小説また作った

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Best : 3 , Updated： Apr 28, 2025, 2:32:37 AM

チャットＧＰＴさんに手伝ってもらいました三日クオリティ

今回も薔薇🌹でございます

LINEの通知音が鳴る。
『雨明』と表示された画面に、ついにやけてしまう自分がいた。

『今日、予定あるか？』
『別に暇だけど』
『そんなら、飲み行こうで』

「え～、酒ねぇ……」

嬉しい。けれど、少し抵抗がある。
僕は酒が苦手だ。

だが、今日は珍しく雨明からのお誘い。
雨明と一緒にいれるだけで十分。

(…オレンジジュースで付き合ってあげよ)

承諾のメッセージを送り、早く仕事を終わらせようと意気込んだ。

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「さむ～、」

待ち合わせ場所に着き、冷え切った手を揉みながら、小さくため息をついた。

(髪型変じゃないかな……なんて)

鏡に映る自分を見て、思わずふっと笑ってしまった。
前まで、見た目なんて気にするタイプじゃなかったのに。
雨明と付き合いだしてからというものの、少しずつ自分自身に変化が現れ初めて、僕はそれが嬉しかった。

「…いや、惚気とかじゃないから」
「さっきから何一人でぶつぶつ言うてんねん、恵比寿」

聞き覚えのある声。ふわっと暖かい空気が漂う。
驚いて振り向くと、そこには微笑む雨明がいた。
厚手のコートに、ざっくりと巻かれたマフラー姿。
独り言が聞かれていたことに思わず恥ずかしさがこみ上げてきた。。

「は、……聞いてたの？」
「丸聞こえやで」

そう言って柔らかく笑う君。
その顔が、声が、好きだ。

「早よ行こうで。」
「ん、」

そっと手を握れば、当たり前に握り返される。
じんわりと伝わる体温がとても暖かくて、寒さなんてつい忘れてしまう。

ああ、幸せだ。

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着いた所は、派手で騒がしいところではなく、どことなく落ち着いた雰囲気のバーだった。
人が騒いでいるのが苦手な僕にとって、こういうところで飲めるほうがありがたい。

「ビールとジュース、お願いします。」

「乾杯、」
「……かんぱい。」

差し出されたグラスに軽くぶつければ、心地よいガラスの音が響いた。
ゆったりとしたBGMの中、色鮮やかなオレンジジュースを口に運ぶ。
甘酸っぱい柑橘類の風味が口いっぱいに広がった。

「あんまり飲みすぎないでよ？介抱するの大変だし、」
「それよりもお前が俺の世話になるほうが多いやろが」
「…まぁ、それはそうだけど。酔ってる君って、面倒だし。」
「は？言うて面倒じゃあれへんやろ。じゃあ今日は思う存分飲んだるわ」
「ふ、やめてよ」

そう言いながら笑いあう。
何気ない会話。
でも、この何気ないひとときが僕は大好きだ。

「ね、雨明。」
「ん？」
「僕のこと、すき？」

そう聞くと、飲みかけのビールで盛大に咳き込む雨明。

「ひぇ、急に何言うてん！？」
「ふ、何その声。」
「…言わせんなや！当たり前やろが」
「君の口から聞きたいな？」
「……好き、ほんまに大好きや。」

そっぽを向き、そう答えてくれる雨明。
酔いが回ってきたのか、それとも照れているのか、彼の耳はほんのり赤みがかっている。

「んふ、僕は大好き。」
「はいはい良かったな」
「それ、適当に返事してるでしょ」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

飲み始めて一時間がすぎた。

「んへ、えびすは飲まへんの？」
「……あ～、」

知ってた。
こうなることは大概予想がついていた。
顔が赤くなり、目元がとろんとしている。
もっと早く止めればよかったと後悔をするが遅い。

(酒弱いくせに飲むの好きだからなぁ～…)

「はぁ…、まだ一時間しか経ってないのにぐでんぐでんじゃない……」
「ん～？」

こてんと不思議そうに首をかしげる雨明は、まるで別人だ。
あ～～、可愛すぎる。

(可愛い……けど)

雨明の頭をそっと撫でて呟く。

「こんな姿、他の奴に見せるわけないでしょ。」

誰にも聞こえないくらいの、小さな呟きだ。

「すみません、お会計お願いしまーす」