#29 性について語るんだよ(拡散)

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https://ulog.u.nosv.org/item/KASHIHARA/1607228224

やあ挨拶も無しにこんばんわ。小夜です。

今回はね、上のURLの性についての拡散と僕の意見です。

お口悪くなるかもしれないんで、わんくかけますね。

わ

ん

く

だ

世界には男と女しか性別無いだろうと考えている君。

残念！！不正解です！！

世界には男と女以外にも性別あります。まあ一覧とするならばLGBTQIA＋Xですかね。

そもそも性別には四種類の性があります。

①体の性
②心の性
③表現する性
④好きになる性

です。

一つ一つ丁寧に語ってみましょうか。

①はもう何も説明しなくても分かりますよね。自分が産まれた性別のことを言います。

②は心…まあ、自分が何の性別かということを感じる性です。体は男だけど心は女、体は女だけど心は男。あるいは自分の性は決めていない、分からない等をあげます。

③は自分がどの性別を表現するかということです。例えば、男だけど女装してる人や、女だけど男装をしている。また、学校ではスカートだけど家ではズボンの人。ただ、この人達が必ずしもトランスジェンダーという訳ではありませんので、そこは注意しておきましょう。中性っぽい格好をしてる人もいますが、こちらも必ずXでは無いので、そこも注意しておきましょう。

④は誰かに恋愛感情、性的感情を抱くことをいいます。まあこれ全部説明すると長くなるんで、なるべく短くしますね。異性、同性、その他、あるいは全ての人に恋愛感情を抱く、異性、同性、その他、あるいは全ての人に性的感情を抱く。それとどちらも湧かない、片方だけが湧くという感じです。名称やもっと詳しい内容を知りたい方は、是非調べてみてください。

ここからは自分語りなんですけど、僕はXでいう無性、そしてアセクシャルなんですよね。

まあ全部に当てはめてみると、

①女
②無性
③中性らしい格好
④アセクシャル

となります。

いやまぁこれには色々理由がありまして。

僕小さい頃からストーカーにあうことが多くて、大体知らない男性に付けられてました。

そして小5の時。小さい頃は分からなかった恐怖が芽生えた。

僕が女だから。女だから目をつけられてるんだ。きっと、ストーカー達はやましいことを考えてるに違いない。

そう考えると、どんどん自分の性別が嫌いになってきたんだ。

かと言って、別に男になりたい訳では無かった。無かったんだよ。それでも女として見られたくなかった。そもそも性別を決めつけられたくない、

じゃあ、僕は一体どうすればいい？僕は男なのか？女なのか？

その解決方法など、まだ僕は知りたくなかった。

その内、だんだん好きになる性も変わってきた。小さい頃は男子が好きだったのに、小5の後半あたりから女子が好きになった。

最初は可笑しいなと思った。熱でも出てるんじゃないかなんて思う日もあった。だけど、必ず好きになるのは決まって女子。

悩んだ結果、きっと男が怖かったから。

男が怖かったから、女を好きになったんだ。

そういう結論に至った。でも、僕はそれを最後に恋をしなくなった。

原因は両親の喧嘩だ。両親は結婚したくせに、小6には週一回は喧嘩をするようになった。酷い時は皿が宙を舞う時もあった。決まって片付けるのは僕。

ただただ辛かった。愛し合ったから結婚したんじゃないの？それとももう冷めたのか？

そもそも、僕は両親が仲良くしているのを見たことがあったか？いや、無い。

いつも必ず空気が重たかった。仲良さそうに見えて、お互い殺気が溢れ出ていたから。

もう両親はお互いの事が嫌い…いいや、死んで欲しいと思う程険悪になっていた。母さんは愚痴を零し、父さんは母さんに不満を抱いていたことが検索履歴でバレバレだ。

たまにドラマの仲のいい夫婦が羨ましくなった。

いつか誰かと結婚したら、僕は相手を幸せに出来る？僕の知っている仲のいい両親は、ドラマでしか見たことがない。無理だ。

もう僕、人を好きになるのが怖い。だから恋愛感情も性的感情も全部無くした。

それでも胸のモヤモヤは消えなかった。

これは僕が可笑しいのか？僕は異常なのか？

分からなくて、それでも知りたくなかった。けど、このままじゃ何も変わらない。だから調べた。

するとどうだろうか。

次々と僕の性に当てはまるものが出てきた。その時、僕は久しぶりに泣いた気がする。

良かった、僕は異常じゃない、可笑しくない。個性なんだ。分かった時の安心感に包まれていた時、疑問が浮かんだ。

……これ、皆受け入れてくれるのか？

まずは手始めに両親だ。一回目は『思春期だから』などと認めて貰えなかったが、二回目は一から両親に性別について叩き込んで、理解して貰えた。

次は友達。意外にもすんなりと受けてくれて『今までよく頑張ったね』なんて言われたら、泣くに決まってるじゃないか。

その次は先生。これは勇気が足りなくて、中学生になってやっと言えた。今は産休の先生は、身近でそういう人を見かける事が多かったらしく、僕にアドバイスをくれた。その後に来た先生は、同級生に理解して貰えなくて泣いてあかした。先生は混乱してたけど、真剣に話を聞いてくれてた。

ここまでにしておこう。もっと話すとどんどん暗くなってしまうから。

多分、まだまだジェンダーを理解してもらうには時間がかかる。

でも、それでも、少しだけでも理解してくれるなら構わない。それだけでも嬉しいから。

いつか、生きている内にジェンダーが平等になりますように。

By小夜