のおかげで、動物とは心を通わせられたから。
ありがとう。そしてさようなら。
きっとここで、私は死ぬのだろうか。
別にいいか。私は最初は死ぬつもりだった。
...”最初は”?まるで今は違うみたいな。
嗚呼...そうか。
私はまだ...死にたくないんだ。


※ ※ ※ ※ ※


...電車で数分。市街から離れた人のいないある廃工場。
車が入ってくる入り口にはフェンスが存在し、俺はそれを上って中に入る。
人の声がわずかにする。周りに車も通らないからよく聞こえやすい。
俺はわずかに空いているシャッターをしゃがんで通り中に入る。
そこにいたのはぐったりと横たわっているさとりとそれを見て笑っている数人の男だった。
男の一人がさとりさんを踏みつけにして笑っている。
「...何してんだお前らぁ!」
何も考えず、俺は走り出す。
踏みつけにしている男に飛び蹴りをかました
横から殴ってきた男の拳を避けて、腕をつかむ。
そのまま流れるように男を投げて地面にたたきつけた。
三人目の男が俺に蹴りを入れてくる。
その蹴りをしゃがんで避けると俺は地面に落ちていた大きくて軽めの石を男に投げた。
男にあたりひるんだ瞬間、俺は男の顔面に膝蹴りを入れる。
撃沈したと同時に二人の男が俺に攻撃を仕掛けてきた。一人は鉄パイプを持っている。
片方の男の後ろに回り盾のようにして鉄パイプを防ぐ。男の顔面に鉄パイプは当たり男は気絶。
そのまま男を地面に転がして、鉄パイプを持っていた男の首に手刀入れて気絶させた。
「...ふう」
一度深呼吸。
ようやく片付いたと思ったら
「へぇ...案外やるじゃない」
俺は後ろから服の首元をつかまれ、そのまま後ろに投げ飛ばされる。
数メートル俺は地面を転がった。
全身が痛い。馬鹿力過ぎる。
悶絶していると、赤い巫女服の女がしゃべり始める。
「あれ?結構弱いのね...まぁいいわ。起きなさいよ」
そういってさとりの胸ぐらをつかみ上げる。
「ッ...」
「はぁ...ぱっとしないわねぇ...」
「...ッ!」
女はさとりの腹を殴ってそのまま嘲笑った。
「ほら、あんたのヒーローは見るも無残にあそこで倒れてるわよ?あんたを助けてくれる奴なんて、所詮その程度の強さ。あんたに希望なんてないのよ」
「...そんなことはないわ...
狂夜は...私を助けてくれた。今までも...ずっと
彼は...私の夢を応援してくれる...私を肯定してくれる...
そしてきっと...今回も助けてくれる...
だから私も...あきらめない。
希望を持つことを、夢を見ることを!」
「...あっそ」
女はさとりさんを地面に投げると言い放つ。
「教えてあげる。あんたに夢を見る資格なんてないのよ
これからもずっと。だってあんたは”力”をもっているのだから
夢なんて、かなうはずないのよ」
女は笑った。まるで悪魔のように。嘲笑っていた。
俺はそこで...何かが吹っ切れた。
何かはわからない。でも自分の中の何かに火が付いた。
心の底から、燃え上がる何かがあった。
俺はゆっくりと、立ち上がり、口を開いた
「...人の夢は...呪いなんだよ...その夢が叶わなければ、その人を一生にかけて縛り付ける呪いとなる...
それをわかってても...さとりさんは夢を持った!
そして...諦めようとしなかった!
...まともな夢も...未来も考えたことのないような奴が...!
何も...わかんないような奴が!」
俺はこぶしを握り締め。叫ぶ。

「人の夢を笑ってんじゃねぇ!」

俺は、怒り狂った。ただ、感情に任せて。

神風はやと@ゆ茶劇制作中


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個人的にめっちゃいいこと白銀君に言わせた気がする

神風はやと@ゆ茶劇制作中
2022/09/13 4:58:05 違反報告 リンク


狂夜さん普通に喧嘩強い…

ねこ
2022/09/13 5:21:07 違反報告 リンク


名言だわ()
霊夢はどう返すんだ…?


月瀬零
2022/09/13 5:53:48 違反報告 リンク


ゲキエモ案件()

アゲハ🦋🌺@ペテ神(初心者)#最強雑食姫腐女子
2022/09/13 14:15:35 違反報告 リンク


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