【小説】A week 【全七話か八話((】

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最高ランク : 5 , 更新： 2017/07/15 10:40:13

『Monday』

「来週のダンスパーティー、俺と一緒に行ってくれませんか、、、、！」

毎年開かれる、学校主催のダンスパーティー。
今年も開催が来週に差し迫り、誰もがそわそわしていたけど、私には関係無いと思っていた。

地味で友達も少ない、目立たない。
去年も一昨年もダンスの申し込みなんて縁がなかったから。

でも今年、なぜか目の前にいる彼からダンスの相手を申し込まれてる。

「俺、２年の佐伯、佐伯亮っていいます、、、子安先輩のこと、ずっと、気になっていて、、、」

彼の澄んだ声は、私たち以外誰もいない昇降口に木霊する。

どうして背も高くてルックスもキラキラとした佐伯くんが、接点のない私を相手に？
でも必死さから、イタズラとも思えないし、、、

「わ、私で、良ければ、、、」「ほ、、、ほんとですか？！嘘、、、夢みたいだ、、、！！」
「うん、、、」

そっか、やった、、、そう小さく呟く佐伯くん。
何度か私をチラチラ見て、彼は何かを考えるようにうんうん唸った。

「あの、子安先輩」
「？？」
「一週間、一週間だけで構いません、、、あの、図々しいとは思います、けど！、、、一週間、俺の彼女になってくれませんか、、、！」

、、、え？！

不意の言葉に何も言えなくなる私。

「え、、、と、、、い、一時の迷いかもしれないから考え直してそれでもそう思うなら明日クラスに来てくださいっっ」

気が付けば私はそんなことを口走って、昇降口から駆け出していた。

To be continue...

急に始まりました
一週間連続ショート小説(笑)

続きはまた！