お話

お話 閲覧注意
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:2896 hit

最高ランク : 1 , 更新: 2020/03/12 23:01:55

「湊真」のお話。
重いかも。
今日3個投稿するかも。
ごめんなさい。


俺のトラウマに漬け込む話。
















昔、俺には親友がいた。
そいつは、男で。
名前は「渚」にしておきましょう。
あいつのペンネーム。


そいつは男。
でもどこか女の雰囲気のある、儚い人だった。

親友だった。
体操の教室で出会って。
大好きで。


終わったらお菓子一緒に食べて。
ポケモンして。
こっそり寄り道して。
図書館で一緒に本読んで。
喧嘩して。

本当に楽しくて笑いが絶えなくて。

もう、一種の恋愛感情だったのかも。

あるとき言われたの。

「もうこんなの嫌」って

「え?」って聞き返したら「私は男じゃなかった」って


詳しく聞く気力もなくて「俺帰る」って帰っちゃって。
渚は「またね」って。



「またね」なんてもうこなかったんだよw



その次の週から、渚は来なくなって。

同じ学校の子に聞いたら「学校も来なくなった」って。



なんで話を聞いてあげられなかったのかなって。

もっと手があったはず。

こんなゴミクズでも助けられた。


今でもその言葉の詳しい意図はわかんない。

ただ、数年前でも覚えてる。





「私は男じゃなかった」






その後。

歌い手の「莉犬」くんが性同一性障害を公表。

色んな人が次々に告白をしだした。


大半はきっと莉犬さんの想いに勇気を貰って言った人だったと思う。

でも、俺の友達は違った。


今まではおしゃれがすきなただの女だったのに、
「男って可哀そうwww」って言ってたのに。




「私、本当は男なんだ」

って。



何を言ってるの?
折角性が一致してるのに。
苦しんでる人がいたのに。
それを知らないのに。

って。


それは、きっと俺だけが持てる感情だと思う。


でもさ、思ったの。

「俺、汚いな」って。


だってさ、本当かも知れないのに勝手に「嘘」って決めつけるんだよ?
クズじゃん。


そこから自分がもっと嫌いになった。


そして、そういう人を見たら怖くなった。
鳥肌が立つ。
歯がかみ合わない。
無意識に涙が出てくる。
渚を思い出すようになった。
足が震える。


怖いんだよ、もう。

だれも傷つけたくない。

友達を本気で救いたい。


嘘を大量について救おうとしたこともあった。

でも、言われるのは「嘘つきのゴミカス」

駄目じゃんwww

救うどころか俺が怒られててwwww

だっさwwwww





まあ、そんだけ。
おれのただのエゴの話。

湊奈@罰ゲーム中


投稿を違反報告 / ブロック



友達を救いたいのなら、
まずは自分を救わなきゃ。
きっと、湊真ならできるよ。
なんて、私も出来てないから偉いことは言えないけど


ziploc
2020/03/13 1:48:50 違反報告 リンク