小説後半!!(またもや長いから読まなくて大丈夫だよ!!)

小説家同盟
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最高ランク : 10 , 更新: 2018/04/28 21:10:19

どうも!!ねこみゃあです!!

小説後半行きます!!

Happy、True、Badの3つのエンドを考えていたんですが、今回はTrue endで行きます!!

では小説始まります!!


♠︎♠︎♠︎♠︎♠︎♠︎♠︎♠︎♠︎♠︎


母から聞いた。


悠介は昔から病気を患っていたらしい。


すぐに生死に関わるわけではないけど、現代の医学では到底治せない病気……


本来ならば、大きな病院で治療を受けなくてはならなかったらしい。


だけど、それをある人が許さなかった。




あいつの父親だ……


あいつの父さんは所謂エリートで、自分の息子もエリートにしなくてはならないと思っていた。


そんな彼は、自分の息子が病に侵された事が許せなかった。


だから、自分の息子に入院させることもせず、ひたすら勉強させた。




知らなかった……


俺は…俺はずっとあいつの近くにいたはずなのに……


気付けなかった……



ああ……俺は……


俺はなんてことをしてしまったのだろう。


あいつはこんなにも苦しい思いをしていたのに……



謝らなくてはいけない。



今すぐ、悠介に会いに行かないと。












俺は今、ある病室の前にいる。


ここには、あいつ……悠介がいる。


「……っ……はぁ……」


何に怯えているんだ。


早く、この扉を開けて謝るんだ。


俺は、ゆっくりと扉に手をかけた。


ほとんど音もせず、簡単に開く扉。


扉の先に見えたのは、真っ白な部屋に同じく真っ白なベッド。


そして、どこか悲しそうに窓の外を見つめる悠介だった。


「……悠介」


俺が呼びかけると、悠介は吃驚した顔でこちらに振り向いた。


改めて見ると、やはり整った顔立ちをしている。


昔に比べて、少し目がつり気味になったかもしれない。


よく考えてみれば、俺は悠介の顔をしっかりと見てすらなかったんだな。


「……拓…也……」


悠介は少し掠れた声で俺の名を呼んだ。


「…………っ……悠介……ごめん……俺、お前が、こんな辛い思いしてるなんて、知らなかった……本当にごめん……」


声が震える。頭が真っ白になって、言葉が上手くでない。


「…………たくや……ゲホッ!!?」


突然、悠介が吐血した。


ごぷごぷと音を立てながら咳をしている。


なんだこれ……


「悠介……!?」


どうすれば良い?


看護師さんを呼んでくるか?


どうすれば……


分からない。分からない。


「……ナースコール……!!」


そうだ、ナースコールしなきゃ……!!


俺はナースコールに手を伸ばした。


「………たく……や……やめてくれ……」


悠介が俺の手を弱々しく、それでいてがっしりと掴みながら言った。



「……は……?悠介、お前何言って……」


そんなこと言ってる場合じゃ無いだろ。


早く。早くナースコールしなきゃいけない。


「……拓也……もう良いんだ……俺、もう……」


なんで。なんでそんな顔するんだよ。


何諦めてんだよ。


こんなことをしているうちにも、悠介の手の力は弱まって来ている。


「……っ悠介……!!押すぞ!!」


俺はナースコールを押した。


早く来てくれ……


頼む……











医者や看護師が病室に着いた時、悠介は既に手遅れの状態だった。


「……悠介……悠介……!!なんで!!なんでだよ!!やっと、やっと仲良くなれると思ったのに!!馬鹿野郎!!なんで……」


俺は声を上げて泣いた。


















それから数日後。


俺は悠介の部屋の片付けを手伝っている。


「…………なんだこれ……?」


俺が見つけたのはおしゃれな表紙の分厚い本だった。


日記のようだ。


俺は、悠介の母親に頼んでその日記を貰った。


家に帰って読んでみて、俺はとても辛い気持ちになった。


日記には、悠介の苦悩、俺に対する愚痴、それでも俺と仲良くなりたいという気持ちがつらつらと秀悦な文と綺麗な文字で書かれていた。


「悠介……俺、決めたよ。」
















冷たい風が俺の頬を撫でる。


俺は今、あるビルの屋上にいる。


俺は、なんの躊躇もなしに一歩踏み出した。


俺の身体が強い風を受けながら落下していく。


悠介……


今までごめんな……


俺は、取り返しのつかないことをしてしまった。


悠介。こんな俺を許してほしい。


地面が目の前に見える。


あぁ……悠介……来世では、俺たち……


「親友になろうな……」



俺の視界がブラックアウトした。






















昔から、あいつの事が嫌いだった。


True end : 過ちは繰り返される


♠︎♠︎♠︎♠︎♠︎♠︎♠︎♠︎♠︎♠︎

これで終わりです!!

いかがでしたでしょうか?

感動系というよりは、ホラーみたいになってしまった……

意味わからないラストでしたよねw

実は、このキャラ達に想像以上に愛着が湧いてしまったので、多分後々おまけを書いたりHappy、Bad endも書こうと思ってます!!

その時に、この小説の解説を入れようと思ってます。

楽しみに待っててください(((

その時はまたよろしくお願いします!!

以上!!ねこみゃあでした!!

^ ^
(・ω・)/~~~

ねこみゃあ


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wwwww
じゃあこみゅーで(^^)
あ、その前にプロフ画像頑張ってみる!!


miraimiku3939
2018/04/29 8:15:33 違反報告 リンク