アバンティーズのエイそらハマりそう

NAOMIKU☆ 雑談
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最高ランク : 103 , 更新: 2017/08/24 22:18:13

『告白予行練習』



「「「アバンティーズでしたぁ!」」」

今日も滞りなく撮影が終わった。

「よし飲むk「エイジ、」」

テンション高いエイジに話しかける。そして今日も始まる。

「あぁ、いつもの?いいよドンとこい!」

エイジの大声に他の二人も集まってきた。

「何々どしたの、」

「いやそらさ、好きな人できたんだって、それの告白練習」

バカエイジ…。
俺が好きなのはお前だよ。

そんなの言えるわけがなく茶化してくる二人に「おいやめろよ~」とだけ返す。

「ほらこいって、」

「す、好きです…」

「声ちっさw」

ツリメとりっくん邪魔なんだけど…。
そう思って二人をチラッと見たら何かを察したツリメがりっくんを連れて家を出ていった。

「二人どうした?」

「いいじゃん、聞いてよ。」

「うん、」

「好きだッ!…どう?本気と思った?かっこいい?ドキッてした?」

エイジに聞こえそうなほどドキドキ煩い心臓を抑えつつ渾身のかっこいいと思う好きを言ってみる。
でもエイジの顔は浮かない。

「…俺、本気になるよ?」

普段とは想像できない声のトーン。

「う、嘘つくなって、ほら、俺らも晩飯食いに行こうぜ、」

思わずドキッとしたのを隠す様に笑ってエイジの腕を引っ張って家を出た。
居酒屋で二人で軽く飲んで帰ってきたら「俺、風呂入ってくるわ」って言ってエイジと離れた。

チャポン…

風呂のお湯が跳ねる音がよく響く静けさ。それが余計に俺の心拍数をあげた。

よし、このまま引きずっても仕方ない。明日には言おう。この気持ちを伝えよう、エイジに。
エイジは応援してくれるよね。この恋。約束してよ、

頬を2,3回叩いて3秒間顔をお湯に付けてブクブクしてから出る。

「ふぃ~、すっき…うわぁあああぁ!!!??」

前には全裸のエイジの姿。よく見てる筈なのに何故ドキドキして顔が熱くなる。

「ちょwそら、今更じゃんwww」

「い、いやそうだけど…」

俺が拭いてる横を通って入れ代わる様に風呂に入って行った。
頭にタオルを掛けてソファーに座ってスマホを触る。
エイジはスマホを風呂に持っていくタイプだから今送ったら気付くかなと思ってエイジの個チャを開く。俺の最後のメッセージはあのときの『好きな人ができたから告白練習させてくれない?』だった。

『俺のわがままを明日だけ聞いてくれる?大人になったこの心のわがままを、』

はやく気付けよ、練習なんて嘘つき心を見破って…。

って、俺なにしてんだよ。

急いで書いた言葉を消す。

もう、はやく楽になりたい…。







そして待ちに待った翌日。
今日はエイジが誰よりも早起きをしてテレビをつけて編集していた。
今俺とエイジ二人っきり。

『今日のおうし座の方は恋愛運Maxです。好きな人がいる方は勇気を出して告白してください。ラッキーアイテムは袖が長いジャンバーです、では今日も1日頑張ってください!』

言われなくてもするよ告白。

「そらちょうどいいじゃん、今日告白したら?」

編集を終えたエイジが俺の向かいに暖かいコーヒーを持ちながら座った。

「…そうだな、じゃあ最後の練習させて。」

「ん、いいよ。」

ちょうど俺は袖が長いジャンバーを羽織っている。
気合いを入れてエイジの正面に立つ。

「好きだ、」

「もっと、」

「好きです!」

「気持ち込めて」

「好きでした!」

顔を赤く染めて目を瞑りながらぎゅっと長いTシャツを握りしめた

「ん、大丈夫、いける。応援してるから」

コーヒーを飲みきったコップをキッチンに置きに行こうとするエイジ。

待って、俺が好きなのは…

「待って…!」

腕を掴んで引き留めた

「ん?」

「う、嘘つきでごめん…!俺が好きなのはエイジなんだ…!」

声が震えた。顔を見ることが出来ず目を固く瞑る。

あぁ、言ってしまった。

練習なんて意味がなかったかのように顔が史上最高に熱い。

「…これ以上好きにさせんなよ……。」

そっと目を開いてそれでも目を合わせないように斜め下を向いて呟く。

「ふっ、ははっ、そら可愛い」

赤髪を揺らして笑うエイジ。

おい、俺本気なんだぞ。

「そっちこそ、俺をこんなに夢中にさせてどういうつもりなんだよ」

ぎゅっと握られる手。

「えっ…?」

「カフェでも行って朝ごはん二人で食べに行こうか、」

「お前さっきコーヒー飲んでたじゃん」

「そらと二人で笑いながらコーヒー飲みたい。行こ、」

引っ張られる手。発想はバカなのに俺をこんなにも喜ばせてくれる。天才かよ、こいつ。

「久しぶりにチャリで行こ、俺こぐからそら後ろ乗って」

「ん、」

エイジの大きな背中、揺れる赤髪。
思わず背中に頭を預けてしまった。







ドキドキ煩い心臓の音、エイジに聞こえてるかな…?
ドキドキ煩い心の声、エイジに聞こえてほしいな…。














『あの二人なかなかお似合いじゃん、どうやってイジってやろうか…』

『えー、可哀想だよ~、』

玲於パレス⚓️🤟🐷


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どっちも事務所のトップだもんね!

bin
2017/08/29 8:30:41 違反報告 リンク