思いついた文ストの小説チラ見せ

文豪ストレイドッグス 太宰治 小説
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一寸思いついた文ストの小説を、ちょこっとだけ書いてみようかなと。

太宰さんです。

良いですか? 始まりますよ? 汚い文章なので、何でも見れる神様以外は回れぇ右っ!

・・・いいねを間違えて押しちゃって、自分でいいねするイタイ人みたいになった(´;ω;`)











最近どうも、同僚の様子がおかしい。 仕事が早く、残業をしている姿なんて一度も見たことがないくらいだったのに、何故か最近ずっと残業をしていて、寮に帰ってくるのも極稀にしか帰ってこなくなっている。 彼女のことだからないとは思ったが、若しかしたら最近仕事が立て込んでいるせいかもしれないし、役に立てるのではないかと思って、尋ねたら・・・。

「あ、私あと二週間で死ぬから」

・・・予想の斜め前四十五度からの百八十度横くらいズレた答えが返ってきた。

「これ、私が今やってる仕事を引き継ぐ人のために資料整理してるだけだから、気にしないで」

「いや、気にしないで居られるわけがないだろう! ちょっと待って・・・。 何時そんなことが分かったんだい!?」

「えっと・・・二年前くらい? 一寸調子悪いなって思って病院へ行ったら余命宣告されて・・・」

へらへらと笑いながら言う彼女に、いい加減にしろと怒鳴りたくなったのだが、彼女の表情が翳ったように見えたので喉まで出かかった怒りはスウッと下がっていった。

「それは、与謝野女史でも治せないのかい?」

「無理だね。 与謝野さんは外傷を治癒でしょ? 私は病気だもの」

諦めたように笑う彼女は、その胸の内にどれだけの苦しみと哀しみを抱えているのか。 人の痛みなんて考えたこともなかった自分がこんなことを考えるようになったなんて、探偵社に入って人助けをしてきたからか。 それとも、目の前の彼女だからこそ、考えたことなのか。

「死ぬのは、怖いかい?」

「んー? 別に、もう諦めたしね」

違う、そうじゃない。 私が期待していたのは、「助けて」と頼って貰うことなのに。 何で頼らない。 何で相談してくれない。 私と君は相棒だろう? 只一言、君に「怖いよ。 助けて」と言ってほしいだけなのに。 頼って貰いたいだけなのに。

「代わりたい」

「いくら自分が死にたいからって、無理なお願いしないでよ。 一番頼りにしてる相棒からのお願いなんだから、できるだけ聞いてあげたいけど」

「何でもっと早く相談しなかった」

「・・・心配、かけたくなかった」

責めてるわけじゃない。 だから、そんな傷ついたような顔をしないでくれ。 ただ、相棒として頼って貰いたかっただけなのに。

「私は君の相棒だろう?」

「そうだよ、太宰君は私の頼れる相棒だよ」

「じゃあ何で相談してくれない」

「・・・」

このとき私は未だ、自分の気持ちに気が付いていなかった。

彼女にとって、頼れる相棒ではなく男として見てもらいたかったと。 彼女のことを、愛していることに。

なすび


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