好きなもの

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更新： 2019/11/04 14:00:58

十二国記のフリーペーパーを制覇したい

ペーパー配布してるとこ⤵
紀伊國屋書店ゆめタウン廿日市店
ジュンク堂書店
三省堂書店有楽町店（新刊を買った人のみ）

有楽町店で予約して（早朝販売ではなく）当日に買う方向で行こうかな……。

フリーペーパーとか今もらええなかったら私絶対将来後悔するからなんとしてでも手に入れたい。

波もほしいけどもう置いてるとこないかな……
バックナンバーは完売だし（十二国記の影響力強い！）

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新刊についてちょっと触れるけど、あの何が起こってるかわからなくて怖い感じまさに小野さんって感じで本当に好き。怖いけど好き。

小野さんの書くホラーって「怪談」っていう言葉が本当に似合うと思う。後ろから忍び寄る怖さというか、びっくりする感じではなくて、もっと静かで闇の中に灯りをともしてひっそりと低く小声で語られてそうなお話。
本当に好き。

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魔性のカマトト好き。とくに痣ことあんず編。あんずかわいい。ドタイプ。先生もくっそ好き。不安になる感じが好き。もともと室町、平安、江戸とか明治とか大正とかが大好きな人だからあの世界観含めて好みすぎて。
あと声もめっちゃ好き。
もうちょっと暇になったら歌詞考察あげたい。

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十二国記一番好きな巻どれか考えてるんだけど、決められなさすぎる。

昔は『図南の翼』『月の影影の海』あたりをあげてたんだけど、あらためて読んだら全部最高すぎたし、これが一番！って決めたそばからやっぱこっちもいいんだよなぁ……ってなってしまう。どれも素晴らしすぎる。

『風の万里黎明の空』
これも陽子と景麒の関係の変化や、鈴や祥瓊の成長。清秀や夕暉などの魅力的な登場人物も多かったし、メッセージ性の強さも、数々の名言も出ていて、やっぱり好きだなぁってなった。

『華胥の幽夢』
帰山ももちろん大好きだし、表題の華胥の幽夢も素晴らしかったし、書簡での陽子も本当に素敵だったし、冬栄もあの悲劇の前の出来事として考えてたら切なすぎたし、ほんとに、短編集だけど『華胥の幽夢』最高だった。大好き。乗月もすごく好き。登場するのが好きなキャラばっかりだし、悩んでる月渓好きだし祥瓊も立派になってて珠晶は相変わらず珠晶で。

なんか采麟の様子とか月渓の苦悩とかを知って、「可愛さ余って憎さ百倍」という言葉の意味がわかる気がした。

好きな人、好きでありたい人が、酷いことをしている。

酷いことをしているその人は嫌いで、
でも好きな人でもあり、余計に嫌うのが辛くて、

なぜ自分にこんな思いをさせるのか、なぜその人を好きでいられるような行動をしてくれないのか、

とそういう辛さもあって、その人を嫌う自分も嫌いで、嫌わせるその人も嫌いだけど嫌いたくはなくて……。

そういう辛さ。

『丕諸の鳥』
全編（嘘です。落照の獄は胸に苦いものが残りました。）を通して読後感がとても良かった。じんわりとした暖かさというような、「あぁ、良かったなぁ……」という気分。

再読してめちゃくちゃ感動した。泣いた。とにかくみんながすごく懸命に生きててそれに感動した。
雪の音、というのがすごくいい。あと、言いたいことが伝わった、同じ感覚があったというのが良かった。自分も陽子や丕諸、笙蘭、弟子と同じ感覚を共有できた気分になれた。
「胸が痛むほど、美しかった」

「すべての人々が、救われる日がくればいいのに」
最近自分が思っていたことと同じだった。すべての人に救われて欲しい。幸せになって欲しい。救えるだけの力が欲しい。

めちゃくちゃ感動した。言葉の選び方とか、区切り方とか、そういうのが本当に上手で引き込まれた。すごく感情移入して読めた。

名もない市井の民から民へと青条が渡されていくさま、土地をもたない興慶が故郷を羨ましく思うところ、猟木師である興慶と標仲の距離感も仕送りに関して味方してくれたところも包荒がひたすら山を、民を憂えるところも好ましい。