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7月23日


分からないと思いますが、なんの日だか分かりますか？


そうです。私の犬が亡くなった日




【話が重いかもなんで、一応わんくっしょん】





わ




ん




く




っ





し





ょ





ん






私のペットのワンちゃんは、私が幼稚園年少さんの頃からずっと一緒でした

犬種はボストンテリアで、名前は｢イギー｣といいます



イギーとは、ジョジョの奇妙な冒険に出てくる犬の名前でもあります



命名したのはパパです



イギーはとても可愛く、私の毎日の癒しでした



散歩させていると……よく雄と間違えられたり、通行人の方に名前を聞かれても、伝わりにくかったりと、そんなことをよく思い出すものです



目を離した隙に、2.3回外に飛び出してしまったこともありました

飛び出してしまった後は、地域の方々が捕まえてくれていたり、家の前の道路に何気なぁくつっ立っていたりと、全て無事でした笑



ほんと、無事でなによりです



イギーとは沢山の思い出があります



イギーと私が幼い頃は、いつもソファに上がらせてやって撫でてやりました



……もう、あの短くてちくちくした毛並みは触ることが出来ません



少し大きくなると、玩具を買ってやりました。玩具を投げてやると、走って取りに行くんですよ

フェイントしてやったり、投げたフリをすると、遠くに飛ばしたと思って全力で走っていくイギーが凄く可愛かったです



……もう、そんなイギーの健気な姿を見ることが出来ません




私が小学校高学年頃になると、イギーにお菓子を作ってやりました



イギーは、卵ボーロをよく食べました。がっついて食べてくれて、ほんと、嬉しかったです



……もう1回、作ってやって、食べて欲しいな



中学生に上がると、よく一緒に寝たものです

毛布をひっぺがされて、持って行かれ、自分の物にされてしまう事が多々ありました



布団の中に居たイギーは、とっても温かかった



……あの温もりが、懐かしい



そして中2の2月辺り、イギーの子宮の方が悪くなってしまったので、手術をしました



その頃はまだ、元気でした



そして中３、もうイギーは10歳でした



ボストンテリアの寿命は、10年程だと、パパから聞いていました

顔辺りは白くなってしまったものの、イギーはとても走り回るほどに元気でした



ですが、イギーは肺癌に襲われてしまいました



まだ最初は動けるようでしたが、日が経つにつれて、様子が可笑しくなっていきました


細かった足はパンパンに腫れ



いつもご飯の時はテーブルの下に来るのに、来なくなってしまいました



いや、多分、来れなくなったんだと思います



どんどん悪化していき、衰弱していくイギーを見ていくのはとても辛かったです

あんなに元気に走って、なんなら私を置き去りにしていた散歩ですが



もう家の前までしか歩けず、階段も上がり降りできなくなったので、抱っこする様になりました



物も次第に食べなくなっていきました。大好きなお菓子さえ、あまり食べなくなっていきました



食欲が薄れてきたんです



私達は、食べれる内にいいもんを食べさせてやりたい一心で、食べれるだけ物をやりました



そして、皮膚癌にも襲われました



皮膚のあらゆるイボの様なもができ、

毎日の様に血を流し、肉球も、1部抉れているように思いました



医師に言われた余命は3ヶ月でした



そして、3ヶ月もあっという間に過ぎました



イギーはまだ生きてくれていました



ありがとう



少しでも長く隣に居てくれたことに感謝します



本当にありがとうね



そして7月22日



7月22日は、イギーの誕生日でした



今日を以て、イギーは11歳になりました

その日は寝ずに、21日からずっと起きて、22日になるのを傍で待ってやりました



｢おめでとう、イギー。よく頑張ったね｣



って。




そして23日の9時半頃



それは、丁度パパが夜勤から帰ってきた所でした



その時は、皆リビングに居ました



少し経つと、イギーが動いてないことに気が付きました



被っていた布団が上下してないのです



それに気づいて、ママが抱き上げたときは、イギーの首は首が据わっていない赤ちゃん

の様に、ぐったりしていました


何回名前を呼んでも反応しませんでした



同じ空間にいたのにも関わらず、



私が1番近くにいたのにも関わらず……



イギーの死を、看取る事が出来なかったことに悔しさを覚えました



後悔しています



ごめんね、…イギー



撫でてやると、さっきまであったはずの温かさが消え失せ、とても冷たくなってしまっていました



その日は、どんどん溢れてくる涙を堪えずには居られませんでした

よく頑張ったね



ありがとう



大好きだよ



苦しかったのに、よく頑張ったよ



イギーは幸せだった？



幸せだったならいいなぁ



……本当にありがとう



次の日には、お別れをしました



綺麗に花で飾ってやり、パパとママが持ってきたトマトの段ボールに入れてやりました


…私の大好物は、トマトなんです



なんなのかよく分からない感情が押し寄せてきました



車で火葬場に行くまで、

私はイギーをずっと膝に置いて、抱いてやりました



もう、固まってきていました



実は、昨日の夜。イギーが亡くなった日の夜。



私は、イギーと一緒に寝たんです。その時は、まだ、柔らかくて…



固くなってしまったイギーを見て、触って、撫でて…



お別れする時はもう、耐えきれそうにありませんでした



……



家に帰ると、イギーの小屋や、イギーが使っていたお皿達を綺麗にしました



そして、また組み立て、新しい水と入れて

お花を花瓶に入れて、……ベッドも、毛布も敷いてやりました。写真も飾って…



…………いつでもイギーが帰って来れる様に。



イギーが居なくなっても、朝のおはようや、ただいまおかえり。お休み、などは必ず言っています



たまにお話もしてやります



イギーに喜んで欲しい。



喜んでくれたかな、



今、イギーはお星様になりました



お空で私達の事を見守ってくれています



たまには会いに来てね、イギー

私は今、イギーの首輪を形見として持っています



イギーの懐かしい匂いが、まだ残っています



この首輪は、大事にします



家族でどっか行く時とか、連れて行ってやりたいです



イギーも一緒だよ



ずっと一緒だからね








この前、塾で勉強していると、後ろの方で、犬の鳴き声がしたんです



その鳴き声は、イギーにそっくりで……




会いに来てくれたのかな



…ありがと

また、会いに来てね


約束だよ





いつでも帰ってきてね


待ってる






















ねぇイギー





























































また会おうね