あの日の僕らは。暗殺教室【小説】

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最高ランク : 67 , 更新: 2016/03/25 5:38:24

「バッカみたい!!」

教室中に鳴り響いた声…
これは、速水の?
でも、この声はいつもと違って泣きそうな…

「わ、私は…ただ…ただ…」

雫がだんだん床に落ちていく…

「いや、ごめんね!…」

原因は中村みたいだ…

「…別に、いいわよ」
「本当にごめんねっ!」
「私もカッとなりすぎちゃったわ」
「…ごめんね」
「…別に中村さんが悪い訳じゃないもの、私が…っ…」

なにがあったんだろう…

「中村どうしたんだ?」
「いやぁ……」
「教えてくれ」
「いやね、速水さんがね捨て猫を拾っちゃってさ、家じゃ飼えないから私が飼ってたんだけど」
「けど?……」
「………逃げ出しちゃったんだ」
「……」
「よく分からないけど、何かの音に怯えたらしくて、捕まえようとしたけど無理でさぁ」
「……」
「……中村顔が歪んでるぞ」
「…元々だよ?…あぁ…速水さんに嫌われちゃったかなぁ…」
「速水は大丈夫だと思う、中村は?」
「え?…」
「中村は大丈夫か?」
「…うん、平気だよ」

俺は、ちゃんと見逃さなかった
中村の目には泣き腫らしたあととくまが濃いメイクで、結構隠されていたこと
手がカットバンだらけなこと
























私がいけない
中村さんは全然悪くない不可抗力だ
目をちゃんと見たとき、泣き腫らしたあとがあった
多分、自分のせいと自分で自分を責めたんだろうか、、
くまができているのは、寝不足してまで探してくれたんだろう
手も傷だらけだったし…

「バカじゃないのよ、私っ…」


これじゃあ、昔と変わらない


























「りゅうちゃん、りゅうちゃん!」
「フニャァー」
「ふわふわ、してるぅ…」
「ふにゃふにゃぁ」
「りゅうちゃんは、可愛いね!」

昔、りゅうちゃんと言うなの猫を飼ってた
いつも、親は仕事ばかりで構ってくれない親達の代わりがりゅうちゃんだった

よく、昔はりゅうちゃん、りゅうちゃんと呼んでいた…
だけど、ある日

「凛香、このテストの点はなに?」
「それは……」
「ハァッ……あんたみたいのが、子供だと思うと辛いわ…はい、明日から毎日此処に通いなさい」
「毎日!?」
「あたりまえじゃない!文句言うならこの家から出てきなさい」
「…はい」

元々コミュニケーションが苦手だから学校に友達なんて一人もいなかった

りゅうちゃんが、学校に来てくれるのだそれだけで嬉しくて、嬉しくて……

なのに、塾なんて……
私に無理、私は……

その時、無理にでも断ればよかったのに……バカよね……


それから、塾に入った私は

「凛香ちゃん!このテストの答え教えて」
「…うん、ここは問Aと同じことをするんだけど…」
「うんうんっ…あ、こういうこと?」
「そうじゃなくて、xとyを……そう!」
「よっしゃ!先生に見せてくるね」
「凛香ぁ!」

「はぁーい!」


人気者になっていた

元々要領がよかったのか勉強がスラスラと頭のなかに入ってきた
塾にも学校にも友達ができて、人気者!
私は楽しくて楽しくて堪らなかった



「ふにゃぁっふにゃふにゃ!」
「……」
「ふにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
「うるさいなぁっ!」

だから

「ふにゃっ…」
「今、あんたなんかに構ってる暇なんてないのよ!」
「…」

りゅうちゃんは

「……ふぅ、終わった…りゅうちゃん?」

「りゅうちゃん?どこに隠れてるの?」

「りゅうちゃん!?どこ、りゅうちゃん!?」

死んじゃったんだ

「りゅーちゃぁーん!どこーーーー!……」

そのあと、私は外に出た
玄関でればりゅうちゃんがしんでいた
よほど苦しんでいったのだろう、泡を吹いていた



いつも、隣にいたりゅうちゃん
私をいつも支えてくれたりゅうちゃん
親の代わりに一緒にいたりゅうちゃん


りゅうちゃんがいたから、私は寂しき思いしなかったのに

私のせいで寂しい思いさせて
バッカみたい………

それいらい、私は猫を飼えなくなった
両親がどれ程飼ったもいいと言われても飼わなかった
いつか、りゅうちゃんが………しんだりゅうちゃんが帰ってきてくれるとしんじて……
























そして、私は猫を拾ってしまった
りゅうちゃんにそっくりだった

だけど、、やっぱり怖くて………
中村さんに無理矢理頼んで預かってもらった…


「ほら…」

この声は千葉?…ハンカチ?

「ありがと…」



そのあと、無言が続いた




そしたら、急に



「……俺は、隣にいるからさ」

多分、ただ思ったことを言ったんだとおもう


ただね

私には、その言葉が嬉しすぎて涙が出ちゃうよ




その時、少女の心の中には暖かくて、優しい……新しい風が吹いていた

カルナ@渚大好き!


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んなあああああ!!!!!!←
良い話すぎる……(T ^ T)
千葉くんめっちゃイケメンやんか……(T ^ T)
速水ちゃんもいるしっ!!!!!!
ありがとう!!!(((o(*゚▽゚*)o)))


izumizumi0214
2016/03/25 6:50:18 違反報告 リンク


どーいたしまして!他になんか、リクエストあったら、いつでも、いってね!

カルナ@渚大好き!
2016/03/25 7:18:34 違反報告 リンク


うん!ありがとう!!!
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


izumizumi0214
2016/03/25 7:20:19 違反報告 リンク


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夢のはなし
2016/05/14 7:08:42 カルナ@渚大好き! 1

例えば人はいつまでも笑っていられるなら どれだけ幸せなのだろうか 例えば...


好きだった
2016/05/14 5:45:30 カルナ@渚大好き! 3 2

皆には好きだった人はいるのかな わたしには、好きだった人いたんだ だけど...


拝啓 【ためしがき】
2016/05/11 5:27:06 カルナ@渚大好き! 3

この手紙 君が読んでる頃には 僕はもう、君の前からいないでしょう 探さ...



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