小説*彼女を迎えに
小説 オリジナル最高ランク : 25 , 更新:
あてんしょん!
重い
暗い
死ネタ
流血
これらひとつでも苦手な方は
バックしてくださいねっ(涙)
こんな話なので、
クッション置こうと思います!
わんくっしょん!
GO!!↓
君が死んだのはどうしてだろう。
僕は夜な夜な考えた。
君を痛めつけた奴らのせいか。
君を助けなかった奴らのせいか。
君を追いつめていった奴らのせいか。
きっとコイツら皆のせいだ。
僕は錆びたナイフを握って、夜の闇を徘徊した。
赤く光る刃を、一人、また一人と向けていく。
枯渇していたナイフはいつの間にか、みずみずしい光りを取り戻していた。
そして全員がいなくなった。
僕がこの手で、皆を消してやった。
それなのに君は尚、
「助けて……助けて……!!!」
助けを求め続ける。
どうしてだろう。
僕は夜な夜な考えた。
考え始めて三日目の晩、やっと答えがわかった。
君が死んだ理由。
それは、僕だろう?
僕が君を一瞬でも拒んでしまったから。
だから君は飛びたった。
本当なら、ボロボロになった君を、真っ先に抱きしめなくちゃいけなかったのに。
なんだ、簡単じゃないか。
酷い香りの液体を、頭から被る。
マッチを擦って、炎を見つめた。
浮かぶ、君の絶望した顔。
わかってる、これからいくよ。
マッチが指から滑り落ちた。
闇がぶわっと、橙に染まる。
次第に襲ってくる痛みと、朦朧とする意識の中で、不意に君が、
「待ってるから……一緒に……
今度こそ、貴方と一緒に…………」
そう言った気がした。
うん、今度こそ幸せになろう?
例え行き先が地獄でも。
君がいれば、それでいい。
今、君を迎えにいくから。
彼女を迎えに*END
背景ストーリーは、
ご想像にお任せします笑
一応ここにくるに至った経緯も
考えてあるんだけどね(苦笑)
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