プライドもサクセスもありはしない（Gレコネタバレ）

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前あげてたやつ（市川雛菜ちゃん）を背景もまとめてぬりまみた

Gレコの劇場版Ⅴ、みてきました。
やっぱおもろいやんか･････････････
後公開初日の一番始めの回ということで劇場内かなり埋まってた（うれしい）。
そ、それにしても、、年齢層高いのんな、、

部分的にネタバレ含むんで注意（映画観る人いるのかしらんけど）

正味ちゃんと予習をしなかったおかげか僕の理解がやはり追いつかないところはあったので
にわか感想です。

TV版との違いあんまわからんかったけど
明確な改変はノレドがベルリ君の跡を追って合流するってやつ
あれずるいめちゃめちゃいい〆だし砂漠にふたりの野宿、満点の星空で終わるってちょっと美しすぎて･････････････

今更だけどやっぱパーフェクトパックという性能を「自らの意思で」抑制させて戦ってるベルリ君、ほんとにいい
どこぞの新聞紙で富野カントクは「自分が正解の最高権力者（？）になったら世界から核兵器を根絶させます」
ゆうてたのを思い出した「人の想像力を後退させる絶対的な暴力の発明」に対して明確に批判するスタンスは一貫してると思う
ブレンパワードでも「こんなもの（核ミサイル）なくったって、人は生きていけます！」とか核をデブリ避け（だったっけ）の為に使うロランくんとかその辺りのメッセージは一貫してるよなぁと思って感慨深い･････････････

パーフェクトパックの実力行使も
「持てる力の使いどころを誤ったものに対して諫めるように使う」やり方なのがいいなぁって思う（5部だとVSガイトラッシュ、カバカーリー）
ベルリくんの戦場のやり取りでのバランス感覚は地球から月、金星と旅立ってきたから故なのだと思うその辺はすごい説得力を感じる

Gレコ、内容がギチギチで見るの疲れるところあるけど
すごく快活な作品だから観終えた後の晴れやかな気持ちはすごいある

後パンフでも語られていたところだけど
アイーダさまとベルリくんの成長の方向性が違うのいいなぁってなる
世界に対する見聞を自分の足で踏んで深めようとするベルリくん
自分の立場ゆえの発信力を活かそうとするアイーダさま
めちゃいい

それにしてもこないだ進撃を読み終えたばかりなのもあって
ヒューマニズムの違いがすごい味わい深い…

この二作品の違いは
「圧倒的な力の存在を行使できる状況にあって、それを実行するか否か」
というところにある気がした
地ならしとパーフェクトパック
進撃、地ならしは実行しちゃったしね…
一方でパーフェクトパック、能力的に使用はしたものの全面的な開放はしていないもしかしたらベルリくんもちょっとでも違う運命をたどってパーフェクトパックに乗り込んでいたらフォトントルピードや全方位レーザー等、大量殺戮の為に効率的な戦法をとったのやもしれない…と考えるとゾッとしますね。

てかこれ唱える人全然いないのが超意外なんだけど

まじで進撃の構造って実質ガンダムだとずっと思ってるんだよね
なんならロボットアニメの系譜だといっていいとすら思う

巨人の存在はモビルスーツだし 9つの巨人は中に人がいるあたりもかぶる
個々人の人間性を対等に掘り下げたり人間対人間、善悪二元論では決して捉えない、という辺りもマジでガンダムだと思う

諌山先生がマブラヴすこいうてたからむしろマブラヴが原型なのかもしれないけどそれはそうと構造的にはガンダムみを感じるなぁってなってる（比較がどうでもよすぎる）
ロボもの漫画にしなかったていうのはほんと正解ですよね、、、
鎧の巨人はその名残なのかもしれんけど

なんかめっちゃ脱線しちゃった。。。。

それはともかくGレコなんかすごい子供ができたら魅せたい作品みたいな感じがすごいするジブリかな？

あんま比較してどうのみたいな言うのアレなんすけど、
ヒューマニズムを追及するうえで解像度が高いままシビアの極致までしっかり辿って噓偽りなく描写してる誠実さがすきで（その結果 90年代にうつ病？統合失調症？なったらしいですが）宮崎富野庵野とかよく言われるけど自分はいちばん富野成分を濃く受け継いでる。。。こんなこと人との会話で言えないけどね。。。トミノ成分濃い年代って本来僕より上の年代だし。。。
てかそう考えると諌山先生ってよく鬱病にならなかったな･････････････

ただ踏み込みすぎってタブーというか言いすぎでは…？みたいに思われるの怖くて自創作では意図的にセーブしてるところがある