snow day 序章

snow day 小説
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_鳥のようにあの空へ_

皆さんこんにちは。彩葉です。

突然ですが、小学5年生の時に書き溜めていた長編小説に加筆修正したものを載せていきたいと思います。
ほんと、長いです。
読み返してみましたけど、なんというか…重い話でした。

ま、まあ…気が向いた方は読んでみてください…(自信無くなってきた)






序章

雪が降っていた。
重い、大きな雪片が沈むように降りしきっていた。
天を見上げれば空は白。
この日は寒い雪の日だった。
「…たき…なちゃ…ん」
少年のあどけない声が白い吐息と共に小さな口から溢れ出る。
その吐息は、雪よりも一層寒々しく見えた。
彼がそこに立って、もう一時間過ぎた。
最初こそぼろぼろと目から涙をこぼしていたが、今はそれすらできなくなり、ただ立っているだけの状況だ。

(ねえ、明日も一緒に遊ぼう)
彼の数少ない友人であったたきなは、親の仕事で引っ越しを繰り返していた…らしい。
(いいよ!何して遊ぶ?)
(うーん。そうだ!かくれんぼがいいな!)
(分かった!じゃあ明日の3時にいつもの公園でね!)
(うん!それじゃあまた明日ね!)
こんな会話をしたのが1日前。
彼は毎日たきなと遊んでいた。
たきなと遊んでいる時だけは、何もかも忘れて楽しい時間を送ることができた。
そして今日、彼は約束の時間に公園でたきながくるのを待っていた。
しかし、そこにやってきたのはたきなではなく、“たきなの父親”と名乗る怪しげな雰囲気を纏った男だった。
その男は彼に、「たきなは死んだ」と、なんの感情もこもっていない声で言った。
当然、彼はその言葉を疑った。そんなの嘘だ。たきなちゃんは生きているに決まっている。と
すると男は、とどめを刺すような言葉を放った。
その言葉が少年を狂わせた。
彼は雪の中にうずくまり、泣き叫んだ。
いつの間にか、男はいなくなっていた。
彼は今、絶望に暮れていた。
_たきなちゃんがいなければ、僕は何をして生きていけばいいの_
それぐらい、彼はたきなに依存していた。

不意に、ピアノの音が聞こえてきた。
聞いたことがない曲なのに、何故だか懐かしいと感じた。
彼は、何かに導かれるように音が聞こえる方角にふらふらと歩いていった。

_その日、彼は忽然と姿を消した。






重いですね()
毎日投稿できるように頑張ります…

追記_長い上に重いと改めて感じます()

彩葉


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え、小説無茶苦茶上手いやん!
毎日投稿頑張れ~!


kotoha3546
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え、照れるわ(真顔)
5年の時ほんと、こういうのしか読んでなかったからな〜
…頑張る(小声)


彩葉
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