尊敬する作家の方々について語る

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最高ランク : 5 , 更新： 2019/11/04 17:03:10

昨日文字数エグくなって諦めた部分を載せました！
昨日の自己紹介にいいねしてくださった方ありがとうございます！
めっちゃ嬉しかったです！

小野不由美さん
まずはこの方です！小野さんの小説からは、小野さんの価値観や意見、考えといったものが文章の端々から感じられ、そこが大好きです。
そして、小野さんの小説は、そういったとことん論理的な考え方と、人の心の暗部をえぐり出すような深いテーマをもっているだけでなく、物語としても最高に面白く、キャラクターも本当に魅力的であるところが本当にすごいと思います。
そしてホラー作家の名にふさわしく怖さの描写に長けているところもすごいです。背筋にヒヤリとしたものを感じます。
『屍鬼』『魔性の子』『十二国記』が大好きです。私の価値観や人生観を作った本をあげるならこの３作、というぐらい影響を受けまくっております。どれも「ああ、本好きで良かった」と思えるような素晴らしい本でした。人生の中でこの本に出会えて、（そして十二国記の新刊も読めて）良かったです。

上橋菜穂子さん
骨太なストーリーと細やかられるな心理描写、五感を刺激される暖かさに溢れる文章が大好きです！自ら頑張って想像しなくとも、これほどリアルに質感や温度までがられる感じられる小説は上橋さんのものぐらいかもしれません。
小学校低学年の頃にむさぼるように『獣の奏者』を読んだことをよく覚えています。シリーズものの最後としての締め方が本当に素晴らしく、読み終えてから少しの間呆然としていました。
どれも素晴らしいですが、もともと自分自身が和風ファンタジー好きということもあり、特に『狐笛のかなた』が大好きです。読み終えてから「あと少し物語の世界にいたい」と思うそのちょっと物足りない感じも絶妙なさじ加減でした。それから『鹿の王』も王道の面白さ。そういえば『水底の橋』、読めてないんですよね……。はやく読みたいけどお金が！！

石川宏千佳さん
小学校高学年くらいに読み始めて今も大好きな作家さんの一人です。
とにかく文章に透明感があるんですよね。こういうのは良くないでしょうが、例えるなら小川洋子さんに近いものを感じます。言葉の選び方がすごくセンスが良いからそう感じるのかもしれません。
どの作品にもノスタルジーや切なさ、青春の眩さ、そういったものを感じて毎回胸を抑えて苦しんでいます。読んでいるとついつい感傷に浸ってしまいます。
『ユリエルとグレン』『お面屋たまよし』『少年Nシリーズ』『死神うどんカフェ１号店』など、どれも大好きです。
そしてなんといっても石川宏千佳さんは、“何となくうまく言葉にできない感覚”を言語化するのが抜群に上手です。小学校高学年から中高生の間に感じるモヤモヤとした感情がそのまま言語化されています。
また、登場人物の性格のリアリティもさることながら、名前が絶妙です。「その人らしくないけどその人らしい」といったものも含めて、そのキャラクターにぴったりあった名前がつけられています。それから、いつも、名字と名前のバランスがとても良く、語感もよくてすごいと思っています。そして現実に同じ名前の人がいないのに、その名前の人がいてもおかしくない、むしろ絶対いる、と思える絶妙さが素晴らしいです。
石川宏千佳さんの本はどれも装丁が見事です。その本の内容と雰囲気によくあった美しい佇まいには、ついつい自分の部屋にお迎えしたくなります。そして小説内でモード系ファッションの話がよく出てくるところも読んでいて楽しい部分の一つです。

小川洋子さん
さきほどチラッと名前だけだしました、小川洋子さんです。『博士の愛した数式』が特に有名ですよね。この方は文章がとにかく美しいです。そして作品全体に何となく静かで悲しくて美しいイメージがあります。木々に囲まれた湖のような静けさと言えばいいのでしょうか。その雰囲気や緻密なストーリーと繊細な心理描写、情景描写が大好きです。
まだ読んだ小説の数は少ないですが、好きな作家さんとして名前をあげさせていただきました。

はやみねかおるさん
小学生の頃に大好きになって、今も変わらず追いかけている作家です。文章の軽快さと個性が強くて魅力的な登場人物たちに、一瞬で虜になりました。はやみね先生の書いた本は全て読みました！それからはやみねキャラの二次創作をよく読んでます。（汚い大人になってしまってすみません！）

荻原規子さん
和風ファンタジーといえばこの方！和風ファンタジー大好き人間の私にとって、勾玉三部作には「こういうの！私はこういう小説が読みたかったの！！」と叫びたくなるものでした。ちなみに三部作の中では『白鳥異伝』が僅差で一番好きです。（三部作＋『風神秘抄』だったら、風神か白鳥かでかなり迷うな……）遠子や糸世の強いけど弱いところが好きです。辛くても気丈に振る舞う女の子が健気で愛しいです。

藤野恵美さんや恩田陸さん、原田マハさん、重松清さんの小説も好きです。ただ語れるほど読み込めておらず、読んだ冊数も少ないので、またいつか書こうと思います。

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ここまで私の長文を読んでくださった方、本当にありがとうございました！
共感できる部分が一つでもあったら嬉しいです。