僕は

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更新： 2018/02/18 6:38:40

僕は南波六太になりたい。六太は自分の不幸を嘆き、その不幸の原因は「ドーハの悲劇」生まれだからだと思っている。
しかしどうだろう。数ある不幸、難関を六太は試行錯誤、七転八倒、悩みに悩み、苦しみもがきながらもクリアしてきている。そしてその「仲良くなっていける気がしない」人達の心さえも動かしている。
僕はそれがとても羨ましい。
何もできず隅っこで静かにしているのが関の山である僕にとって南波六太という存在は憧れで尊敬である。
彼は考えていなかったであろう経験たちは積み重なっていき、宇宙に立った時に役に立っている。そしてその柔軟なものの考え方と、客観的な視線、そして積み重ねた無駄と思われたような知識。それら全てが彼を成り立てている。
誰よりも宇宙を見て、宇宙を感じて、宇宙に憧れて、宇宙を諦めかけたからこそのものだと思う。
僕は何かに打ち込み、それだけを見つめ、それだけを感じ取り、それに憧れて、それを諦めかけた、そんな経験をしたことがない。何かに必死に取り組んで、何かの為に努力をして、そのぶん挫折を味わう。そんな経験をしたことがない。
だからこそ僕は彼に憧れる。もっとも、彼はそれをよくは思っていないのだろうけれど。

と、寝る前にそう思ったのさ
じゃあおやすみなさい。あした、何かを見つけられたらいいなぁ。