H&Lパロ短編小説

NAOMIKU☆ 雑談 LDH
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『忘れられない』



金のためにSWORDとの戦ってから暫くがたった頃。俺はいまいち一人の存在を忘れられないでいた。

『よぉジェシー、今日もボーっとしてんな、』

後ろから話し掛けてきたのはバーニー。最近新しい恋人ができたらしくよく顔がだらけている。話もよく聞かせてもらってるがどうやら濃い茶髪をかきあげている綺麗めの女の子らしい。多分俺は会ったことが無い。

「なんだまた自慢か?こちとら色々悩んでるっつーのに」

「あぁ、例の山王の頭?」

そう、俺がここ数日悩んでる相手は山王の頭、コブラ。
あの眼差しや喧嘩スタイルが忘れられず思い悩んでいる。あそこまで俺を苦しめるなんて彼奴が初めてだった。まさか後ろから固められるとは思っても無かった。

「それ、どー考えても恋だぜ?」

「綺麗な女の子をゲットしたお前には分かんねーよ、」

ふんっ、と鼻をならす。
もちろん俺も女の子に好かれない訳では無い。クラブに行けば寄ってくる。ただ俺は音楽を楽しみに行ってるから相手をしないだけ。

「女の子?俺の恋人は男だぜ?」

「…はっ?」

俺は思わず目が開く。
どういうことだ。女の子じゃない?つまり、

「俺とジェシーはおんなじことってこと。ちなみに俺の恋人はSWORDな」

なんということでしょう。完成に一致。

「とりあえず、ゲットする方法は何度も行くこと。そうすればいけるから。」

同じ立場のバーニーの言葉なら、

俺は山王に走った。何も考えずただただコブラに会うために。

「はぁ…はぁっ、こ、コブっ…」

外に立ってるコブラに話しかけようとしたら山王の仲間、確かノボルとかいう奴が来た。

「お待たせ、ごめんな?」

「気にすんな、ほら行くぞ。」

両方笑顔が優しくて普通の関係じゃないことが分かった。それを肯定するようにどちらからともなく手を繋いだ。

俺は建物の影に隠れて涙を流した。

終わったんだ…俺の初恋……!

「ジェシー、」

隣に大きな影と低い声。よく知った声。

「フォー…」

急に抱きしめられて堅い胸板に当たる。

「…大丈夫だ、俺がいる。」

安定の低い声は俺を安心させる声。

「フォー、おれ、おれ…!」

俺をもっと強く強く抱きしめて俺の耳の側でフォーは囁いた。







「俺は、ジェシーが好きだ。」

玲於パレス⚓️🤟🐷


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ノボルは受けだよねー!

佐鈴
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