【十二国記】王気とかについての私的考察まとめ

十二国記 考察
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更新: 2019/10/06 3:14:01

新刊まで一週間を切りましたね!! 楽しみすぎて怖い!!
ということで、色々と考えてみました。
***
十二国では「麒麟が天意によって王を選ぶ」という形をとっているけれど、本当は「国民全員が絶対に選挙に参加する民主政治」なのかもしれないと思った。


この考えを思いつくきっかけとなったブログがこちら。
下の慶国の例の部分はここから引っ張ってきたものです。
十二国記等の二次創作を主に取り扱っていらっしゃいます。そういったものに嫌悪感を抱く方、意味がわからない方などは下のリンクを開かないでください。
http://falsehope.blog.fc2.com/blog-entry-38.html
地雷が多い人用の概要ページです。↴
http://falsehope.blog.fc2.com/blog-entry-162.html#more



たとえば慶東国を例にして考えると

比王 権に執着し、もてあそぶ
薄王 権には興味をもたず、奢侈を求める
予王 権にも奢侈にも興味をもたない

こんな感じで新王は、見事に前王に足りなかった部分を補っている。
これは民の「前王はこういうところがダメだったから次はこんな王がいい!」という思いを完全に反映している。

そう、麒麟の選ぶ王は民の思いをくんだものなのである。

つまり 「天意=民意 であり、麒麟が選ぶ王は、国民全員の意見をまとめた結果(最も)民の要望と合致した人だ」と言えるのではないか。

もしこの仮説が正しければ、天に選ばれたはずの王が道を失ってしまうことも何ら不思議ではない。

そして、「なぜか王と麒麟の相性が良すぎる問題」も解決する。

この問題は、麒麟の性質が王に合うようになっている ということは麒麟の性質が決まった時点で 王がどんな人物かも決まっていなければいけないが、
そうだとすれば麒麟の性質が決まった時点で王が選べるはずなのに、なぜ選べない期間が発生するのか、という矛盾が発生してしまう というものだ。

これも天意=民意だとすると、国民が自分たちの国にあった王を望んでいるならば、
麒麟の思うことが民が思うことと同じであることによって必然的に麒麟と王の相性が良くなっている と考えられる。

たまに相性の悪いときもあるが、それについては民が望んだ王が自分たちの国と合っていないものだったのだろう。判断を間違えた民が多かったのだ。


国民の思うことと麒麟の思うことは同じだと書いてきたが、嵩里は戴の民の多くや歴代の泰麒(代麒)と違って穏やかな気性である。

この事例から、麒麟の王に対しての在り方は国民と同じだけれど、気性などについては、生まれ持ったものによる部分が大きいのではないかとも考えられる。
これについてはもう少し考えて納得のいく答えを見つけたい。

ただ色々考えたが「麒麟が王を見つけられない期間」があることに関してはうまく説明ができない。
考えられる理由は「民が王を戴きたいと考えていないから」もしくは「民の要望を(十分に)満たせる人がいないから」の2つ。


また、これを考える上で、王を選ぶときに「その時点で最も良い人」を選んでいるのか「一定の基準を上回っている人の中で最も良い人」を選んでいるのかが重要になってくると思う。

前者が正しいとすると、麒麟が王を選べない期間が存在するのはおかしいので、後者が有力になってくる。

後者が正しいとすると、“一定の基準”というのがどんな内容で、どの程度の高さなのかが気になる。


国民全員が一定の基準を超えない期間が最大20〜30年続くことを考えると割と高い気もするが、失道した王たちを考えればと意外と低いような気もする。

まず、失道した王が初めから全くの悪人だったことは登場したエピソードの中では無いので倫理観や道徳、常識を持っていることは基準を構成する要素の1つだろうと予測できる。

また「周囲の人と比べて抜きん出ていること、他と違う傑出したところがあること」も要素の1つではないか。
予王には一見なんの傑出したところもない気がするが、「権にも奢侈にも全く興味をもたない」という点では傑出していたと思う。
実際に玉座についてあそこまで無欲でいられるというのはかなり難しく、大変なことだと思う。


そして、国民の新王についての要望は「政治に明るい王がいい」などというものから「勢いがある王がいい」「何もしない王でいい」など様々で必ずしも政治に携わってきた人で無ければ満たせない、というわけではないから様々な職種の人が王になるのではないか。


番外編

”戴で起こっている奇妙な事象――何故、阿選の非道を意に介さない者が出てくるのか。”

についてと、麒麟について考察してあります。
(戴についての話は後半に書いてあります)


このブログは、この記事以外の考察も本当に素晴らしいのでぜひ行ってみてください!

『ブログって何の略~色々なブログ~』
器としての麒麟
http://blog.livedoor.jp/innocense0703/archives/54766267.html

***
感想や意見、十二国記のここが好きだ!っていうのがあったらお気軽にコメントしていってください!

それにしても、めちゃくちゃ長くなってしまってすみません。(でも十二国記が好きなみなさんならこれぐらいの長文は大丈夫だと信じてる…!)

次は、阿選がなぜ謀反を起こしたのかについて上げる予定です!
ここで『予定は未定、決定にあらず』という有名な言葉を残しておきましょう笑

雪華


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