作品レベルアップ講座ー描写特別講座ー

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占ツク作品に共通してるのが、「描写がない」こと

てなわけで、今回は描写の特別講座です

前回、最後の方に置いておいた作品を使って解説していきたいと思います

※その前に、描写には「心理描写・心情描写・内面描写・情景描写・背景描写・人物描写」といろいろ種類があります。
わかりにくいので色分けしてみましょう。

※※大事なところは『』で囲っています。

心理描写・心情描写・内面描写・情景描写・背景描写・人物描写

いつか、きっと

『なんて信じられない言葉たちなんだろう。「いつか」なんてなくて、「きっと」なんて存在しない。相手に希望を持たせるだけの残酷な言葉たち。』
これは導入部

「きっと、迎えに来るから。いつになるかわからないけど、いつか必ず迎えに来る。だから、待ってて」

『あなたはそう言った。
ーー嘘つき

あなたは来なかった。そして、もう永遠にーー』

『月に照らされた道をひとり歩く。
あなたが帰って来ないことを知った日から、眠れない夜は海の近くまで歩くのが習慣になった。そんなはずないのに、海に行けばあなたに会える気がした。

夜の海は、どこまでも暗い。この海に潜って行けば、あなたに会えるだろうか。
サーファーだった彼は、大会の練習中に事故に遭い、そのまま亡くなった。

彼は、大会で優勝したら私にプロポーズするつもりだったらしい。彼の手から渡されるはずだった婚約指輪は、彼の友人の手から彼の最後の言葉と共に私の元に辿り着いた。

指輪だけあっても、本人に会えないのでは意味がない。私は、海に向かって指輪を投げ捨てようとした。
そのとき、突然強い風が吹いて、その風音の中に、私はたしかにそれを聞いた。』

「ただいま」

『ハッとして周りを見渡すと、いつの間にか、足元に一匹の黒猫が座り込んでいた。どこかで見た目をしたその黒猫は、私と目があうとゆっくりと口を開いた。』

「ただいま」

こんな感じですかね。

色分けするとわかりやすいですね。
このように、描写を上手く使うことによって話がより面白くなります。
描写の練習には、会話文を使わずに話を作る練習をするといいでしょう。

では、今日はこの辺で

次回予告〜

Aという友達を使って描写の練習をしてみます

①今日のAは可愛い
↓
②今日のAはリボンを付けていて可愛い
↓
③今日のAは、大きな水玉のリボンを付けていて可愛い
↓
④今日のAは、大きな水玉のリボンを付けていて可愛いが、連れられている愛犬の方が可愛い

エンドレスなので、ここら辺で