天使が堕ちるまで 22

小説 天使が堕ちるまで
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最高ランク : 33 , 更新: 2022/11/30 21:11:17

久しぶりな天使の住みか。

もう天使達の顔も名前も覚えていない。


「久しぶりだなぁ、懐かしい」

あぁ、そうだな。誰も覚えてないけど。

「そう? 私は覚えてる。あそこで走り回ってる子達、右から×××、○○、△△」

へぇ、よく覚えてるな。


久しぶりの景色、二人で話しに花を咲かせていると、姉さんの体が微かに前に揺れた。

はは、相変わらず仕事が早いなぁ。よぉ、死神。

「ん? どうしたの? 死神······?」

姉さんは気付かない。自分の腹に穴が開き、血がダラダラと流れていることを。

死神は、音もなく禁忌を犯した者を殺る。死神の攻撃は、痛くも痒くもなんともない。怪我に気付かれて対処されないためだ。


姉さん、帰ろう。

「もう帰るの?」

あぁ、大人しくしてろ。

「大人しく······?」

死にたくないなら。












「······心中するって言ってたのに、なーんで生かそうとしちゃうかなぁ?」

「ん、誰?」

死神だよ、役立たずな死神。

「役立たずって、ド直球だね?」

あぁ、ごめんごめん。姉さん、こいつは俺らを殺せない死神。

「うわ、凄い皮肉」

「本当の事だから仕方ないんじゃない?」

「うわっ。弟も弟だけど、姉も凄い毒舌」

姉弟だからな。お前そこどけ、邪魔だ。去れ。こっちには怪我人がいるんだぞ。

「嫌だよ、せっかく殺せるチャンスなのに」






























「禁忌を犯したのに、生きれると思わないでよ?」

くろねこらいふ


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