【Natures】第8話「そのせいで」

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最高ランク : 6 , 更新: 2020/12/01 17:39:07

「(人間…?!)」



ーそれに、その横に居るのは多分精霊だ。



「(小さい…。そういえば、精霊は自由自在に
サイズを変えられるんだけ…)」





『私達精霊はね、自由自在に体のサイズは変えられるんだ。
君達の世界で言う「童話の妖精」から「エルフ」のサイズまで
変えれるって言えばいいかな?
あ、でもね、身長は無理だよ?「妖精サイズ」になったら
この身長ー、とか決まってるからねえ。』





セイラさん…



『外すなよ』

「だったらその「精力」もっと強くしてよ。…契約してんだし。」

「!!」





契約ー…契約者。戦争が始まる20年前までは、
人間と精霊は友好関係で、「契約権」と言う難しい試験を乗り越えて、
それに備え、「自然」と「精霊」に対する知識、
2つを愛する心などなど…がなければ、決して合格できない
「権利」の試験。

それを合格出来れば、「精霊1人のみ」契約可能で、
その契約者(人間)は、その精霊の精力を使えるとか…。


『精霊はね、自然から生まれるんだよ。無論、私もそうだよ。
自然から生まれた精霊は生まれながらに自然の恩恵を受け、1人1つ、
自然の力を扱えるんだよ。でも、同じ精力でも、扱える力は違う…。
つまり、例えば「雪」の能力を使える精霊が2人が居るとする。
片方は森林一体にちょっとしか雪を降らせることしかできないけれど、
もう片方は森林一体に沢山の、しかも吹雪並みの雪を降らせれるって
感じかな。

…え、私?秘密だよ。』



「あー、「人間」仕留めそこなった。」

「何を…。」

「…「何を」?」


その瞬間、相手から殺気があふれた。逃げ出したいほどの。
でも逃げてしまえば、臆せば、私に「精霊」を助ける資格はない!


「…「先にやったのはそっち」でしょ?」

「…「先に」?」

まさか…


私には心当たりがあった。まさか…


「「戦争」…?!」

「そうだ!!そのせいで…!」


殺気が薄まり、その人は肩を震わせ、顔を下に向けた。
…やがてゆっくり顔を上げ、涙をめいっぱいに溜めた目できっと
こちらを見て言った。










「そのせいでっ!パパもママも死んだんだっ!!」










『ひっく、ぐすっ…。ママ、怖いよお…。』

『大丈夫よ…。』

『くそ、アイツらどうする気なんだ?!
どうしてお前らさえ襲おうとするんだ?!
アイツらの狙いはこの世界の「自然」で、
殺されるのは俺達精霊のはずだ!』

『落ち着け、セミ吉。
…多分、俺達が精霊を守ろうとしているからだろうな。』

ゴオッ…!

『!危ない!』

『怖いよお…!』

『っ、槻埜っ!セミ吉…っ!』

ドオン…。

『!…え…?』

『…!!』

『槻、埜…。』

ドサッ

『ー!!』



『ママああああああああああっ!パパあああああああああああああっ!!
…うっ、く…、うわああああああああああああああああああっ!!』










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8話でついに、完全に槻埜ちゃん出てきましたねえ。

まだまだ続くよ働くクルマ!(受け売り)



ではっ!

しょぅゆ。


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わぁ……………過去ぉ……………
うわぁ…………あぁ…………私どうなるんやろ……(語彙力消失の呪い)


████・██████
2020/12/01 21:23:34 違反報告 リンク


ヾ(⌒(ノ'ω')ノ

しょぅゆ。
2020/12/02 2:35:43 違反報告 リンク


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