【小説】[24:変わる環境。そして...」(東方二次創作)

神の風をふかしにきたぜ! #この世に一人の俺と君 小説
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世界が変わって、俺たち(力持つ者)の存在が認められた世界になって半年
そして俺は...さとりさんにいまだに飛んでくるヤジをぶっ飛ばしながら、楽しく過ごしていた。
...冬休み、クリスマス、正月、初詣、バレンタイン、そして...終業式。
いろいろな行事を経て、半年がたった。
「...ふぅ」
俺は登校中に軽く息を吐く。
俺の名前は白銀狂夜(シロガネキョウヤ)、今日から高校2年生である。
そう、今日は始業式、一年間の生活のすべてが決まる日である。
そして...
「...あ、おはよう。さとりさん」
「...あぁ、おはよう狂夜」
彼女は...古明地さとり。人の心が読める”第三の目(サードアイ)”の持ち主。
俺も”力”を所有していて、少し変わった点があるのだが...説明はまだ必要ないだろう。
「今日から新学期ね...前みたいなクラスに当たらないといいけど」
「あれは散々だったからな...さすがにもう懲り懲りだ」
「そうね...」
お互いに苦笑を浮かべる。
まぁ仕方ない。前のクラスは頭の弱い輩が多すぎた。
今回くらいはいいクラスにあたることを願う。
そんな風に考え事をしながら歩いていると、いつの間にか学校についていた。
そのまま二人で昇降口のクラスの確認の紙を見に行く。
「...あ、また同じクラスだ」
「あら、また一緒?」
「嫌なの?」
「いいえ、これからもよろしく...そう思っただけよ」
さとりさんはくすっと笑いを浮かべた。
...俺、遊ばれてる?
むかつくような、なんというか...不思議な気持ちだ。
男だったらこの後ゲームとかでボコボコにしているかもしれない。
そんなことを考えながらも、俺たちは二人で教室に向かった。
教室に入って、扉を開ける。その瞬間...
「...!?」
「え!?」
一瞬でこっちに視線が向いたかと思いきや、さとりさんはクラスの半分の女子に一瞬で囲まれた。
俺ははじかれるように廊下で立ち尽くす。
さとりさんは第三の目についての話とか、可愛いとか、洗顔クリームなに使ってんのとか、そんな女子女子した質問を受けていた。
俺は唖然としていた。だがその一瞬で俺はある答えを導き出すことに成功した。
「...こりゃ確定であたりのクラスだな」
俺はその答えを、ボソッと呟いた。


※ ※ ※ ※ ※


「...はぁ」
俺は帰路でため息をつく。
さとりさんはその後女子の集団といろいろ話をしていた。
視線で俺にヘルプコールを持ってくるも俺にはどうしようもない。適当に手でグッドマークを作って頑張れと返した。
結果、さとりさんはその女子たちと帰ることになり、俺はひとりで下校しているのだ。
正直、安心した。
あのクラスは、どちらかというと”力”に興味がある人と、さとりさんそのものに興味がある人が居るようで、
去年のいじめはなんだったのかと思うくらいにいいクラスだった。
だが、なんというか...もどかしいというか...
...自分になついていたペットが、家に来た友達になつかれるような、そんな気持ちだ。
複雑で、言葉にできない。
そんなふうに、俺は考え事をしながら歩き続ける。
...その時だったのだ。
「...あ!ごめんなさい!」
「わっ!?」
俺の後ろから誰かぶつかってきたのだ。
俺とその誰かは地面に倒れる。
「いつつ...大丈夫か?」
俺は立ち上がりながら、後ろを向く。
「はい...大丈夫です...って、え?」
「...あ?」
俺は、その少女に見覚えがあったのだ。
...中学三年の頃だっただろうか、裕也の死から変わった俺は、とある部活動でこの少女と仲が良かった。
中学3年生の俺、中学2年生の少女。
この少女には、裕也のことも話していて、それでも彼女は俺のことを肯定してくれた、優しい後輩だった。
その少女は...
「...狂夜先輩...?」
「...お前...小傘か?」
なぜ俺のこうこうと同じ制服をきているのかは知らないが、それよりも今はこの衝撃の再開で頭がいっぱいだった。
...多々良小傘、今は高校1年生。
中学の頃園芸部で仲が良かった、唯一の後輩である。

神風はやと@ゆ茶劇制作中


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え、小傘だ!!!
ロ/ス/ト/ワ/ー/ドでお世話になった子だ、、


꯱ׁׅ֒ꪱׁׅϐׁׅ֒ɑׁׅ֮ꪀׁׅɑׁׅ֮
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小傘ちゃん可愛いわ…小傘ちゃん可愛いわ…

アゲハ🦋🌺@ペテ神(初心者)#クソゲー愛好家
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ああああ((小傘ちゃんじゃないか…!

月瀬零
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