良平さん、ハッピーバースデー!!+α

木村良平 誕生日 長過ぎるα
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*





良平さん!!



ハッピーバースデーッッッッッ!!!!!!!!!!!!





最近、良平さんが好き過ぎて仕方ないです。



えぐぅの次に良平さんの話をしている気がします。



せめて良平さんの誕生日は0時にお祝いしたかったのですが……なんで明日も学校やねんッ!!



ということでフライングです。もう学校ヤです。



良平さんの役の中で1番好きなのは、やっぱり黄瀬君です。わんこ可愛いよわんこ。



それから、君僕の祐希君が好きです。無気力最高。



野崎くんの若松先輩もかっこよくて好き。



今期は青春×機関銃の藤本君が可愛過ぎて仕方ありません。



良平さんとえぐぅの、笠松先輩と黄瀬君みたいなやり取りが好きです。良平さんって、黄瀬君とは正反対のタイプだよね(笑)



良平さんのお兄さん気質なところが好きです。基本イジる側なのに、イジられる側になると途端に弱くなっちゃう良平さんが好きです。褒められたら照れて話題を変えようとする良平さんが好きです。大好きです。


良平さんの誕生日でテンションが上がり過ぎてるので(良平さんの誕生日とは全く関係ないのに)、英語の予習を放置して大量のボツネタを投下します。もしもリクエストとかがあれば、書き切るかもしれません(あくまで『かも』)。



ちょっと書いてみたヤツは公開しますが、あらすじだけのヤツはあらすじだけです。ちょこちょこ、名前が「凜逢」になっているものがあります。占ツクで書こうとしたからかな……?





▽ハイキュー!!



1.遠未ちゃん、12月25日のご予定は?



「遠未ちゃん、12月25日のご予定は?」


私の記憶が正しかったら、今は至福の昼休みだったはずなんだけどなあ。ゆっくり1人で、風の音を聞きながら(嘘。そんなにお洒落なことをするわけがない)お弁当を口にする時間だったはずなんだけどなあ。



……どうして今、目の前に及川さんが居るんだろう? 不思議でしょうがないんだけど。



「特にないですけど」


1人静かに中庭という穴場で昼食を摂っていた私の前に、遂さっきひょっこりと現れた及川さん。『前に』というか、正しくは後ろだ。そして上。私の背後から手を伸ばして、ちゃっかり玉子焼きを1つ取っていきやがった。あの時出してしまった「ひゃうッ!?」という謎の奇声は一生の恥だ。



「じゃあそこ、及川さんが予約しちゃっていい?」



私が座っているベンチの隣に腰を下ろして、及川さんはサラッと言い放つ。


「……はあ」


咄嗟に出たのは気のない返事。いやだって……ねぇ? 間違いなく冗談でしょ。


「アレ? 遠未ちゃん、もしかして本気にしてくれてない?」


何故か上目遣いで私を見て、むーっと頬を膨らませていく拗ねる及川さん。これ、自分に自信がある人しか出来ないヤツだよね。


「してくれてないに決まってるじゃないですか。だって、あの及川さんですよ?」


及川さんに奪われる前に残り1つの玉子焼きを口に運ぶ。あ~あ、もう1つ食べたかったなあ。及川さん、酷いなあ。今度なんか奢って貰わないとなあ。


「ねぇ、遠未ちゃんの中の俺っていったい何?!」


「うっせぇなコイツ」


「アッレー? 凄いストレートな悪口が聞こえた気がするのは気のせい?」


「キノセイデスヨー」


なんて意味のない会話だろう、時間と酸素が勿体ない。


っていうかそもそも、なんで及川さんここに居るの? 絶対見付からない場所だって自負があったんだけど。だってここ、――夏や春ならまだしも、冬は――日が当たらないから寒いもん。こっわ。ストーカー?


「な~んか、さっきから遠未ちゃんに失礼なこと考えられてる気がするんだけど……」


「及川さん、きんぴらごぼう食べます?」


「食べる食べる」


きんぴらごぼうを挟んだ箸を及川さんの口元に持っていく。ぱく、と素直にそれを口にする及川さん。毒とか盛られてたらどうするんだろうな、この人。


でもまあ、話題逸らしは成功だ。


「遠未ちゃん、ごぼう嫌いだったっけ?」


「及川さんと同じくらい嫌いです」


「ごめん、及川さん聞こえなかったや」


「及川さんと同じくら……」


「あーっ、もういいよ遠未ちゃん!」


及川さんはガラスのハートだ。前に座右の銘は『叩くなら折れるまで』とかなんとか言ってたけど、この人折れんのめっちゃ早いわ。


よし、これだけ話せば及川さんも25日のことなんて忘れてくれ、



「それで遠未ちゃん、25日の話だけど」



ですよねー。及川さんもそこまで馬鹿じゃないですよねー。



*



いつのネタやねん。←


確か、去年のクリスマスに公開しようと思って、結局出来なかったヤツです。懐かしいなあ。





2.社会人5年目の苦悩



メインは第三体育館組。


黒尾さんが面倒臭い先輩で、ツッキーが面倒臭い弟とかだった気がする。で、赤葦さんは取引先の社員さんだったかなあ。……あれ、木兎さんは?


デリカシー無い系黒尾さんと距離近い系ツッキーを書きたかったんだと思う。これを考えたのも、多分結構前。





3.さよなら、ヒーロー。




出会いがあれば別れがある、なんて。


そんなの知ってる。知ってるけど、ヤだよ。


「せん……ぱい……っ」


ヤだよ。別れたくなんてないよ。


「まったく、凜逢ちゃんは泣き虫だなあ」


キャプテンがそう笑って、私の頭を撫でる。温かい手。沢山沢山、みんなにトスを上げてきた手。私達を支えてきた手。


「何一生の別れみたいな顔してんだよ」


岩泉さんは呆れたみたいに溜め息を吐いた。ずっと聞いてきたこの溜め息とも、今日でお別れなんて。


「だって……うぅっ」


あ~あ、駄目だなあ、私。泣かない、って決めたのに。昨日、くにみんとゆーくんと、約束したのになあ。明日は笑ってようって、約束、したのになあ。



*



メインは青城。



3年生組の卒業の日の話。



かなり昔のネタを引っ張り出してきました。





4.ケッペキショウ



某ボカロ曲とはなんの関係もありません。((


精神科医のくにみんと、重度の潔癖症の主人公のお話。


近付きたいけど、怖くて近付けない。怖くて近付けないけど、近付きたい。そんな葛藤を描きたかったんだと思います、多分。





▼黒子のバスケ



1.タイトル未定



生まれて初めてだった。


生まれて初めて、誰かをあんなにも綺麗だと思った。



雨の匂い。その中に僅かに混じる、血の匂い。


オレの視線の先には、手に包丁を握った女性が居て。


彼女の視線の先には、腹から血を流す男性が居て。


一瞬で分かった。あの女性が、あの男性を殺したのだと。


でも、そのことに怯えたりするよりも先に、思うことがあった。


――なんて、綺麗なんだろう。


女性がこちらを向いた。


色のない目と、目が合った。死んだような目だった。


不思議と、「殺される」とは思わなかった。……否、この人になら殺されても良いと思った。



*



犯罪者の主人公と、そんな主人公を拾った黄瀬君の話。


最近、黄瀬君への愛が止まりません。どうしよう。





2.もしも。



例えばもし。もうすぐ死ぬよ、って言われたらどうする?


いや、あくまでもしもの話。そこら辺の誰かの話。


泣き叫ぶ? なんで自分なのかって運命を呪う? それなら自分で死んでやろうとする?


うん、私は全部やったなあ。情けない話だけど。


え? 結局お前の話じゃないかって? そうだね、これは私の話。どうしようもない、馬鹿な私の話。


……誰かに助けを求める?


それは、私には無理かな。


だって……


『助けて』。


それは、一番言っちゃいけない言葉。


だから言わない。私は言わないよ。


例え死んじゃったとしても、その言葉だけは言わないよ。



*



緑間は、たかが占い一つで人に迷惑を掛けるところが気に入らない。


青峰は、才能があるのに持て余してるところが気に入らない。


紫原は、子供っぽく人を振り回すところが気に入らない。


黄瀬は、誰にだってへらへら笑ってるところが気に入らない。


黒子は、健気そうに見えて芯が強いところが気に入らない。


赤司に至っては、全てが気に入らない。



「気持ちは分かるけど、だからってオレのトコに来られても困る」


灰崎は、なんやかんや言って優しい奴だと思う。



*



……中途半端やな。←


病気を抱えた、キセキの世代は大嫌い(で大好き)な主人公のお話。マネージャーなのに、放課後もう部活を辞めた灰崎のところに行ってたりする。


甘えるのは罪だと思ってるんです、そんなわけないのに。





3.女の子扱い。



ちょっとくらい、女扱いしてくれ。


――そう思っていた時期が、私にもありました。



*



「藍河っち、スカートなんて履くんスか……?!」


「普通の制服姿見て酷いこと言わないでくれる?! その純粋過ぎる驚きに私は泣きそうだわッ!」



「灰崎見ーっけ! さあ、今日は部活出ろよ? っていうか出すぞ?」


「あだっ、引っ張んなよいってぇなあ!」


「いづっ、叩くなよ馬鹿! せめてちょっとくらい手加減しろ!」



「藍ちん、軽いよね~。ちゃんとお菓子食べてる?」


「うわ……ッ! ちょっと紫原君、持ち上げないでよ! 仮にも私、思春期の女子だから! 後、そこは普通『ご飯』な?! っていうか高い高い高い!」


「その『うわ!』って悲鳴が女子っぽくないよねぇ~」



「藍河ー、タオル、落としているのだよ」


「あ、ごめ、……ってちょ、この距離で投げるなよタオルを! 両手塞がってて取れるわけねぇだろ?!」


「……などと怒鳴りながらも頭でキャッチしている辺り、さすが藍河なのだよ」



「藍河、頼んでいたユニフォームの補修は終わったか?」


「はいはい終わりましたよー。だからお願い赤司君、ちょっとくらい労わって。休む間もなく二軍のユニフォームまで持ってこないで? 他の女子マネージャーに分け与えている愛情を私にも頂戴?」


「普通に渡せ!」



「藍河! 仕事終わったんなら、一緒にバスケしようぜ! 今黄瀬と黒子も居るから、お前が居れば2on2だ!」


「お前らとたかが女子マネージャーが渡り合えるか!」



――藍河凛、十四歳、中学二年生。


最近の悩みは、同級生が女として全く認識してくれないことである。



*



女の子扱いして貰えずに困っていた主人公が、ある日突然キセキの世代+灰崎から全力で女の子扱いされて戸惑う話。


因みに、主人公は黒子君のことが好きです。





4.本日も、我が部のマネージャーは行き過ぎた愛を語っています。



「誰かが好きだという感情程、醜い感情はないと思うんだ」



部活開始前。メニュー表を眺めながら、主将がポツリと零した。


急に何を言い出すのか、とオレは驚いて主将を見る。主将はそんなオレには気付いていないのか――いや、多分気付いているが気にしていないのだろう。メニュー表に視線を落としたまま、ランニングとシュート練の割合を調節している。


だがまあ、主将がこんなことを言ったらあの人は間違いなく飛んでくる。多分、地球の反対側に居たって飛んでくる。もしかしたら宇宙に居ても飛んでくるかもしれない。大袈裟? いや、大袈裟に思えて実は大袈裟ではない。紛れもない事実なのだ、これは。


「はいっ、赤ちゃんの『醜い』頂きましたーッ!」


スライディングで俺と主将の元に現れたこの人こそ、我が男子バスケットボール部一の変人、マネージャーの燐音凜逢センパイである。


燐音センパイは鼻を左手で押さえ、右手でバンバンと床を叩く。響く響く。だがしかし、これでも先輩なので文句は言えない。


駆け寄ってきてくれた葉山センパイが、「大丈夫~? りっちゃん」とポケットティッシュを燐音センパイに渡す。葉山センパイは基本的に子供っぽいイメージがあるけれど、燐音センパイの前だと寧ろお兄さんみたいだ。


葉山センパイがくれたティッシュで、ボタボタと落ちてくる赤い液体を拭う燐音センパイ。ああ、この人は今日も安定の主将クラスタだなあ。


「もう一回『醜い』って言って? 赤ちゃん」


ワンモア。空いている方の右手で一を示す。その後、燐音センパイは携帯電話で録音機能を立ち上げた。速い速い、指の動きが異常なまでに速い。……怖い。


「? 醜い?」


「ありがとうございまぁあああああああああああすッ!」


深々と頭を下げる。体勢がほとんど土下座だけど、後輩相手に土下座してるけど、んなことどうでも良いんだろうなあ、燐音センパイのことだから。というかきっと、「赤ちゃんになら喜んで土下座でもなんでもしますよ!」って感じだと思う、燐音センパイのことだから。まったく、なんて残念な人なんだろう。


「あ、やばい、血ぃ止まんない」


燐音センパイが助けを求めるように隣に居る葉山センパイの腕を掴む。だがしかし、表情は笑顔だ。気持ち悪い程の笑顔だ。


「も~、無理しないでよりっちゃん」


葉山センパイが燐音センパイの背中を擦ってあげる。「あらやだこたちゃんってば優しい。惚れちゃうわ、赤ちゃんが居なかったら」。とまあ多分、燐音センパイの心情を推測するならこんなもんだろう。レギュラーになってからまだ一ヶ月も経っていないのにここまで想像できてしまう自分が怖い。いや、想像させてしまう燐音センパイが悪いと思うな、オレは。うん。


「それにしても、赤ちゃんの『醜い』は破壊力が半端じゃないわ……。淡々と貶された気分。何これ滾る。絶対毎日十回は聞こう、あの録音。あ、また鼻血出てきた」


ブツブツという呟きが全部耳に届く。ここまで欲が溢れた呟きを、今まで聞いたことがあるだろうか。あ、俺はある、というより毎日だ。主にこの人の口からだが。はは、オレの日常って怖いな!


「燐音? さっきからいったいどうしたんだ?」


「ちょっと悶えてるだけだから気にしないで。ああっ、ティッシュなくなっちゃったこたちゃん!」


「えっ嘘、オレのももうなくなっちゃった!」


葉山センパイはポケットをパンパンと叩いてティッシュを探す。いやいや、叩いても出てこないってビスケットじゃないんだから。っていうかあのビスケットも、割れて増えてるんだから一枚は入ってないと意味ないし。……って、そういう話じゃないか。


「もう、凜逢はしょっちゅう鼻血出すんだからティッシュくらい持っときなさいよ。はい、これ」


救世主である実渕センパイが、呆れたように燐音センパイにティッシュを差し出す。さすが女子力――というより女性力がカンストしてる実渕センパイだ。


「赤司ー! そろそろ練習始めようぜー!」


体を軽くほぐしながら、少し遠くから根武屋センパイが呼び掛ける。


さあ、今日もちょこちょこカオスな練習が始まる。……はあ。



――まず手始めに、このバスケ部のレギュラーメンバーと燐音センパイについて、ある程度紹介してみようと思う。



副主将、実渕玲央センパイ。彼――ということも躊躇われるレベルの、良くできたオネェだ。


一目見た時、本気で女性かと思ってしまった。しかし声は間違いなく男性だった。「ひぇっ?!」と変な声が出た。あの時のことは反省している。


「天」、「地」、「虚空」という三種類の特殊なシュートを使い熟す――「虚空」のシュートに至っては相手が動けなくなるという魔法みたいな機能付きだ――、ウチの重要な得点源だ。


「無冠の五将」というなんか凄い五人の一人らしく、「夜叉」と呼ばれているんだとかなんだとか。ポジションはSGだ。



葉山小太郎センパイ。先程も言ったが、色々とかなり幼い人だ。


目に入れても痛くない、綺麗な金髪。部の中で、一番挑発に乗り易いのは多分――否、間違いなくこの人だ。


プレイスタイルを挙げるとすれば、とにかくうるさい。何がうるさいかって言うとドリブルがうるさい。別に、葉山センパイがうるさいと言っているわけじゃない。ドリブルがうるさいのだ。うん、うるさいのはドリブルだ。……うん。なんか、めちゃくちゃ高速だったり指の数を変えたりするらしい。


実渕センパイと同じく「無冠の五将」の一人で、「雷獣」と呼ばれているらしい。確かに、この人は「野生」って感じがする。ポジションはSFだ。



根武屋永吉センパイ。ただただガタイが良い人だ。別に、それが全てだと言っているわけじゃない。他にもある。他にも、ある。うん。


なんか良く物を食べてるイメージがある。牛丼をいっぱい与えれば一時間くらいは思い通りに動いてくれるような気がする。


なんでもかんでも「マッスル」をつけて自分の技にし出す。やってることはバスケの基本なのに、筋力のせいで必殺技みたいになってる。……ズルイ。


この人も「無冠の五将」の一人で、通称「剛力」。納得のワードチョイスだ。ポジションはS。



そして主将、赤司征十郎。この人について語ろうとするととことん長くなる気がしなくもないが、ここで主将だけ抜いたら数日後にレギュラーを外されそうな気がするのでちゃんと語ることにする。


この人の何が凄いかって、ほとんど全部だ。


まず、二年生にして生徒会長であり主将だ。驚きなのは、どちらも去年から――つまり、一年生の時から彼が続けているということだ。一年生で生徒会長て……なんのラノベ?


とある人(その人の今後の為に、名前は伏せておくことにする)曰く、去年の冬頃までは黒歴史製造機だったらしい。頭が高いだとか目をくり抜くだとか言ってたらしい。……言いそうだわあ、あの人だったら。もっと言うと二重人格だったんだとか。……なんのラノベ?


出来ないことなどない。勝利は基礎代謝らしく、負けたのは去年のWCが初めてだったんだって。家はかなり良いところらしく、成績もいつも一番。……爆ぜろよ。


「天帝の眼」と書いて「エンペラーアイ」と読む系の先を見通す眼を持ってるんですって。……奥さん、だからそれなんのラノベですか?


まあだけど、主将には主将の苦悩とかがあったんじゃないかな、とも思う。勝利が基礎代謝とか、勝ちが全てだとか、なんだそれ息苦しい。オレならグレる。


彼は、「キセキの世代」とかいうとにかく凄い(十年に一人の逸材が同じ中学校に集まったんだとかなんとか……。その学校は全中三連覇したらしい。十年に一人って結構な割合じゃね? というオレの本音は口にしちゃいけないみたいだ)五人の中でも主将を務めていたらしい。もう二次元過ぎてなんも言えねぇ。


オレがあの人に勝てることと言えば、身長くらいだろう。だがしかし、「男子高校生の平均身長より少し大きい」程度の身長でダンクを決め出すんだから、身長差なんてあってないようなものだ。もうオレ涙目。


ポジションはPGである。



そして最後のレギュラーが、オレ――宇佐見悠だ。


オレがなんでバスケ部に入ったのかというと、主将から直々にスカウトがあったからだ。


そもそものオレは、バスケットボールなんて授業でしかやったことないし(それも別に上手いわけではなかった)、大した興味もなかった。


っていうか、オレはただのオタクなのだ! アニメ、漫画、ラノベ、そして何より声優大好き! スポーツ? んなことしてる時間あるなら帰って二次元に浸るね! という、極々フツウのオタクなのだったのだ。


そんなオレがある日の昼休み、屋上で本を読んでいたら、オレの元に来た主将が言ったのだ。



「『幻の六人目』の座を、奪いたいとは思わないか?」と。



正直、ポカン……(;´・ω・)だったよな。急になんか赤い人が来たと思ったら「幻の六人目」? いや、別に思わないッスけど。


何も返せない――正確には、驚きで返せないオレの隣にその人は腰掛けて、「去年の俺達の六人目も、ここで本を読んでいたんだ」と語り掛けてきた。いやいや、知らないッス。


その時オレが思ってたことと言えば、「馴れ馴れし! この人、馴れ馴れしっ!」だった。


ひたすらに主将が長々と一人で語っていたことをまとめると、オレはどうも影が薄いらしいと(薄くて悪かったな!)。パスに特化したシックスマンになって、バスケ部で活躍して欲しいと。まあそういうことらしい。この二文で終わるような話を、主将は十分かけてしていた。さっすが主将!


全部聞いた上で、オレが出した結論は一つだった。


無理だ。


だってオレ、オタクだし。インドアだし。別にバスケとか興味ないし。


で、断ろうとしたんだけど。「すみません」の「ま」辺りで、バンッと扉が大きな音を立てて、屋上に入ってきてしまったんですよ、あの人が。


…………燐音センパイが。


「あーかーちゃーんっ!」


さて。ここで少し前に述べたことを思い出して欲しい。オレは特に何が好きなオタクだと言っただろうか?……そう、声優である。追加すると、声優の中でもオレが全力で推しているのが、桜木嘉音という声優なのだ。


「赤ちゃん」。主将をそう呼んだ声は、まさに桜木ちゃんのそれだった。「キャラクターボイス:桜木嘉音」が、目の前に居た。


……入部するしかなかったよね☆


とまあそんなこんなで、それから一ヶ月間、みっちり主将の指導を受け。一ヶ月程前にオレは一軍に昇格し、更には数週間前にレギュラーになった。


ポジションはPF。得意なプレイは、パスである。



*



全力で赤司君厨のヒロインと洛山のレギュラーを、実は何気にチートなオリキャラが語る話。


燐音センパイを書いてると元気が出ます。





…………あまりにも長過ぎたので、次の投稿に続きます。





*

凜逢


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