アノ二ェー【おそ松さん小説】

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「アノニェーボクチョロ松」

目の前の弟は変わらない姿のまま言う。

「アイウエオ、おつぎのばんだよ。カキクケコ」

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ハッ、と目が覚めた。自分が起きた反動で布団が
引っ張られたのかとなりでチョロ松がもぞりと動く。
今見た夢は何だったのだろうか。

やけに、リアルで、幼少期のころのチョロ松の声だって妙に再現されていて。まるで、本当にあったかのように……

「なんだ…よ。」

考えていたらチョロ松が夢の顔で俺に縋りついてきた。
真っ白な空洞のような目で俺をまっすぐに見つめて、
チョロ松は言った。

「アノニェー、ボクチョロ松。オソ松ニイサンマッテル。アイウエオ、おつぎのばんだよカキクケコ……」

「俺を…待って…る？」

夢で聞いた言葉。
でもただ一言、夢では聞いていない言葉をチョロ松はしゃべった。
目を見開き固まっている俺にチョロ松は語り続ける。

「ソウ、ウウン、チガウ。「此処」ノジャナイ…ダカラ「おそ松兄さん」ジャナイ。オモイダサナクテイイ、唯の、夢だから」

最後の言葉を言い終わると同時に、チョロ松は元の顔に戻りすうすうと寝息を立てていた。

「……俺も寝よ」

これ以上は考えないほうがいい。今俺が見たのの原因は…あれだ、金縛り状態、みたいな。意識だけ起きてて体は寝てる…みたいな。

とにかくこれ以上は考えないほうがいい。

俺は、隣ですやすやと寝ているチョロ松をちらりと見てから体を横に倒して目を閉じた。

ー解説ー※アノニェーネタ知ってる前提で書く
今の「おそ松さん」の世界ではチョロ松発狂の過去がなかったことになっている。でもどこかでチョロ松は自分が前の世界でおそ松にしてしまったことからの罪悪感のせいか断片的にその過去のことを覚えていて今回はその過去を思い出しそうになったおそ松を止めるために発狂状態のチョロ松が出てきたって話。幸せな今の世界を壊したくないからチョロ松は止めた。って感じですかね。
でも一応ここのおそ松兄さんはパラレルワールド「おそ松さん」の兄さん。だから発狂チョロ松は此処のおそ松兄さんじゃない、といった。
おそ松兄さんがこれ以上考えないほうがいい。と悟ったのは思い出してはいけない、ということを無意識に察したから。
今更な世界設定説明ですがパラレルワールド「おそ松さん」の世界に発狂世界のおそ松たちが発狂世界の記憶を断片的に持って生まれ変わって入った、っていう世界設定になっています。
気が向いたら続きを書く…かも。

ーあとがきー
最初の絵はたった十分クオ。
色塗りが雑なのは仕様なような仕様じゃないような…
つか気づきました？おそ松さん絵の描き方変えたんですよ←
いや…なんか松さん絵描いてる人って
みんな髪の光の書き方丸いなって思って。
とりあえず書いてみたらなんとびっくり超可愛い←
つか絵についてしか言ってないような気がする。
小説はおそ松くんの【アノニェー」の話知らないと
よくわからないかも。知らない人はググって調べてみてね！

御粗末様でした！

小説でよくわからないところとかあったらコメント欄で聞いてね。