遠き青の時代

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どうも、社畜です。

最近、「ブルーピリオド」という漫画が話題になってます。
現在Netflix限定でアニメ配信中ですが、そのうちDVDとかも出てくると思います。

絵を描くことの楽しさに目覚めた主人公が、高２で未経験／素人の状態からスタートで
美大(最難関の東京藝術大学)を目指す物語です。
主人公を中心に、美術部や美大予備校などで周囲の仲間たちと共に苦悩しながらも
目標に向かって努力する姿が結構リアルに描かれています。
（芸大受験までが第一部。その後が本当の意味でのスタート）
※今なら1～4話(単行本1巻分)がタダで読めます
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/3269754496474845469

ちなみにYOASOBIの「群青」は、この作品をイメージした曲です。
・YOASOBI「群青」Official Music Video
https://youtu.be/Y4nEEZwckuU
・YOASOBI / Blue (「群青」English Ver.)
https://youtu.be/L8hMN2UAPxs
・ブルーピリオド×YOASOBI『群青』スペシャルコラボPV
https://youtu.be/C0_gUbghHEw

ここには趣味でお絵描きをしている人はたくさんいると思いますが、
将来なんとなくイラストで食べていこうかなとか考えている人は絶対に見ておいた方がいいです。
（たとえ美大に行く気がなかったとしても）
作中にデッサンや色彩など基本の解説があり、そういう意味では勉強になると思います。

人物イラスト描いてる人はのっぺりした平面から立体に行くあたりがたぶん最初の壁で、
そこら辺の立体物をうまく描くあたりで頭がパンクしてえらいことになると思ってるんですけど、
ブルーピリオドではそこらへんは軽く解説しただけですっ飛ばしてるんですよね。
逆に言うと、お仕事で絵を描いていくなら基礎中の基礎というか、できて当たり前の話なので
そこら辺の心構えをする意味でも、ちょうどいい感じで心をへし折ってくれる作品だと思います。

立体の壁を何とか這い上がって、脳内で3Dデッサン人形がヌルヌル動くようになれば
あなたも「上位者」の仲間入りです。ゆきとさんはそこまで辿り着けませんでしたが(遠い目)

そういえば作中に出てくる、美大を目指す美術部員たちへの「夏休みの課題」も割とえげつないです。
■デッサン7枚
■水彩3枚
※デッサンと水彩のモチーフは素材の違うもの3点以上。時間は1枚5時間以内
■スクラップブック
※いいと思ったものを貼り付けたり描いたり。絵、写真、文章、なんでもOK
■1日1枚写真
※携帯で撮る。構図を意識して風景を切り取るつもりで
■作品1点
※サイズ、画材、立体、平面、映像、漫画、なんでも自由

夏休みの約30日くらいでこれを消化しなきゃいけないってのが何とも…。
でもスクラップブックと写真はネタ帳的なものと考えると、理にかなってるんですよね。
日々の気付きを何かに残しておくのって（イラスト以外でも）とっても大事。

趣味のお絵描きで小遣い稼ぎならまだしも、お絵描きで生計を立てるとなると、
美術／デザイン系の知識は必要不可欠な上に美大出身のライバルたくさんで人生ハードモードなので、
皆様には日々精進でがんばっていただきたいです。おしまい。