The72thPrayer 【お話】
The72thPrayer最高ランク : 6 , 更新:
静かな部屋の真ん中で壁にかかった時計を私は見ていた。
その時計はカチカチと無機質な音がリズムよく響いていた。
秒針は止まることは無かった。
電池式にも関わらずここ数年とめどなく動いている。
「もうそろそろ止まるころだろう」そんなことを思いながら時計を見てみるも都合よく止まるはずがなく、ついに私は止まってほしいと思い始めた。
時計を壁から外すと裏の木の板を私ははがし始めた。外すと中の部品や電池のケースが出てくる。
まだ時計は動いていた。
嫌になった私は歯車にティッシュを詰めて押さえつけた。規則正しく動く歯車は強い力で動こうとした。対抗してより強い力で押さえつける。ギシギシと鋭い音をあげていた。
こんな小さい物よりも私の力の方が強い、負けるはずがない。
指の表面が抉れていくようで暑くて痛かった。指を好感しながら歯車を止めようとする。
ついにはバキッと音を立てて歯車は根元から壊れてしまった。
「直すべきか捨てるべきか」
私は直すことを決心した。壊れた歯車は捨てて新しいのを用意する。幸いにも壊れたのはこの歯車のみ、交換すればはめ込むだけだった。
煩いので電池をのけて一つ一つ歯車をはめ込んでいく。
時計の中は小さい歯車ばかりだった。それは多い歯車で補うことができる。私は小さい歯車達を捨てて大きいのを取り付けた。
最初は合わなくて耳に響く嫌な音がして私は耳を塞いだ。
けれど数分しないうちにしっかりと戻すことができた。
確認のために電池を入れて上手に動けば外した。
時計は何の支障もなく動き始めた。
____________________
訳の分からない話をごめんなさい。
ある企画に参加させていただいたのでそれに似合った話を描かせていただきました。
専門的なことは分からないので想像して書きました、お許しください。
本題に入りますが私は一人一人を歯車に例えて考えています。
強い人は大きくて主軸を持っている。リーダー的存在。
弱い人は小さいけれど繋げることができる。欠かせない存在。
平和だということは歯車は問題なく回っているということ。
喧嘩や争いの時は、勝手に逆回転でもして回らなくなったということ。
そして、一つの歯車だけが他と合わせても動きはしないということ。
解釈ですがね…
考えることは楽しいですよ。
そうだったんですね。丁度良い機会をご提供できたようで良かったです。
ありがたいお言葉です…!たまに唐突にわけのわからないことを始める人なので生暖かい目で見守っていてくださいまし()
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