供養。
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一行小説で書こうと思ったけれど途中で力尽きたやつ。供養として晒しときます。
驚くほど短い。それと、連投すみませんでした。
ヘンリーは実に馬鹿な男だった。彼はライラック通りのとあるオモチャ屋で売られていた白い兎の人形でね、その白い毛はどんな雲より滑らかでふわりとしていて、旧式電球のオレンジ色の光を反射させた部分が純白に輝くほど癖もない。試しにクシを通してみるとクシの動きに合わせて光沢が波打つくらいだった。蒼色の瞳はあらゆる物を美しく映し、見るものをあっと言わせるほどの輝きが宿っていた。それを彼に聞いたらね、そりゃそうだろう、あれ、宝石だったんだから。
女達は片眼鏡をかけている彼奴をヘンリー男爵と呼び、一時は色めきあっていたよ。
そのつもり、そのつもりだったんだけど、途中で力尽きたんだよね。申し訳ない。
二代目北斎
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