成績のお話

毒親の言うことを信用してはいけない いい加減寝ろ そして私はアホオタク
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最高ランク : 2 , 更新: 2020/01/22 20:40:17

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どうも、とにかく新学期がだるい寝夢です。
趣味をやっていろと言われましたが特に趣味が無く、どうすればいいと聞いたら「飯の話でもしてろ」と言われたので、泣きすぎで脱水した話をします。

ご飯関係あります。泣き過ぎた後のご飯美味しかった。


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日本だと成績って5から1で付けられるんですよね。5が一番良くて、1が一番ダメ。それから小学校だととても良い、良い、もう少しみたいな。

でもアメリカだとAからFで成績がどのくらいかになります。
と、言ってもA、B、C、D、FでEがぶっ飛ぶんですけど。Eがぶっ飛ぶのは、小学生は成績表(リポートカード)で主要四教科以外にも評価が付くからなんですね。

主要四教科はA、B、C、D、Fで、他の教科(体育、コンピューター、音楽)とかは上からE(excellentって意味)、S(忘れた)、あともう一つみたいな感じです。

ちなみに、

A=100-90
B=89=80
C=79-70
D=69-60
F=59=0

っていう風に、その学期のテストや宿題、課題の総合平均点から割り出されます。


ここで我が家の話になりますが、我が家ではAを取るのが当たり前です。
A=5だと考えていただければ、どれだけ面倒なことか分かっていただけるはず。

私、一学期は成績表全部Aだったんです。自分でも頑張ったなって思って、内心自画自賛しました。
だって全部Aだなんて学年(約500人)でも数人しかいなくて、しかも私は英語が完璧じゃない日本人。よくやったな自分って、同居人も褒めてくれました。

学年でも数人。先生もクラスメートも褒めてくれた。寝る間も惜しんで頑張った。苦手な教科も克服して、英語も頑張って、結果は出て同居人も手を叩いて喜んでくれた。

私、だから家族にも褒めてもらえるって思ってたんですよ。

馬鹿ですよね。誰も褒めてくれませんでしたよ。
なんだろう、全部Aを取って、ようやく家族として認識してもらえた、ってくらいで。

父親にも言いました。頑張ったなの一言くらいは貰えると思いました。
彼は「全部100じゃないのに何を余裕ぶってるんだ。その程度で喜んでるからお前は以下略」。それでおしまい、努力も過程も結果も認められなかった。

ちなみに100とはつまりどういうことかというと、テスト、宿題、課題、その全てで満点を取らなければ取れない幻の点数です。もし取れたら一躍時の人ですよ。

なんだろう、燃え尽きましたよね。
でも、次の学期も全部Aを取れば褒めて貰えるかなって。そこまですれば、それかどの教科でもいいから100を取れば、さすがに褒めて貰えるかもしれない。褒めてもらえなくても、怒鳴られたりはしないかもしれない。

昨日が、二学期の成績表を貰う日でした。
結果は、Aが五つと、Bが一つ。5が五個あって、4が一つありました。

軽く絶望でしたよね。
88 - Bの文字がやけに大きく見えて。心臓張り裂けるんじゃないかって。

救いとしては、その落とした教科がlanguage art、つまりまあ、英語版国語みたいな奴でまだ言い訳ができたこと。

同じ日本人は「そんなにA取ってるだけで凄いよ」と言ってくれました。私もそう思いたかったけれど、家に帰った時のことを考えて思わず涙がぽろっと。
泣きながら、また怒られると言えば、「いや普通じゃないでしょ寝夢ちゃんち」と言われたので、普通じゃないと信じていいのか。

家に帰ってきてからは、ずっと部屋に閉じこもって泣いてました。同居人はずっとずっと励ましてくれたし、どうしても家族の誰にも会いたくなかった。
結果は追いつかなかったけど、それでも頑張った自分の努力を鼻で笑われたくなかったんです。

でも私がどれだけ頑張ったとしても、一つBを取ってしまったのは事実で。家族にはそれだけで十分だったのかもしれません。

怒られますよね、やっぱり。

怠けてるからだ。自分に甘えてるからだ。ネットにゲームにお前は何をしてたんだ。学校以外じゃずっと部屋に閉じこもって。お前には失望した。自分の子供だとは考えられない。

その全てがぐさぐさ刺さって、いつの間にか気がついたら部屋のベッドの上でした。
涙が溢れて溢れて止まらなかった。なんでそんなことを言われなくちゃいけないのか。テメーだって一浪だろうがクソ親父と父親を罵ったところで、なんだかお腹が空いてきて。

そう言えば昨日から何も食べてなかったなーと。最近はお弁当を作ってもらえないから、自分で作るかしなきゃいけないんですけど材料もあんまりないもので。
帰ってきてからも閉じこもってたので、朝昼晩全部すっぽかしてたんですよ。

同居人もみんな口を揃えてヨーグルトだけでもいいから食べろ、と。
ダイニングに行けば、もう誰も居なくて。冷えた残り物のおかずだけがそこにあって、ご飯とお味噌汁を自分で淹れて、食べました。

もうお腹に沁みましたよね。冷たいご飯でしたけど、確かにおいしかった。
どれだけ水を飲んでも口の中が乾いてたのに、ご飯食べたらそんなことなくなって(健康管理してくれてる同居人には栄養失調になりかけだと怒られました)。

部屋に戻るとまた涙が溢れてきて、同居人たちも「あんなに言うことないよね」「風呂入って寝ちまえよ」ってそれぞれ慰めながら寝かしつけてくれたので、次の日の朝は少々家族とギクシャクしながら登校して。

そんでもって、オチと言っていいのか分からないんですけど。

精神的負荷があったらすぐ相談するように言われてるので、カウンセラーの先生に相談したんですね。成績に気持ちを左右され過ぎてて、かなりストレスを感じていると。

先生は考える素振りを見せて、「とりあえずリポートカード見せて」って。先生に言われるがままに成績表を見せるじゃないですか。
したら先生、なんて言ったと思います?


「前学期のlanguage art、あなたの学年は最高成績で90よ。十分高得点じゃない」


最高成績と、二点差。

絶対に宇宙猫みたいな顔になってたと思いますよ。したらもう、昨日で泣き尽くしたと思ったのにまた涙が出てきちゃって。

全部Aを取りたかったこと。どうしても成績を落としたくなかったこと。先生に分からないところを聞いても、先生は何も教えてくれなかったこと。メールを何回出しても無視されたこと。家族に怒られたこと。できれば100が欲しかったこと。

出てくる出てくる、言葉の山。ここまで自分は英語が喋れたんか、ってくらいに。

不思議ともう、心はすっきりしてました。


「ちなみに最悪点は」
「0」
「嘘でしょ」
「ホントよ。むしろあなた、ESOLのお世話になっててそこまで取ってるのは逆に凄いわよ。特に前学期は新しい生徒の面倒まで見てたんだから」

(ロシアから英語の喋れない生徒が来て、英語喋れない経験が長過ぎて、対応に慣れている私が面倒を見ていた)

「普通に英語が喋れて、あなたより忙しくなくて、それでも成績が悪い生徒なんてアメリカにごまんと居るわ。大丈夫よ、日本の勉強まで兼任しててこれなら十分偉業」
「普通だと思っていいんですか……」
「これを普通と言われたら他の生徒が泣き出すから謙遜しないで」
「ウィッス」
「とりあえず勉強して食べてちゃんと寝なさい」
「ヘイ」
「寄り道しないでクラスに戻りなさいね」
「ハイ」


とりあえずまあ、胸を張ってとは言えませんが、自分の成績に対する誇りを持って家に帰れました。



おしまい。


*****


それじゃあ、また。



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寝夢


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認めてもらえないって、すごく辛いですよね……。
日本人でアメリカ行ってて全部Aとか、80点以上取るとか、めっちゃすごいと思います。

わたし英語無理だし、苦手なのですごく尊敬します!

無理せず頑張ってください。
応援してます!

体壊さないように………。


アキ@アカウント移行
2020/01/23 3:40:27 違反報告 リンク