のーちゃんのハロウィン企画、参加させて頂きました

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(参加するとか言っておきながら構成がイマイチだったので占ツクに投稿したものになりました)

sideフェリシアーノ

「ねえ、兄ちゃん。ハロウィンってあの世とこっちの世界が繋がるんだよね？」
横にいる兄ちゃんに声を掛けるとめんどくさそうに答えが返ってきた

「んだよフェリシアーノ。お前ハロウィンに興味ないじゃねえか」
「そうなんだけどさーっほら、ローマ爺ちゃんが帰ってくるかもしれないじゃん」
「…」

横にいる兄ちゃんは少し寂しそうな顔をしている

…すると、

「フェリちゃん頭ええなあ。確かに帰ってきそうやな」
「あの爺さんならありえるよねー」

いつ入ってきたのだろうかフランシス兄ちゃんとアントーニョ兄ちゃんが頷く

「いつ入ってきたんだよ！？」
俺の疑問を兄ちゃんが代弁してくれたが
「トマトの力やな」
「お兄さんがトレビアンだからかな？」
…納得のいく答えは得られなかった

俺たちカトリック国家はあまりハロウィンに親しみがないのだが、あの世とこっちの世界が繋がるっていうとなんだか一気に興味が出る

長い年月生きてきて、たくさんの大切な人を失ってきた

それは国だったり人だったり様々だけれど、会いたい人は誰かしらいる

「ロヴィはローマ大好きやもんなあ」
「けど甘えられなかったってやつ？うわあ可愛いっ」
「お前ら本当静かにしろ」

二人に頭を撫でられている兄ちゃんを見ながら呟く

「神聖ローマは、帰ってくるかな」

我ながら寂しいことを言ったものだ。何百年たっても未.練があるなんて‥

ああ、そうだ

「ねえ兄ちゃんたちお菓子、つくらない？沢山のお菓子！」

彼の為にお菓子をつくってあげよう

「お、いいじゃん。お兄さん頑張っちゃうよ！」
「俺は味見役でいいぞコノヤロー」
「ロヴィも手伝うんやで！」

あの日の約束、ちゃんと守るから、
一日でもいい、帰ってきてよ

＿＿いっぱいお菓子つくって待ってるね＿＿

おそまつさまでした。ハッピーハロウィン！！
(NGワードを探すの苦労した…)