【if story】[Give flowers to your loved ones](東方二次創作)

神の風をふかしにきたぜ! #この世に一人の俺と君
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Best : 1 , Updated: Sep 20, 2022, 1:46:15 PM


...私の大好きなあなたは、私を置いて行ってしまった。
あの日刺されたナイフ。
止まらない出血。
触った血の感覚。
今でも鮮明に覚えている。
私は何もできずただ泣いていた。
お願い、死なないで、目を覚まして、と叫びながら。
一瞬正気を取り戻し、急いで救急車を呼んだ。
でも、間に合わなかった。
あなたは私を置いて行ってしまった。
...私も、何度死のうかと思ったかわからない。
でも、あなたはあの日、私の目の前に現れて言ってきた。
そうでしょ?狂夜。


※ ※ ※ ※ ※


...狂夜が死んで数か月...正直、受け止められなかった
自殺する前に、彼のお墓に花でも添えておこうかと思った。
理由はわからない。でもきっと私はあの世で彼と会えないと思ったから。
彼の手に花が届いてることを願って。
私は彼の墓の前に立つ。
墓のすぐそばでは風が吹き、桜の花が舞う。
今は春休み。絶好のお花見日和。
だけれど私には一緒に花を見る相手もいない。
みんながお花見をしている中、私はひとり墓参り。
おかしい...のかもしれない。でも別にいい。
私は、どこまで行っても異分子なのだから。
彼が死んだあと世界は変わった。
けれど、私への風当たりは変わらなかった。
今までは耐えてこれたものの...もう、限界だった。
彼がいたから生きていた命。でももうそんな彼もいない。
だから私は、今日死ぬ。
そう決めていた。
私は彼のお墓に一輪の花を添える
花はベゴネア...花言葉は「愛の告白」「片思い」
最後まで思いを伝えなかった、私にふさわしい花言葉。
私は線香をあげて、手を合わせる。
数秒して立って、元来た道を歩き直す。

...その瞬間だった

私の周りに風が吹いた。
涼しい風じゃない。どこか暖かく、仄かに黄金に光っている風。
そんな風は、私の後ろを通り過ぎると、
「...結構元気そうじゃねえか」
そんな彼の声が聞こえる。
後ろを振り向いても逆光がまぶしくて見えなかった。
けれど、そこに彼はいた。
「...狂夜?」
「おう。どした?」
死んだはずの...狂夜は、そこにいたのだ。
「死んだはずじゃ...」
「最後の奇跡ってやつ?でも、これが最後だと思う」
「...」
「さあて...時間もないから伝えるぞ。お前死のうとしてるだろ」
「ッ...」
「図星だな。じゃあ生きろ」
「...え?」
「俺は死にたい人間に”死ぬな生きろ”だなんて大層なことは言えない。でも、お前には言わせてもらう。生きろ。
俺がいなくて絶望した?いじめがつらい?
知らねーよそんなの。それより楽しいことがこの先たくさんあるだろ
ないなんてことはない。俺が保証する」
「...。」
「お前は俺よりいいやつ見つけて、そいつと幸せに生きて、死んでいく。
俺に、こいしちゃんに会うのはそれからだ。思い出を手土産にして持ってきてくれよ。
世界は変わった。お前も俺もこいしちゃんも裕也も。
この国にいる”力”を持つ者全員が肯定される世界になったんだよ。
そんな世界でさ...幸せに生きないなんて勿体ないだろ?
生きろよ、必死に。俺からの言葉は以上だ。」
「...」
私は、唖然としていた。
彼は私に生きろと言ってきた。
私はずっとあなたに会いたかった。
私はあなたが好きだった。
そんなあなたは私に生きろと言ってきた。
いまが辛くても未来があると言ってきた。
そんなの...わからないじゃないか。
でも彼は...この先私には楽しいことがあると保証してくれた。
あなたが保証してくれる...たったそれだけで私は...
...生きようと思えた。
「...わかった...じゃあ私も言わせてもらうわね」
「おう。言えよ」
「...大好きだったわ。あなたが」
「...」
「あなたに救われた。あなたのおかげで毎日が楽しくなった。
生きようと思えた。ありがとう。そして愛してる。
いままでも、これからも。
私はあなたを愛してる。
あなた以上に、いい人なんて私には見つからないわ」
「...そっか」
彼と私は笑った。流れる時は止まらず彼との時間を進めていく。
「...もう時間みたいだ」
「...そうなのね」
「ああ...お前と話せて楽しかったよ」
「...そう...ッ」
最後だとわかった瞬間。私は涙が込み上げてきた。
我慢していたものが、一気にあふれるような感覚だった。
「...どうして泣くんだよ」
「だって...これでもう...あなたには...」
「大丈夫。またいつか会える。きっと」
「...」
「...だからそれまで我慢しろ。したら俺はもう一度お前に会いに行ってやる」
「...わかったわ」
私は涙を拭う。そして狂夜の方を見る。
「...そうだ最後に...お前に言っておかなきゃな」
「...え?」
最後の瞬間だけ、彼の顔がくっきりと見える。その時彼は笑ってこう言ってきた。
「俺もお前のこと好きだったよ」
そういって彼は...空に消えた。
まぶしかった太陽も、そこまでまぶしくなかったなと感じてしまう。
私は、彼の最後の言葉に対して。
「...添える花、ベゴネアじゃなくてバラとかにした方がよさそうね」
くすっと笑って呟いた。
出てきそうになる涙をこらえながら。
ありがとう狂夜。私はまだ...生きることにするわ。
そう心で思いながら、私は墓場を後にした。

神風はやと@ゆ茶劇制作中


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えっ...
泣いた


アゲハ🦋🌺@ペテ神(初心者)#エタフェア🧡色担当
Sep 20, 2022, 2:11:17 PM Flag Link


感動…
テスト頑張れそう((


紫雲。
Sep 20, 2022, 2:36:41 PM Flag Link


両思いじゃん!(´・ω・`)
狂夜さん…


ねこ
Sep 20, 2022, 3:41:17 PM Flag Link


うぇ、、好き…

小百合
Sep 20, 2022, 5:50:53 PM Flag Link


泣けるよ……(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
学校で号泣してるヤバいやつです←


テクノ
Sep 20, 2022, 9:07:07 PM Flag Link


(´;ω;`)ブワッ(現在進行系で涙腺崩壊)

なうなうみるきぃ
Sep 21, 2022, 2:08:14 AM Flag Link


うぅ…泣けるってばよ……

零(ゼロ)@ぺテ神(上級者)/低浮上
Sep 21, 2022, 4:07:01 AM Flag Link


うぇ、最高やん,,,😢
こういう系好きかも,,,,,


さくらん
Sep 22, 2022, 4:32:09 AM Flag Link


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さようなら
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