推しの子6話

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:119 hit

最高ランク : 5 , 更新:

推しの子6話みた

いやおもしれーわこのアニメ

恋愛リアリティショーゆうてるけどこれはほぼあからさまにテラハと2020年の木村花ちゃん事件を元ネタにしてるよね...

で今回ですごい倫理的に真摯で全うだなと思ったのは
現実では誹謗中傷諸々におしつぶされてテラハの花ちゃんは自○してしまったけど

彼女のエピソードをモデルにしただろう黒川あかねはアクアによって大事を救われている

というこの一点につきると思う

かなり感銘を受けたというか

いや現実ってそうあるべきだよ

死ぬ人間なんていないほうがいい 少しでも生き永らえたほうがいい

僕は 色々GDP的なこと考えたら死ぬな生きろ と長らく考えていたけど
そうじゃないと、今は思う

なんで人は生きるのか?に、
理由なんてない 生まれてしまった以上 生きるしかないのだと思う

理屈でもなんでもないただの事象があることに、作中であれば黒川あかねは絶望するだろうな

当の本人にとっての現実はあまりにもどこを見ても敵というか、自分を否定する存在にしか捉えられないだろうし あの時点では絶望のまっただ中なのだと思う

ほんとうに苦しいけど その先に成功がなくても 結果的に下降する道になったとしても
生きていくしかないのだと思う

.........この世のすべての命にとって、生きていくって...苦しくてほんとうに辛いよな...この文章を打っているだけでほんとうに泣きそうだよ僕は.............





で、アクアは理屈じゃなくあかねを助けたと思う

今ガチの面子のなかで誰があかねを助けられるか、あかねの事情を察することができたかっていうとやっぱりアクアだっただろう なんせ人生二週目で他者の観察眼が鋭いし

アクアの倫理的に全うなことを行動で示す姿勢 ほんとうにいいな~~~って思う
同時に復讐という使命にその二週目の人生を使い果たそうとするある種半分自分の人生をゲーム的に捉えている感覚 なんかすげ~~~~いいっすねってなる......


それにしても...
誹謗中傷とか 炎上とかってさ
ほんとうに健全じゃないよな...

正直ね SNSに感情論で”○○はクソ”的に書き込む行為
実際は それを書き込むヒトの精神状態が健全じゃないんだよ

炎上とか誹謗中傷の本質は

”それを書き込む人間の精神的安定性の欠如”にあると思っている

”自分以外の何か”を責めたくなるときって
現実で何かしらのストレスや問題・フラストレーションが溜まっている状況だと思うのよね

う~~~~ん例示すると
テストでいい点をとったのに周囲が褒めてくれない・上司に叱責される・家族の不和(急に例が雑になる)・趣味の活動でのトラブル・自分の実績が振るわないetc...

そういった諸々の”自分にとっての現実”に対してどう向き合うか、より
ふと”こいつは皆ディスってるから、自分もしていい”という存在を見、その存在を誹ることのほうがよほど精神的ハードルは低い
”自己を見つめる”というのは、かなり残酷に自身のアイデンティティを自分で殺しかねない行為にも繋がりかねないから
人間はネガティブの方が引っ張られやすいから、ストレッシブな状況では自己対自己の対話で自分の良い点を探すことなどましてやムズカシイだろう
となれば、だよ
そんななら、自己の至らなさから向き合うことを放棄して、自分を棚に上げて自分の格下と思える存在を見つけて攻撃するほうがラクに決まってるんだ
あ...これは婉曲表現だと気付いた
”自分自身の生活が振るわないから、責めていいと判断した他者を責める”
は、ある種
”勉強をすることが面倒だから、自室でyoutubeとか見て笑うことに逃げる”
に通ずるかも
両者に通ずることは、”至らない自分が浮き彫りになることから目を逸らす”
ということだ


...


人類すべてが、何かの使命の為に生きると自覚し、その為に生きることに全うできるなら
本来的に、自分と関係のない他者へ感心を向ける暇などないはずだ

だとすれば、”誹謗中傷”という行為は、暇人の行うそれに他ならない

もちろんこれは思想的すぎるから、もっとゆるくていいと思う
それに、先の主張は、ひとのセンスオブワンダーをも否定しかねない


で、誹謗中傷というか、感情論でなければいいと思う

自分と関係が遠い生身の人間について評価をくだすときほど、慎重にならなければならないとも思う

だって、そのひとの実生活の姿を生の目で見ることができるか?
といえば、そうじゃない
画面の向こうの人間について知るにしても、フィルターがかった情報しか手に入れられないのだから

だからこそ、冷静に、多くの情報を集めて
そのうえで、”自分の判断基準で”肯定か否か、はじめて感想が抱けるのだと思う


さて、推しの子の話だけど

黒川あかねという人物は実在しない

フィクションであるがゆえ、”誹謗中傷に押しつぶされる人間”という、黒川あかねに同情させるようなテーマも側面に据えて第6話は描かれたと思う

黒川あかねが実在する人物だとしたら

感情では同情できるが、心底から味方になることはできない
なぜなら、フィルムの中で描かれた以上の情報を知り得ないからだ


ただし受け取った情報量がどうあれ、彼女が自殺を思うようになるのであれば
それだけは踏みとどまるなんらかの繋がる行動をしたいとは思う

それは当人への好きとか嫌いとか感情は抜きにして
人として 隣人が困っていたらその困りごとの解決には手を貸すべきだという思いからだ

それすらままならない社会だったら、そんな社会はおかしいと思うからだ

と思うから、アクアの行動はほんとうに賞賛できる

それにしても...

あかねちゃんのマネージャーも炎上周りに関して全然勉強してないのな
「だと思うな~~」みたいな口調ひっでぇな ほんとうに本人を守りたいと思うのなら
やんわりした口調なんかじゃなくて言い切って安心させるべきだし
お母さんもひどすぎる 娘に対して無頓着すぎやろ 娘が芸能活動やってることくらい当然知ってるだろうし 有名税でSNSの類でどうなってるかくらいサーチするくらいのアンテナすらもってないのは流石にやばすぎる


...で...

あかねちゃんにはすげーーーー共感しちゃうな........

あかねちゃんは”何かしよう”と思ったら ”そのやり方”を調べるタイプだと思う
型にはまったことをすることに固執して自分の考えで行動しない もしくはあってもそれよりも”やり方”を優先させる人間な気がした
マニュアルで行動することに固執してうまいこと自分の考えで行動できないタイプ
柔軟性がないとか、不器用とか、そういう内面から出た行動は結局自分本位だと捉えられてしまう みたいな...
書いてて自分のことかな?と思って息が苦しい

これまでの話数で一番共感したのは間違いない..........

向き不向きで言ったら資本主義社会、競争社会そのものの芸能社会にとっちゃああいうタイプ?性格ってかなりのディスアドバンテージだよな...
それはそうと感情では応援したくなる.........とっても人間的で好きだし...

星野アイみたいな天性のバケモンタイプとか比べて考えると正直すげー推せるよ...

ていうかそういう個々のパーソナリティの描写ほんとうまいよなぁこの作品
人間観察がほんっっっっとうに鋭い


ちょっと話逸れるけど

2020年のテラハ、僕みてたんだよね

けっこうショッキングだったなぁ...。
けどさ、恋愛リアリティショーっていうの
けっこうな非人道的行為だと思う
生身の人間の24時間を、心の内・外 それらを全て世界に発信するという行い
拷問的すぎるよ
...テラハはまってたよ。
けど復活しなくていいと思う

テラハが大好き!というひとは
自分が生身の他者の生き死にを見つめて喜ぶ残酷な性質を持つという側面があるという自覚をした方がいいと思う
そして、僕にはその性質があるということだ

知識が不足しているから言い切りづらいけど
僕がコロッセオ時代に生まれていて ある程度お金も持っている人間なら
喜んで観客席に足を運んで盛り上がっていたんだろうな

しかし今は2023年だ

テクノロジーは 過去の倫理的非道さを鑑みることを許してくれる
インターネットがなければ
きっと僕は自分に内在する残虐性に気付くこともなかっただろう

自身に自覚的になれば

不用意に 自分の人生と関係のない存在を誹ることなどせず済むはずだ、と思う

で、こうやって文章を書き連ねている僕自身

結局僕も、今は暇なんだなと思う

これは、暇つぶしだ

ナオ


投稿を違反報告 / ブロック



コメントをするにはログインが必要です : ログイン



コピックのリーリ絵
ナオ 3 8

タイトル:「ゆびをふったらりゅうせいぐん!」 先月、再生産となったコ...


とちう
ナオ 9

ラフが終わらない(怒) ポケモソはお目目が縦長って特徴あるからそこは遵守してるつ...



友達募集 雑談 ともぼ イラスト 御初 御友達募集 推し紹介 いいねチャレンジ