「向日葵畑で笑って」

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最高ランク : 18 , 更新： 2022/08/16 5:40:30

どうせならここで第一話と第二話を置いておこう。

サンプル的な感じで。

あ、どうもセーバーです(遅い)

昨日の兄松の話を最後まで書こうってことになって、

お試し？みたいな感じで一話と二話はここに載せることにしました。

では第二話どうぞ。

「向日葵畑で笑って」

第二話「おじさんの家」

「やぁ！長旅ご苦労様。」

「幸助おじさ〜ん！久しぶり〜俺ぇ超疲れたぁ〜」

「ははっ！そりゃすまんかったなぁ！」

あのボロボロのバス停から歩いて約2時間。
日はもう暮れていて、少し茜色に包まれた田んぼが暑い風に揺られていた。

「そういやカラ松とチョロ松はこっちの家で会うのは初めてか？」

「そうそう、ここの家に来た事あるの俺だけじゃない？」

おそ松兄さんがそう幸助おじさんに返事をする。
確かにそうかもねとカラ松とアイコンタクトを取る。
僕たちは幸助おじさんには会ったことはあるけど、それはとても幼い時だったし、
何よりこの田舎の家に来たのはおそ松兄さん以外は初めてだった。

「オレは日向幸助！ここの現役小学校教師だ。よろしくな」

「ごぞんじのとーりっ！俺は松野おそ松！」

「オレは松野カラ松。よろしくだぜマイアンコー⭐︎」

「カラ松痛いからやめて…松野チョロ松です。」

幸助おじさんは俺たちの自己紹介を頷きながら聞く。
その後に立ち話はあれだから早く家に上がってくれと言われた。
古い木で作られた玄関の扉を閉める。

ー僕らの不思議な夏が始まったー

「わぁっ…！！美味しそう…！」

「そうか？おじさんの手作りだが気に入ってもらえると嬉しいよ。」

荷物を僕らが泊まる部屋に置いた後、夕飯だよと言われ食卓へ赴く。
目の前には山菜の天ぷらと大量のそうめん。
そして白い陶器に入っている冷えたことが分かる日本酒があった。

「幸助おじさんさっすが〜！！俺この日本酒大好きぃ〜！！！」

おそ松兄さんが日本酒の陶器を持ち補助を擦り付ける。
凄い気持ち悪い。なるほどこれがクズ。

「ここの地酒だけどな。割と有名なんじゃないか？」

「えぇこっちでも結構有名だったはずです。」

幸助おじさんの問いに僕が答える。
確かにこの村の地酒は結構有名で、この前父さんが買ったのを一松が呑んでいた気がする。

「！そうかいチョロ松くん。それは明の爺さんが喜ぶなぁ！」

幸助おじさんは効果音が付くぐらいにパァッと笑う。
この人は笑い方がいちいち父さんに似ているなと思った。

「おそ松いつまで擦り付けてるんだ。日本酒が暖かくなったらどうするんだ。」

「え〜だってカラ松ぅ〜これ気持ちいの〜頬がキンキンになる！」

「それは後でやれ」

「ちょっとカラ松辛辣すぎない？」

「いつも通りだぞ？」

「ふふっ仲が良いな。」

「「「良くないっ」」」

「あははっ！さぁ皆んなそうめんが伸びちまう。」

幸助おじさんに揶揄われた後、全員が席に着く。

『いただきます』

手を合わせ箸を取る。
そうめんを取りつゆに付けて、一口。
それは生姜のせいなのかはたまた薬味のネギのせいなのかは分からないが想像以上に美味しかった。

「サクッと鳴る衣、口の中に広がる山菜独特の苦味と旨味…まさにデスティニー…☆」

「そうかい？それは嬉しいなぁカラ松くん。」

幸助おじさんが少し顔を赤らめながら答える。
普段は痛いって言うか常に痛いが、こんな時だけは食レポが上手くなるカラ松。
少し羨ましいななんて思ったり。でも確かに美味いから仕方ない。
逆にこれぐらいの食レポできて当然だ。

「カーッ！これだよこれ！！疲れた時は酒！」

「いやまだ何もしてないだろうがっ」

「そうだぞおそ松。これから皆んなには沢山働いてもらうからな！」

「お安い御用だぜ！」

カラ松が幸助おじさんに向かって笑顔で言う。
兄弟で一番の力持ちが来ているのでまぁ大丈夫ではあるだろう。
僕も頑張らなきゃな

網戸の窓から夜の夏の風が吹いてくる。
カラカラと小さい扇風機が部屋の中の風を回す。
カナカナが鳴いている。
何にも遮られていない大きな満月が僕たちを優しく見守っていた。

追加設定
従兄弟のおじさん
名前は日向幸助(ひゅうがこうすけ)
36歳のおじさん。優しい自炊ができる大人で酒好き。
国語の小学校教師で詩とか短歌好き。

明の爺さん
向日葵村の地酒を作ってる人。
村の中心人物の一人で、村の行事とかに良く関わる人。
怒りっぽいが人一倍自分に厳しいと有名。
可愛いツンデレ爺さん。

現在少年の設定考え中……

見た目どうしよっかなぁ………

占ツクでも作ってみるので是非見てみて下さい。

https://uranai.nosv.org/u.php/novel/caviarbloo3/
「向日葵畑で笑って」

じゃぁここらへんで

good-by！
I want vivid times！

追記
おじさんの見た目が決まったぞ