悪ノ娘【歌詞】

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更新： 2015/07/15 7:07:43

「オーホッホッホ。さぁ、ひざまずきなさい！」

むかしむかしあるところに

悪逆非道の王国の

頂点に君臨するは

齢十四の王女様

絢爛豪華な丁度品

顔のよく似た召使い

愛馬の名前はジョセフィーヌ

全てが全て彼女のもの

お金が足りなくなったなら

愚民どもから絞り取れ

私に逆らう者達は粛清してしまえ

「さぁ、ひざまずきなさい！」

悪の華可憐に咲く

鮮やかな彩りで

周りの哀れな雑草は

嗚呼養分となり朽ちてゆく

暴君王女が恋するわ

海の向こうの青い人

だけども彼は隣国の

緑の女に一目惚れ

嫉妬に狂った王女様

ある日大臣を呼び出して

静かな声で言いました

『緑の国を滅ぼしなさい』

幾多の家が焼き払われ

幾多の命が消えてゆく

苦しむ人々の嘆きは王女には届かない

「あら、おやつの時間だわ」

悪の華可憐に咲く

狂おしい彩りで

とても美しい華なのに

嗚呼刺が多過ぎて触れない

悪の王女を倒すため

ついに人々は立ち上がる

烏合の彼らを率いるは

赤き鎧の女剣士

つもりに積もったその怒り

国全体を包み込んだ

長年の戦で疲れた兵士達など敵ではない

ついに王宮は囲まれて

家臣達も逃げ出した

可愛く可憐な王女様

ついに捕らえられた

「この、無礼者！」

悪の華可憐に咲く

悲しげな彩りで

彼女のための楽園は

嗚呼もろく儚なく崩れてく

むかしむかしあるところに

悪逆非道の王国の

頂点に君臨してた

齢十四の王女様

処刑の時間は午後３時

教会の鐘がなる時間

王女と呼ばれたその人は

１人牢屋で何を思う

ついにその時はやってきて

終わりを告げる鐘が鳴る

民衆などには目も呉れず

彼女はこう言った

「あら、おやつの時間だわ」

シャキッ

悪の華可憐に散る

鮮やかな彩りで

のちの人々はこう語る

嗚呼彼女はまさに悪ノ娘