日替わりを削除するので供養【あんスタ二次創作】

あんさんぶるスターズ!! あんスタ 二次創作
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最高ランク : 65 , 更新: 2017/12/04 6:20:06

ちょっと更新無理そうだったので、ここに置いておきます。

アイドル(TrickStar)×転校生ちゃん

です!
ここで名前変換できるか分かんないので名前はあんず固定で!
転校生ちゃん受け苦手な方はブラウザバック推奨

(かなり昔の文章+日替わり文字数制限もあって文章力はお察し…加筆修正する余裕はないです)























【衣更真緒】大好きだから


「あんず、欲しい物見つかったか?」

「うん! レジ行ってくるね!」


弟へのクリスマスプレゼントを手に、私はレジへと向かう。
小さかった彼も今は高校生、正直何をあげれば良いのか困り果てているところを真緒くんが相談に乗ってくれた。
自分も妹へのプレゼントに悩んでいたらしく結局2人で買い物に行くことになったのだ。


「それにしても色々あるんだな……因みにあんずは何か欲しいものあるか?」

「私?……仕事かなぁ」


割と真面目に答えたのだが真緒くんには呆れられてしまった。


「お前なぁ、ワーカーホリックというか社畜気味になってるぞ……」

「あはは、ごめんごめん」

「まああんずが楽しいなら別にいいんだけど……あんまり無理せず俺たちにも少しは頼れよな~」


私からしてみれば普段から生徒会役員として学院中を駆け回り、レッスンにも真剣に取り組む彼の方が余程大変だと思う。


「来年にはプロデュース科にも新入生が増えるし……」

「そっか……まあでも全部のユニットの相手をすることは無くなるかもだしTrickStraの専属プロデューサーになっている手もあるぜ」

「ふふ、考えておくね」


いつの間にかパラパラと白い雪が降り始め、辿りついたのはイルミネーションに彩られる大きなモミの木の前にいた。
周りは案の定カップルだらけで、その甘い雰囲気から少し気まずくなっていた。


「あのさ……あんず」

「なぁに?」


真緒くんの顔を覗き込みながら答える。
こころなしか、耳や頬が林檎のように赤く見える。


「俺が今ここで好きって言ったらなんて答える?」

「えっ……」


思いもよらない彼からの告白に動揺するが答えようにも言葉に詰まった。
私はプロデューサーで相手はアイドル……許されるはずがない、そう返事をしようと口を開く。


「真緒くんは皆のアイドルだから……私なんかが」
「TrickStarの衣更真緒じゃなくってただの衣更真緒からだったら?」


その返答に押し黙ってしまった。
流すつもりのない涙もいつの間にか頬を伝っていた。


「私……なんかじゃ……真緒くんに釣り合うはずが……」

「そんなの関係ないし、俺が好きになったのは仕事熱心で真面目なあんずだから」


色んな感情がごちゃ混ぜになって動けない私を、真緒くんはそっと引き寄せる。


「大好きだから……ってだけじゃダメか?」

「ダメじゃ……ない」


ギュッと抱き返しながら、本心を伝える。


「大好きだよ……真緒くん」

***

【遊木真】綺麗なのは花火だけじゃなくって


(嗚呼、どうしよう……)


遊木真は今、これまでの人生で一番緊張していた。
事の発端はレッスン後、学院の近くで夏祭りが行われているということでスバルがTrickStraのメンバーとあんずに声をかけ、5人で行くことになったのだが……


「ゆうくん、お兄ちゃんが綿菓子買ってあげよっか?」

「ゆうくん見てて! お兄ちゃんがゆうくんの欲しいもの全部取ってあげるから!」


お決まりというか案の定、泉が突如乱入し真と半ば巻き込まれた形であんずは振り回されていた。
このまま1日が終わってしまうのか……若干諦めていたがタイミング良く、泉に仕事の電話がかかり2人でその場から抜け出した。

そして今、あんずと2人で人気の少ない場所まで移動してきたところであった。


「あんずちゃんごめんね、折角のお祭りなのに泉さんに巻き込んじゃって……」

「ううん、気にしないで。それに私は充分楽しめたから」


その表情から虚偽の感情は読み取れない。
気まぐれなのかそれともデレたのか、泉はあんずに対しても景品をいくつか渡していたり屋台の食べ物を買ってきていたりしていたのも要因だろう。


(はあ……衣更くんみたいにカッコよくあんずちゃんをエスコートするつもりだったのに結局、美味しいところは全部泉さんに持ってかれちゃったしなぁ……)

「どうしたの? 遊木くん?」

「え? ……あっ、いや、そういえば花火ってもうそろそろだよね」


屋台は既に店じまいの準備を始めており、周囲はガヤガヤとしている中でシーンとしているこの状況に真は緊張していた。


「遊木くん、こっちのほうが見えると思うよ」


あんずに引っ張られながら進んでいくと確かに彼女の言うとおり、見通しの良い原っぱに出た。


「もうすぐ始まるみたい」


無邪気に笑う彼女はとても可愛らしくて、いつも無口で気丈になっているだけに真はついうっかり、ポロッと口に出していた。


「好きだなぁ……」

「えっ?」

「あっ、えっと……」


あんずちゃんのことが好きだよ!

しかし、残念ながらちょうど始まった花火の音に掻き消された。
聡いあんずはグイッと真を自分の方へ引き寄せて耳元で呟いた。


「あんずちゃん!?えっ、つまりそれって……」

「真くん、花火見よう」


照れ隠しか花火の方向へ顔を向ける。
彼女の方を覗くと耳まで真っ赤になっていた。


_私も真くんのこと、大好きだよ

(花火が終わったらちゃんと伝えるね……大好きよ、あんずちゃん)


***


【明星スバル】10年目の春


「わあ!すっごくキラキラだね!」


世間からも注目されている人気アイドルユニット『TrickStar』のメンバー、明星スバルは恋人を連れて学院に訪れていた。
丁度、入学式を終えた頃で真新しい制服を着た新入生がちらほら見受けられる。


「桜も綺麗だし新品の制服も初々しいよね」

「ねえ、スバルくん……今日って歌番組の生放送があったよね……?」


学院を卒業してあんずは大学で専門的にプロデューサー業を学び、現在はスバルたちと同じ事務所で働いている。
その関係である程度彼らのスケジュールは把握しているため、先ほどから彼女は時計を気にしていた。


「まああるけど……ホッケーたちには許可とってるから気にしなくていいよ」

「あの北斗くんが……?」


あの北斗が許すだなんて、と不思議に思っているところ、突然彼から腕を引っ張られて辿り着いたのは、昔北斗と喧嘩したスバルが登っていた桜の木の前であった。


「知ってる?俺たちがあんずと出会って、今日で10年経つんだよ」

「……勿論、知ってるよ。忘れるはずがないよ」


心も体もズタズタだったアイドル、彼らを閉じ込めるために存在するアイドル科。
あんずが転校した頃の夢ノ咲学院はキラキラとした芸能界とは遠く闇に包まれていた。


「この学院が変われたのはあんずのおかげだよ」

「違うよ……最後まで諦めなかったTrickStarの皆や力を貸してくれた朔間先輩たちや葵くん……みんなのおかげだよ、私はずっと陰から見てただけ」
「ううん、バラバラになった俺たちを一つにしてくれたのは他でもない、あんずがいたからだよ」


スバルは顔をスッと真顔に変え、あんずの手を取り、真っ直ぐに見つめる。


「あんず、大好きだよ」

「私も、スバルくんのことが大好きだよ」


少し照れくさそうに……でも、彼からの想いに応えようと、自分の言葉で気持ちを伝える。


「あのね、アイドルの『明星スバル』はこれからもずっと、誰のものでもない皆のもので……」

「でも……今、あんずの目の前にいる俺はキラキラなものが好きで、大吉っていう少し丸っこい犬がいて……世界中の誰よりも君のことが好きな明星スバルなんだ」

「俺はアホだから迷惑をかけちゃうかもしれないけど」

―そんな俺だけど……お嫁さんになってくれませんか?

涙を流す少女の左手の薬指には、キラキラと輝く指輪がはめられていた。
震える声で、返事をした。

「……はい、宜しくお願いします」

***

【氷鷹北斗】今すぐ君に伝えたくて


『そういえば、最近あの美人モデルと熱愛報道されたみたいだけど、実際のところどうなのかな?』


テレビから聞こえてきた有名な司会者の声に、思わず私は持っていたコップを落としてしまった。
聞かれた北斗くんは不機嫌そうに顔を一瞬しかめさせたがすぐに元に戻す。


『会見でもお答えした通り、そのような事実はありませんよ』

『でも今をときめく人気アイドルなんだし色んな人から声をかけられたりするでしょ?』

『まあたまにありますが……俺には既に相手がいるので全て断ってます』

『ひ、氷鷹くん!?』


突如、発覚した交際相手の存在にスタジオではどよめきが走っていた。
一緒にいるメンバーたちも北斗くんらしくない発言に動揺している。
最も、彼のいう交際相手張本人である私もかなり驚いてはいるのだが。


『え、えっと……その人ととはいつから……?』

『高校を卒業してからです』

『それはファンの方々には……』

『伝えてはいません、ただ近々婚約発表するつもりではあったので遅かれ早かれ知ることとなったと思います』

『えー! ホッケーいつの間にプロポーズしてたの!? 俺たちにも教えてくれれば見に行ってたのにー』

『いや、まだしてない』

『ちょ、北斗!? それ先にプロポーズしてから言えよな!』

『ふむ、それもそうだな……じゃあ今から言ってくる』


立ち上がった北斗はスタスタと、スタジオから出て行く。
他のメンバーたちも彼の後を追いかけたため残された人たちはポカンと見ておくことしか出来なかった。
今、彼らのいるスタジオからマンションまではタクシーで30分もかからない。
おろおろとしているうちにドアの開く音がした。


「あんず、そのようすだと生放送を見ていたようだな」

「そりゃ驚くよ……北斗くん、あんなこと一番やらなそうなのに……」

「嘘の熱愛報道でお前を不安にさせていたからな……近々プロポーズするつもりではあったがあの司会者の質問にイラットしてしまってついポロッと……」


腕いっぱいの赤い薔薇の花束を手に持つ北斗は耳を少しだけ赤らめて、たどたどしくもその想いを伝える。


「あんな形で知られてしまって申し訳ないが……俺は、あんずのことを愛している。マスコミや過激なファンからも全力で守ると誓おう……結婚してくれ」

「こんな私で良ければ……よろしくお願いします、北斗くん」


***


★【TrickStar】勝利の女神



「「HappyBirthday! あんず!」」


一体目の前で何が起こっているのだろうか。
つい先ほどまで、今度行われる学内ライブの企画書を作成しており、漸く終わったときに突然スバルくんに目隠しされたままこの教室まで連れてこられたのだが……


「今日、あんずちゃんの誕生日なんだよね?」

「この前お前を送った時、弟くんから教えてもらったんだよ」

「もしかして仕事に夢中で誕生日忘れてたとか?」


図星だ。
ここ最近は企画書の作成に集中していて自分の誕生日なんて忘れてた。
そういえば今朝、弟が何か言いかけてたが朝ご飯もろくに食べず出て行ってしまった。
我ながら、申し訳ないことをしたと思う。


「この後、他のユニットの奴らも来てくれるそうだ」

「俺たちが一番最初だね!」


何で彼らはここまで自分のことを気にかけてくれるのだろうか。
確かに、たった一人の女子であり唯一のプロデュース科の生徒という特殊な立場ではあるがそれだけだ。
プロデュース科といっても創設されたばかりで数ヶ月しか在籍していないから能力としては素人同然。
普段から動き回っているからか転校当初よりは若干細くはなったものの、彼らの方がずっと美人だと思う。
極め付きは自分でもどうにかしたいと思う無表情。

不思議そうな表情をしていたのだろう、北斗くんがいつも通りの端正な顔で話しだした。


「俺たちは学院の中でも無名で一時はバラバラになっていた……そんな『TrickStar』を救ってくれたのは他でもないあんずだ。本当にありがとう」

「そうそう、僕たちがDDDでFineに勝てたのもあんずちゃんが一人になってた明星くんの傍にいて支えて……」

「俺と一緒にステージにいてくれなかったらKnightsに不戦勝するところだったしな」

「このキラキラな衣装だってあんずが一生懸命作ってくれたもんね! ……あれ? あんずどうしたの? 俺何か言った??」

「わああああ! あんずちゃん泣かないでえええ!!」

「スバルも真も落ち着けよ、感極まって泣いてるだけだろ……ほら、神崎たちがケーキ作ってくれてるらしいから早くいこうぜ」


ああ、いつの間にか泣いていたのか。
こんな私にもここまで慕ってくれる人がいたことに驚いていた。


「みんな……ありがとう!」


きっと、今までで一番思い出に残る誕生日になるだろう。
キラキラと輝く彼らの笑顔を見て、後を追うように私も走っていった。


***


こ れ は ひ ど い

時間が取れたら書き直したいね(涙)

センカ


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