【死ネタ】地底で消えた星

東方 小説 死ネタ
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:205 hit

最高ランク : 20 , 更新: 2020/01/07 4:14:56

いつかpixivに上げようと思っている小説の下書きです。死ネタを含む拙い文章ですが、お楽しみ頂けると嬉しいです。5行先から小説です。






地底....嫌われものの妖怪が集まる場所。
そんな地底にスタッと軽い動きで箒から降りる少女が一人。

「ふぃー....さとりの書く本、魔導書じゃないだろうが楽しみだぜ。」

地底に佇む地霊殿。そこの主が古明地さとりなのだが、彼女が本を書いていると聞き、泥棒稼業の霧雨魔理沙はいてもたっても居られなくなった。
そこで地霊殿へ乗り込み、堂々と本を借りて行こうと言う。
人の心を読める存在が書く本....自分を切り開くヒントになるかもしれない。

「おーい、いるかー?さとりー」

どうやら主は留守にしているらしい、警備が緩いもんだ、そう思いながら堂々地霊殿へと侵入した。

「....静かなのはいつものことだが....猫の声も聞こえん、まぁ都合が良い、本を頂いてくぜ....


魔理沙はさとりの本に手をかけようとする。
その時黒いモヤが魔理沙の体の自由を奪う

「かかったな、人間」
「!?」
「って、白黒の魔法使いもどきではないですか...罠が無駄になった。」
「驚かせんなよさとり....罠だぁ?何のためにそんな物騒なもん」
「紅白の巫女です、彼女は強いですから..」

その言葉を聞くと、魔理沙の表情が曇る。
それを見たさとりは魔理沙の心を探った
【霊夢になにかするつもりか?こんな姑息な罠で】

「姑息...ですか、そうですね、ここまでしないと彼女は頼まれてくれませんし....。でも貴女も強い、巫女の代わりになっていいわ。」
「私がお前の企みに協力して、霊夢は何もされないのか?」
「ええ、保証します。....地底の妖怪のストレスが軽くなるなら」
「...........は?」

魔理沙の周りを地底の妖怪が囲う。
一角の鬼、病原体を操る蜘蛛、釣瓶落としに嫉妬の橋姫......その威圧に魔理沙は思わずひゅっ、と声にならない悲鳴を上げた。

“ストレスが軽くなるなら”

自由がこれからどうなるのかを想像しガクガクと体を震わせた魔理沙に多くの拳や弾幕が向けられた........

__________________________________________

「魔理沙...ご飯よ」
「....................」
「もう、いつまで黙ってるのよ。」

魔理沙が霊夢に地底から助け出されて1週間、目覚めた魔理沙は目が虚ろになり、何も話さなくなった。
2週間目、霊夢が魔理沙を引き取った。魔理沙は神社の隅で膝を抱えるだけだった。
3週間目、今日も魔理沙は何も話さなかった

「今日はご飯に鮭よ、和食好きでしょ」
「......む.....」
「何?もう慣れたけどしっかり話しなさいな」
「ごめ.....れい...む」

4週間目、魔理沙の第一発声だった。霊夢は魔理沙を抱き締めた。

「しっかり話しなさいよ、前みたいな減らず口で魔法の自慢しなさいよ...前みたいに鬱陶しく話し掛けてよ...魔理沙...」

5週間目、霊夢は始めて泣いた。4週間目で耐えた物が溢れた。

6週間目、魔理沙は地底での傷が原因で、死んだ。

「......魔理沙、私..のせいよね」
「霊夢さんは悪くありません....」
「魔理沙が最後に言った言葉、何か分かる?さとり。」
「........」

さとりはうつむいた。
自分が悪いのだから

“さとり.....ごめん....な”

周りの罵倒でなく、霊夢の心から読み取ったたった1行に大きな責任を持ちながら、さとりは麻縄に首を通した。

__________________________________________

ほのぼのしたかったのに死ネタになりました。
百合書きたかったです....さとりさんにも地底の皆にも恨みは無いのですよ....
1000文字を越えてしまっていますし、時間がないのでここまでとさせていただきます。
では。

星夜@絵練習


投稿を違反報告 / ブロック



コメントをするにはログインが必要です : ログイン


ゆるーい絵の無一郎のフリーアイコン
2020/03/10 0:41:58 星夜@絵練習 6 7

自作発言禁止。 コメントとかは必要ないです。 でもコメント貰えたら泣いて喜び...


3/9だから好きなボカロpさん言う。
2020/03/09 9:11:57 星夜@絵練習 4 8

見上げれば恋色の星、星夜です。 イラストはイラログにも投稿しましたアオイち...


自分のお話。
2020/03/08 9:36:53 星夜@絵練習 4

見上げれば恋色の星、星夜です。 今回の話、別に僕は暗いとか思いませんが、暗...



華々しき誕生の日に、愛のある祝福を 雑談 ともぼ 友達募集 短文 雨の日、4月25日の灰猫 誕生日 いいねチャレンジ 御友達募集